名探偵コナン/時計じかけの摩天楼 | p・rhyth・m~映画を語る~

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英題:Detective Conan: The Time-Bombed Skyscraper
監督:こだま兼嗣
キャスト:高山みなみ/山崎和佳奈/神谷明
配給:東宝
公開:1997年4月
時間:95分




今年の【くた★むび】のスタートは3夜連続“コナンくん祭り”から。今夜は劇場版シリーズ第1作目,22年前に公開された『時計じかけの摩天楼』を紹介。監督は2002年までTVアニメ版の監督でもあったこだま兼嗣。主題歌は杏子の『Happy Birthday』。

劇場版第1作目ということもあってか,舞台はコナンたちの住む米花町。連続爆破事件と,新一の誕生日(5月4日)前夜の幼なじみの蘭との恋愛描写を核にした物語となっている。

黒の組織にAPTX4869(アポトキシン4869)という薬を飲まされたために小学生の体となってしまった高校生探偵・工藤新一(山口勝平)は,江戸川コナン(高山みなみ)として暮らし,いつも麻酔で蘭(山崎和佳奈)の父親である“迷”探偵・毛利小五郎(神谷明)を眠らせ,蝶ネクタイ型変声機を使って小五郎に難事件を解決させていた。コナンは自分の体を小さくした黒の組織を追うために,小五郎を有名にして情報を集めていたのだ。

ある日,工藤新一宛てに,日本屈指の有名な建築家・森谷帝二(石田太郎)からパーティーの招待状が届くが,コナンの姿では参加できず,幼なじみの蘭と小五郎に代理を頼む。その直後,街で連続爆破事件が発生。その犯人と思われる人物から工藤新一に爆破予告の挑戦状が届く。正体を隠しながら犯人と戦うコナン。しかし蘭までもが事件に巻き込まれていくのだった…。

全く古さを感じさせないストーリーと映像が素晴らしい。そこには安心するほどに“いつもの”コナンたちキャラがいて,何度見直してもワクワクさせてくれる。同時に,“コナンの根強い人気の理由”を,充分に感じさせてくれる作品。強いて時の流れを語るとすれば,ガラケーと,小五郎の声が第13作『漆黒の追跡者』までの初代担当だった神谷明であること位か。

ファン投票では,今でも常に上位にランクされる秀作だ。


映画クタ評:★★★★


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