X-MEN2 | p・rhyth・m~映画を語る~

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原題:X2
監督:ブライアン・シンガー
キャスト:ヒュー・ジャックマン/パトリック・スチュワート/イアン・マッケラン
配給:20世紀フォックス
公開:2003年5月
時間:135分




前作の3年後に公開された続編。公開直前に『X2: X-Men United』と副題付きの宣伝がされていたが,いつの間にか『X2』だけに戻されてた。ちなみに,幻の副題付きの邦題は『X-MEN2/進化の始まり』と,全く内容とそぐわないものだった。

ニューヨークのリバティー島を舞台にした最終決戦で野望を阻止されたマグニートー(イアン・マッケラン)は,プラスチック監獄で囚われの身となっている。そんなある日,ホワイトハウスで,瞬間移動能力を有したミュータント,ナイトクローラー(アラン・カミング)による大統領暗殺未遂事件が発生する。この事件を知ったX-MENのリーダー,プロフェッサーX(パトリック・スチュワート)はメンバーのジーン(ファムケ・ヤンセン)とストーム(ハル・ベリー)にナイトクローラーの捜索を命じる。

そのころアメリカ政府は対ミュータント対策本部顧問のウィリアム・ストライカー(ブライアン・コックス)を呼ぶ。元陸軍司令官で,ミュータントへの生体実験を噂されている大富豪のストライカーは,まずX-MENの本拠地“恵まれし子らの学園”にいるミュータント全員の摘発作戦を計画。マグニートーに面会にやって来たきたプロフェッサーとスコット(ジェームズ・マースデン)を拘束する。

一方プロフェッサーの情報を元にアルカリ湖に向かったローガン(ヒュー・ジャックマン)は,空振りで学園に戻った夜にストライカーの部隊による学園への襲撃を受ける。数人の生徒が拘束される中,ローガンは辛くも生徒のローグ(アンナ・パキン),ボビー(ショーン・アシュモア),パイロ(アーロン・スタンフォード)の3人と共に脱出。同時期にマグニートーも部下のミスティーク(レベッカ・ローミン=ステイモス)の協力で脱獄に成功する。

ローガンたちはナイトクローラーを発見したジーンらと合流し,プロフェッサーの救出を決断。途中でストライカー打倒を目的に行動を再開させたマグニートーやミスティークと合流し,ストライカーが根城とするアルカリ湖のダムを目指すのだった…。

超人的な能力を持つミュータントたちに内在する苦悩。偏見と憎悪をもってそれを操り,撲滅しようとする人間の策略。そしてウルヴァリンの生い立ちの断片。見応えのあるシーンはあるが,前作からの伏線や謎はむしろ混沌とする。シリーズを膨らませるための戦略と言えばそれまでだが,見終わった後に残るモヤモヤ感。もう少し位,個々のキャラの過去ネタに触れてくれると,感情移入できた気がして残念。


映画クタ評:★★★★


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