監督：ミカエル・ハフストローム
ｷｬｽﾄ：シルヴェスター・スタローン／アーノルド・シュワルツェネッガー／ジム・カヴィーゼル
配給：サミット・エンターテインメント／ライオンズゲート／ギャガ
公開：2014年1月
時間：115分
３夜連続で，“アクション界のレジェンド”と言えるシルヴェスター・スタローン主演の『大脱出』シリーズを紹介。今夜は2014年に公開された第１作。やはりレジェンドのアーノルド・シュワルツェネッガーをW主演に迎え，難攻不落の最新鋭監獄要塞に何者かの陰謀で投獄されたセキュリティの世界的権威が，獄中で出会った謎の男の助けを借り，一世一代の脱獄計画に挑む姿が描かれる。監督は『1408号室』(2008年・ムービーアイ)『ザ・ライト -エクソシストの真実-』(2011年・ニューライン)のミカエル・ハフストローム。
脱獄のスペシャリストであるレイ・ブレスリン（シルヴェスター・スタローン）は，自ら囚人として刑務所に潜入し，様々な手段で脱獄しては警備の弱点を指摘するセキュリティ・コンサルタントの第一人者。ある日，そんな彼のもとにCIAのジェシカ（カトリーナ・バルフ）から民間の極秘刑務所を調べるための脱獄依頼が舞い込む。しかしそれは，彼を陥れる罠だった。
レイが拉致同然に収監された刑務所は，彼の指南書をもとに設計された“墓場”の異名を持つ難攻不落の超ハイテク監獄要塞だった。いよいよ窮地に陥ったかに思われたレイ。そんな彼の前に凶暴な手下たちを率いる囚人たちを束ねるエミル・ロットマイヤー（アーノルド・シュワルツェネッガー）が現れるのだったが…。
“ロッキー”と“ターミネーター”が揃ったらもう無敵に決まってるし，細かいことはどうでもいい！ と思わせられる痛快作。ただ，レイの観察力や手先の器用さがしっかりと描かれていて，“リアル脱出ゲーム”を彩る“謎解き”と“駆け引き”と“サスペンス”も見どころ。
医師の役で登場するカイリー（サム・ニール）がまた，独特のシブさと存在感で酔わせてくれる。
ｸﾀ評：★★★★☆
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