エリン・ブロコビッチ | p・rhyth・m~映画を語る~

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原題:Erin Brockovich
監督:スティーブン・ソダーバーグ
キャスト:ジュリア・ロバーツ/アルバート・フィニー/アーロン・エッカート
配給:ユニバーサル・ピクチャーズ/SPE
公開:2000年5月
時間:130分




現在は環境運動家として活動しているアメリカ人女性エリン・ブロコビッチ。正式な法律教育を受けていないにもかかわらず,1993年にカリフォルニア州の天然ガスと電力供給を行う大手企業PG&E(Pacific Gas and Electric Company)を相手取って集団訴訟を起こし,3億3300万ドル(約350億円)の和解金を勝ち取った女性だ。今夜紹介するのは,彼女の活躍を描いたヒューマン・ドラマ。後に『オーシャンズ』シリーズを手掛けるスティーブン・ソダーバーグ監督がメガホンをとった。

カリフォルニア州モハベ砂漠の小さな町。元ミス・ウィチタの美貌をもつエリン(ジュリア・ロバーツ)は離婚歴2回,3人の子持ちながら無職。職探しに出て採用面接の帰り,信号無視の車に衝突される交通事故に遭った彼女は,引退を控えた弁護士エドワード(アルバート・フィニー)に裁判の弁護を依頼する。ところが,エリンに過失のない事故にもかかわらず,加害者が医師であるのに対しエリンは社会的な信用が低く,証言時の言葉遣いの悪さも災いして,金目当ての当たり屋とまで相手側に匂わされ,敗訴してしまった。

事故で負傷した上に賠償金を取ることもできず,貯金も尽きかけたエリンはエドワードの法律事務所へ押しかけ,勝てる裁判で負けたのだからと仕事を斡旋するように要求。半ば強引に彼の事務所でアシスタントとして働き始める。すると書類整理中に不審なファイルを見つけたエリン。調査した結果,大企業の工場が有害物質を垂れ流しにしている事実を突き止めるのだったが…。

実話ということもあり,ややサスペンス不足な展開だが,パワフルでコケティッシュで,なのに母性も匂わせるエリンのキャラが見る者を引っ張っていく。隣りに住むバイク野郎のジョージ(アーロン・エッカート)が子供たちのサポートをしてくれる中,邁進していくエリンがカッコいい。第73回アカデミー賞では,ジュリア・ロバーツに主演女優賞をもたらした。

エリン・ブロコビッチ本人も,エリンが子供たちを連れて行くレストランのウェイトレス役でカメオ出演するというオマケ付き。


映画クタ評:★★★★


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『エリン・ブロコビッチ』
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