トランスポーター | p・rhyth・m~映画を語る~

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原題:Le Transporteur
監督:ルイ・レテリエ/コリー・ユン
キャスト:ジェイソン・ステイサム/スー・チー/マット・シュルツ
配給:アスミック・エース
公開:2003年2月
時間:93分




『トランスポーター イグニション』を観てきたら,やっぱシリーズを語りたくなったので4夜連続で紹介。まずは,劇場公開後にDVD化されてから人気が出たという,ジェイソン・ステイサム版3部作の第1作目。

南仏に暮らすフランク(ジェイソン・ステイサム)はプロの運び屋。“契約厳守”“名前は聞かない”“依頼品は開けない”という3つのルールの下,高額な報酬と引き換えにワケありの依頼品であろうが正確に目的地まで運ぶ。この日も依頼品である3人の強盗犯を愛車に乗せ,追走する警察を見事に振り切って目的地に送り届けた。そんなフランクにある組織から新たな仕事が入る。いつも通り車のトランクに依頼品のバッグを積み,目的地へと向かう。が,道中でバッグに不審を感じたフランクは,荷物を開けてしまう。すると,そこには手足を縛られた中国人美女(スー・チー)が入っていた。そして,自らのルールを破ったフランクに,次々と災いが降りかかってくるのだった…。

常に沈着冷静で必要以外に口を開かないフランク。ディオールのブラックスーツとダンヒル・ロンドンのオーダーメイド白シャツに身を包み,クールでスタイリッシュに完璧な仕事にこだわる。愛車のBMW735iは特殊仕様。パスワードなしではエンジンがかからないし,ナンバープレートは瞬時に変更可能。まるで飛ぶように踊るように加熱してゆくカーアクション。さらにキレキレの身体アクション。元特殊部隊で格闘技の達人は,時にオイルでヌルヌルになり,敵に捕まれないようにして,次々と敵を倒したりする。

小うるさいのに,なぜかシリーズでは一番清楚に感じてしまうヒロインのライ(スー・チー)や,以降レギュラーとなるタルコーニ警部(フランソワ・ベルレアン)とのフランス的な掛け合いも面白い。

ストーリーの細かい部分は気にせずに,フランクの男の色気とアクション満載の90分に身を任せると,やっぱ続編を見たくなる。


映画クタ評:★★★★


右矢印ルイ・レテリエ作品まとめ

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◆シリーズ一覧◆

トランスポーター2』(2006年)

トランスポーター3 アンリミテッド』(2009年)

トランスポーター イグニション』(2015年)