監督:ポール・キング
キャスト:ヒュー・ボネヴィル/サリー・ホーキンス/ヒュー・グラント
配給:スタジオカナル/キノフィルムズ
公開:2018年1月
時間:103分
前作の2年後に公開された続編『パディントン2』を今夜は紹介。前作にカメオ出演していた原作者のマイケル・ボンドが,続編の公開を待たずに,昨年6月末に91歳で逝去した。訃報を知った多くのファンが,パディントン駅にあるパディントンの銅像にたくさんのマーマレードを供えるほど,イギリス人にとってはこよなく愛されるキャラなのだ。
南米ペルーの山奥からロンドンにやって来た礼儀正しいクマのパディントン(ベン・ウィショー/吹替:松坂桃李)。ブラウン家に家族として迎えられた彼は,今では都会暮らしもすっかり板について,幸せな日々を送っていた。ある日,彼はグル―バーさん(ジム・ブロードベント)の骨董品屋で,世界に1冊しかない“飛び出す絵本”を見つける。その本をルーシーおばさん(イメルダ・スタウントン)の100歳の誕生日プレゼントにしようと思い立ち,代金を稼ぐためにアルバイトを始めるのだった。
ところが,その絵本が何者かに盗まれてしまい,偶然居合わせたパディントンは犯人と間違われ逮捕されてしまう。何と絵本には宝の秘密が隠されていて,盗んだのはブラウン家の向いに住む落ち目の俳優ブキャナン(ヒュー・グラント/吹替:斎藤工)だった。そんなこととはつゆ知らず,ブラウン家の人々はパディントンの無実を晴らすために奔走する。一方,刑務所送りとなってしまったパディントンは、恐ろしい囚人たちと思いがけない友情を築いていくのだったが…。
正統派“モフモフ”の正統派ファミリームービーとして,子供から大人までドキドキできるストーリーとクスッと笑えるシーンがふんだんに詰め込まれている。個人的には“優等生すぎ”な作品に感じるが,大人にも退屈させず,パディントンの目を通して,“挫折”や“嫉妬”をはじめとする様々な人間の描写がされていく点は面白い。
生態的に考えると,クマ暦の1年は人間暦での3~4年に相当することになるので,前作もこの『2』も時間考証をすると不思議なことだらけになるのだが,とにかく細かいことは気にせず,パディントンの周囲で起きるコミカルでハートウォーミングな物語に浸ってみてほしい。
ブラウン家のヒュー・ボネヴィル(吹替:古田新太),サリー・ホーキンス,マデリン・ハリス,サミュエル・ジョスリン,ジュリー・ウォルターズをはじめ,ご近所さんたちも続投。メアリー(サリー・ホーキンス)の吹替は,スキャンダルのせいか,前作の斉藤由貴から石塚理恵に変更されている。
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◆シリーズ一覧◆
『パディントン』(2016年)