LEGO® ムービー | p・rhyth・m~映画を語る~

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原題:The Lego Movie
監督:フィル・ロード/クリストファー・ミラー
キャスト:クリス・プラット/ウィル・フェレル/エリザベス・バンクス
配給:ワーナー・ブラザース
公開:2014年3月
時間:100分




デンマークの玩具会社のプラスチック製ブロック“LEGO”。誰もが触れたことのある玩具として,更には趣味や表現の手段として,世界的に多くのファンを持つレゴブロックは70年以上の歴史を誇るLEGO社の看板商品だ。現在の平均生産量は,1年間に約200億個,1時間に直すと約230万個だという。

GW特集として2夜連続で,そんな“レゴブロック”を使って描かれた長編3Dアニメーション『LEGO® ムービー』シリーズを紹介。まずは9年前に公開された1作目から。監督は『くもりときどきミートボール』(2009年・コロンビア)のフィル・ロード&クリストファー・ミラー。

そこはレゴで出来た世界“レゴワールド”。魔法使いウィトルウィウス(モーガン・フリーマン)の城に,“レゴワールド”の全てを陰で牛耳る邪悪なビジネスマンのおしごと大王(ウィル・フェレル)が現れ,ウィトルウィウスが隠し持っていた,マスター・ビルダーたちの自由を奪う世界最強の武器“スパボン”を奪取する。視力を奪われながら「いつか黄色い顔の選ばれし若者が奇跡のパーツを見つけ出し,世界を救うであろう」と予言を残すウィトルウィウス。

それから8年半後。ごく平凡な青年工員エメット(クリス・プラット)は,いつもルールをきちんと守り,仕事場でも決められた作業を黙々とこなすだけの平和で退屈な日々を送っていた。ところがある日,何を間違えたか彼は“伝説のヒーロー”と勘違いされてしまう。やがて,おしごと大王の邪悪な企みを阻止する救世主として,ワイルド・ガール(エリザベス・バンクス)やバットマン(ウィル・アーネット)など個性あふれるヒーロー集団と共に,危険な大冒険へ繰り出すハメになるエメットだったが…。

子供向けかと思わせて,現実の社会を反映したかなり大人向けの内容。CGアニメ特有のなめらかさを排して,レゴが積み上がったり崩れたりする様子をストップ・モーション・アニメ風に見せるという遊び心や,“スパボン”などのクスリとさせるアイテムも最高。

かと言って,“大人のノスタルジー”を誘うわけでもなく,色んな意味で「そうキタか!」なエンディング。レゴを主人公にした完璧なアニメという枠さえも超えていくから,大人にも子供にも“刺さる”作品にまとまっている。日本語吹き替え版では,森川智之,山寺宏一,沢城みゆきなど8人の声優だけで全キャラクターを吹き替えている。


映画クタ評:★★★★


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◆シリーズ一覧◆

レゴ ムービー 2』(2019年)


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『LEGO® ムービー』
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