シェフ/三ツ星フードトラック始めました | p・rhyth・m~映画を語る~

p・rhyth・m~映画を語る~

メインブログ【くた★むび】



原題:Chef
監督:ジョン・ファヴロー
キャスト:ジョン・ファヴロー/ソフィア・ベルガラ/ジョン・レグイザモ
配給:オープン・ロード・フィルムズ/ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
公開:2015年2月
時間:115分




今夜紹介するのは『アイアンマン』のジョン・ファヴローが製作・脚本・監督・主演で贈るハートウォーミング・コメディ。MCU作品だけでなく,脚本や俳優としての活動キャリアも豊富なJ・ファヴローなので,見る者を安心・安全にストーリーに引き込んでくれる。

ロサンゼルスの一流レストランで総料理長を務めるカール・キャスパー(ジョン・ファヴロー)。人気料理評論家ラムジー・ミッシェル(オリヴァー・プラット)の来店に革新的な新メニューで挑もうとするが,オーナーのリーバ(ダスティン・ホフマン)に却下された挙げ句,評論家にも酷評され,ついに怒り爆発。その一部始終がSNSで拡散してしまい,店をクビになったばかりか新たな働き口もなくなってしまう。

傷心のカールに同情した元妻イネズ(ソフィア・ベルガラ)の提案で,息子のパーシー(エムジェイ・アンソニー)を連れて故郷のマイアミに戻ったカールは,熱々のキューバサンドイッチの美味しさを知り移動販売を始めることに。イネズの元夫マーヴィン(ロバート・ダウニー・Jr)から中古のフードトラックをもらい受けると改装し,パーシーと旧友のマーティン(ジョン・レグイザモ)の3人で,移動販売をしながらロサンゼルスへと大陸横断の旅を続けるのだったが…。

カールの元恋人でソムリエのモリー役にはスカーレット・ヨハンソンまで出演するMCU繋がりが嬉しい。が一方で,ジョン・ファヴロー監督自身の投影や儘ならない“叫び”も感じる。『アイアンマン』が大ヒットしMCUに関わったことの充実感と,彼が本当に撮りたい作品とのギャップ。それらを発散するかのように,低予算で好きなように取り組んだのがこの作品なのだ。

本当に大切なものを見いだしていくカール,ロードムービーの楽しさとソウルフードとラテン音楽のご機嫌なノリ♪ そんな全てが心地よい。


映画クタ評:★★★★


右矢印ジョン・ファヴロー作品まとめ

右矢印ダスティン・ホフマン作品まとめ

右矢印ロバート・ダウニー・Jr作品まとめ

右矢印スカーレット・ヨハンソン作品まとめ

右矢印ボビー・カナヴェイル作品まとめ


カチンコもっとカチンコ
『シェフ/三ツ星フードトラック始めました』
▼お友達ブログ▼