テッド2 | p・rhyth・m~映画を語る~

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原題:Ted 2
監督:セス・マクファーレン
キャスト:マーク・ウォールバーグ/セス・マクファーレン/アマンダ・セイフライド
配給:ユニバーサル・ピクチャーズ/東宝東和
公開:2015年8月
時間:115分




前作から2年半ぶりとなるテッド。前作大ヒットの恩恵か,ボロボロだった体は何だか少し小綺麗になってる感じ。オープニングのラインダンスの完璧なステップに感動するものの,見た目の可愛さに反比例する中身の下品さや,口の悪いエロ親父加減は健在で安堵する。

命を宿したテディベアのテッド(声:セス・マクファーレン)。人間の少年ジョン(マーク・ウォールバーグ)と友情を育み,一緒に成長し,いまや立派なダメ中年に。そんなテッドも愛する人間の女性タミ・リン(ジェシカ・バース)とついに結婚。幸せを手にしたかと思ったのも束の間,すぐに夫婦の危機に直面してしまう。解決策には子どもが一番と考え,ジョンに協力してもらって子作りに励もうとするが,さすがのテッドにもそれはあまりにも無理な相談だった。その後,養子をもらおうとするが,今度はテッドが人間であることを証明できなければならないという大問題が浮上する。そこでジョンとテッドは,若い美人弁護士サマンサ(アマンダ・セイフライド)の協力の下,テッドを人間と認めてもらうための裁判を起こすのだったが…。

全体的に前作よりもハジけ方が薄かった気がするのは,大衆ウケとヒット狙いか,それとも2年半がテッドとジョンを大人にしたのだろうか。でもそこに麻薬常習者の新米弁護士サマンサが絡んでくる辺りから,ストーリーは,ちょいシリアスなアクションコメディーとしてリズミカルに進行してゆく。下ネタもちろん,この夏ユニバーサルに記録的ヒットをもたらした『ジュラシック・ワールド』や,ハズブロ社までネタにする。往年の名優もアメフトスターもコケにする。これがアメリカン・ユーモア!

後半になり人権派弁護士パトリックの役で何とモーガン・フリーマンが登場。その存在感だけでエンディングに向けた展開にキレが倍増してゆくのは,この〈大人の童話〉に彼がかけたマジックのよう。

昨日から一部劇場では「大人になるまで待てない! バージョン」も公開されているが,ぜひ〈通常版〉で観ることをお薦め♪


映画クタ評:★★★★


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◆シリーズ一覧◆

テッド』(2013年)