スター・ウォーズ/フォースの覚醒 | p・rhyth・m~映画を語る~

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原題:Star Wars: The Force Awakens
監督:J・J・エイブラムス
キャスト:ハリソン・フォード/マーク・ハミル/キャリー・フィッシャー
配給:ウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズ
公開:2015年12月
時間:136分




新年の【くた★むび】は,先月公開の話題作からスタート。とはいえ,実は玖妙,このシリーズはあんまり得意でなくて,劇場で観たのは2012年に3D化された『エピソード1/ファントム・メナス』(20世紀フォックス)のみ。この作品の予習として,手元に眠っていた前6作のソフトをガッツリ見直して新作に臨んでみた。

舞台は『エピソード6/ジェダイの帰還』(1983年・20世紀フォックス)から約30年後。最後のジェダイであるルーク・スカイウォーカー(マーク・ハミル)が姿を消した後,銀河帝国の残党により組織された“ファースト・オーダー”は,再び銀河に脅威をもたらしていた。ルークの双子の妹であるレイア・オーガナ将軍(キャリー・フィッシャー)は独自の軍事組織“レジスタンス”を結成し,ファースト・オーダーに立ち向かうためにルークを探していた。ルークの所在が記されている地図を手に入れたレジスタンスのポー・ダメロン(オスカー・アイザック)は砂漠の惑星“ジャクー”でファースト・オーダーに捕まるが,直前にその地図を自分のドロイドBB-8に託す。

ジャクーでポーの捕獲作戦に参加していたファースト・オーダーのストーム・トルーパーの1人フィン(ジョン・ボイエガ)は,あまりの残虐さにファースト・オーダーの存在に疑問を持ち,ポーと共にファースト・オーダーのファイナライザー(スター・デストロイヤー)から脱出するが,ジャクーへ不時着し,ポーとはぐれてしまう。やがて,砂漠のオアシスでレイ(デイジー・リドリー)とBB-8に出会うフィン。BB-8を捕らえに来たファースト・オーダーに襲われた彼らは,近くにあったハン・ソロ(ハリソン・フォード)の宇宙船ミレニアム・ファルコンに乗り込みジャクーを脱出するのだか…。

ジョージ・ルーカスが『スター・ウォーズ』シリーズで近代映画にもたらしたVFX技術は,革新的で賞賛されるものだったと思う。けれど残念ながら個人的には,オンタイムでその感動に触れることはできなかったし,ハリソン・フォードと言えばハン・ソロってよりもインディ・ジョーンズな世代。ソフトで出会った『エピソード4/新たなる希望』(1978年・20世紀フォックス)では,40年前の映像技術の限界とストーリーの粗さが気になってしまった。

そのせいか,この新作でも,世界的な好評価やオープニング興収記録のニュースの割に,「明白な善と悪」「家族や愛と喪失」というシリーズの持つテーマの古さや,最新のVFX技術と新キャストによって作られた『新たなる希望』のリメイク感だけが残ってしまった。

序盤の構成は好みだし,トータルでも悪くないし,3D的な見応えもあるんだけど,隠居気味なルーカスから,アトラクション構想として引き継いだディズニーが『M:i:III』の監督を担いで作らせた新3部作の始まりとしては,やっぱ弱い気がする…。


映画クタ評:★★★★


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