名探偵コナン/天国へのカウントダウン | p・rhyth・m~映画を語る~

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英題:Detective Conan: Countdown to Heaven
監督:こだま兼嗣
キャスト:高山みなみ/山崎和佳奈/山口勝平
配給:東宝
公開:2001年4月
時間:100分




今夜の《夏休みコナン祭り》は劇場版シリーズの第5作目『天国へのカウントダウン』。原作者の青山剛昌が“景色”をテーマに挙げ,第1作目『時計じかけの摩天楼』で工藤新一が脚光を浴びた西多摩市を舞台に,映画『タワーリング・インフェルノ』(1975年・20cフォックス)のようなパニックものを提案したという。さらに黒の組織を劇場版に初登場させ,第3作目『世紀末の魔術師』から登場した灰原哀にもスポットが当てられた。監督はこだま兼嗣,主題歌は倉木麻衣の『always』。

阿笠博士(緒方賢一)や少年探偵団とのキャンプの帰り,西多摩市に新しく出来たばかりの日本一の高さを誇る“ツインタワービル”を訪れたコナン(高山みなみ)。入口で会った小五郎(神谷明),蘭(山崎和佳奈),園子(松井菜桜子)は,小五郎の大学の後輩で,ビルのオーナー兼パソコンソフト会社“TOKIWA”の社長・常磐美緒(藤田淑子)に招待されていたのだ。ビルの最上階では,オープンパーティの準備が進められており,そこでコナンは,日本画家・如月峰水(永井一郎),設計士の風間英彦(小杉十郎太),市会議員の大木岩松(渡部猛),美緒の秘書・沢口ちなみ(久川綾),プログラマーの原佳明(橋本晃一)らを紹介されるが,彼らはどこか胡散臭い。

やがて,大木,原が次々と何者かに殺害され,美緒までもがパーティの席上で命を奪われるという事件が発生する。彼らの死体の側には,いずれも割れたお猪口が残されていた。早速,推理を働かせるコナン。こっそりと怪しい電話をする灰原(林原めぐみ)や,彼女の命を狙って不穏な動きをする“黒の組織”の影がちらつく中,事態は想定外の方向へと向かうのだったが…。

“30秒当てゲーム”が序盤と中盤,そしてクライマックスのキーとして上手く使われている。何も見ずに30秒が計れるか? 思わず試してみたくなり,ストップウォッチ片手にやってみたら“33秒66”だった。


映画クタ評:★★★★


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