原題:Star Wars Episode II: Attack of the Clones
監督:ジョージ・ルーカス
キャスト:ユアン・マクレガー/ナタリー・ポートマン/ヘイデン・クリステンセン
配給:20世紀フォックス
公開:2002年7月
時間:143分
『エピソード1/ファントム・メナス』の3年後に公開されたシリーズ5作目。舞台となるのは前作の10年後の世界で,青年となったアナキン・スカイウォーカー役に新鋭ヘイデン・クリステンセンが大抜擢された。また,この作品からヨーダも完全CGI(3次元コンピュータグラフィックス)で表現されるようになったり,長編映画では初めての全編デジタル撮影など,映像革命の先駆となった作品とも言える。生身の人間が出演するシーンは全てグリーンバック合成で撮られている。
青年へと成長したアナキン・スカイウォーカー(ヘイデン・クリステンセン)はオビ=ワン・ケノービ(ユアン・マクレガー)の指導の下,フォースの力を習得し優秀なジェダイの騎士となる修行に励んでいた。その頃,銀河元老院では,ドゥークー伯爵(クリストファー・リー)の画策により,数百もの惑星が一斉に共和国からの脱退を宣言する。これにより,ジェダイだけでは銀河を統治できないと判断した元老院では,クローン軍隊の是非を問う重要な投票が行われようとしていた。
この会議に出席するため惑星コルサントを訪れたナブーの元女王パドメ・アミダラ(ナタリー・ポートマン)は何者かに命を狙われる。パルパティーン最高議長(イアン・マクダーミド)がオビ=ワンとアナキンをアミダラのボディーガードとして任命。再び現れた刺客ザム・ウェセル(リーアナ・ウォルスマン)が口封じに殺された凶器から手掛かりを得て,惑星カミーノへと向かうオビ=ワン。カミーノで亡きジェダイ・マスターのサイフォ=ディアスが10年前に極秘裏に生産を依頼していたクローン・トルーパーの大軍隊を視察し,その遺伝子ホストであるジャンゴ(テムエラ・モリソン)こそがザムを消した賞金稼ぎであると判明する。しかしオビ=ワンは,ジャンゴの捕獲に失敗。逃亡したジャンゴを追って惑星ジオノーシスへ。
一方,初の単独任務としてパドメの護衛を任されたアナキン。ひと時のナブーでの平穏の中,2人は愛し合うようになるが,ジェダイの掟は“誰かを愛することは執着心を生む”とし,それを禁じていた。母シミ(ペルニラ・アウグスト)の悪夢にうなされるアナキンは,パドメと共に故郷タトゥイーンへ行く。しかし母は盗賊タスケン・レイダーに誘拐されていた。ようやく見つけ出した母が自分の腕の中で息を引き取り,怒りと苦しみを抑えきれないアナキンは,盗賊を部族ごと殺してしまう。
オビ=ワンは,ジオノーシスでシス卿のドゥーク―伯爵に捕まり,その後救助に来たアナキンとパドメも揃って闘技場で怪物に処刑されることに。間際のところに救援に現れたメイス・ウィンドゥ(サミュエル・L・ジャクソン)の率いるジェダイ軍団もドロイド軍の圧倒的な物量の前にひれ伏す。そこにヨーダがクローン軍を率いて登場。こうしてクローン大戦が勃発したのだった…。
ルーカスに「少年のような雰囲気と共にダークな一面も持っているから」という理由でアナキン役に起用されたヘイデン・クリステンセンだが,個人的には『エピソード1/ファントム・メナス』の少年期(ジェイク・ロイド)の可愛らしい印象が強すぎて,イマイチ好きになれないし,それ故にパドメが不憫でならない。逆に,見る者のそんな感覚まで計算上のキャスティングなのだろうか。アナキンとパドメがナブーの空港に着陸するシーンの左端に,ミレニアム・ファルコンと,同型の船があったりする宝探しもお楽しみ♪
クタ評:★★★★☆
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