【武田】 幸せと成功と

こんにちわ。
内弟子の武田です。

ありがちな、タイトル。。。

何をいまさら、と思うかもしれません。

幸せの基準、成功の基準なんて、人それぞれ。
普通は、そんな風に考えていると思いますし、
確かにそれは真実でもあります。

私が今回お伝えしたいのは、もっともっとシンプルなことです。

「あなたは、幸せですか？」　
「なぜ今、そう（幸せ or　Not）なのでしょうか？」
「では、この先、どうなりたいのですか？」

あなたはこの３つの問いに、
明確にこらえられたでしょうか？

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少し前の話ですが、お付き合いの関係で、
成功者のためのモチベーションアップのセミナーに誘われ、
参加してきました。

内容は、イケイケな講師が成功者とは何かを
自身の成功体験とを交えつつトクトクと語るモノ。

スタートではまず、
彼の持ち物であろう豪奢な一軒家や、高級外車のコレクション、
別荘、ヨーロッパでの家族旅行の写真が、
スライドショーでパシャパシャと映写されます。

次に私の弟子たちはこんな風に成功している！という紹介の後、
数人の弟子たちによるプレゼンがあり、
その講師がいかに素晴らしい人物であるかが語られます。

で、このビジネスで成功するとはこういうことだ！という
モチベーションアップ？の話が少しだけあり、
最後に「次はあなたです！！」というスライドとともに、
ばばーん！と音楽が感動的に流れて終わる、
そんなセミナーでした。

とどのつまり、そのネットワークビジネスをやらないか、という
勧誘のためのセミナーなのですが。。。

講師の熱弁に私はついていけず、
ただただ キョトンとして会場の隅っこにいました。

ところが、講演会が終わった瞬間、
100人を超えるセミナー会場は、涙を流すほどの大熱狂！

割れんばかりの拍手喝さいがいつまでも鳴りやまず、
嗚咽して泣いている人もいる次第。

確かに、セミナーの構成は素晴らしいものがあり、
人に何かを訴えるとはこういうことか！と、とても参考になりました。
が、話の内容は、結局その講師の成功談だけで、
「頑張れば成功できるよ！」と言うだけのものだったように思います。

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このセミナーに行ってからしばらく、考え込んでしまいました。
だって、彼の言う「成功」とか「幸せ」って、
結局「その講師と同じになること」でしかなかったから。

お金を稼げば、オレみたいに好きなことができる。
じゃ、お金を稼ぐためには、何をすればいい？＞＞＞
＞＞＞このビジネスをやればいい！という、ことです。

そのセミナーで行われていたのは、
参加者が「幸せ」であったり「成功」を掴むための内容ではなく、
「講師」が考える「幸せ」や「成功」の定義を、
情動を使って聴衆に「刷り込む」ことだったのです。

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落とし穴と言うか、重要な点は、
この講師の方は、間違ったことを言っていないというコトです。

だって、お金はないと生きていけないし、
どうせ持つなら、たくさん持った方がいい、って普通に考えますし。
お金があれば欲しいものも帰るし、
好きなことができて、今より生活も楽しめる。
そう、間違ってないんです。

ただ、「お金を持つこと」がどういういことかについて、
あなたはどの程度考えられますか？

おかねは、管理しなければなりません。
今よりもお金を管理する手間も神経も使います。
お金を持ってしまったことで、泥棒に狙われる恐怖も味わいますし、
お金を無心してくる友人や親せきが現れるかもしれません。
常に「取られる不安」や「なくなる不安」に駆られるかもしれません。

逆にお金を持ってしまったことで、しばらく贅沢三昧した結果、
使い過ぎてお金がすっかりなくなってしまい、
それでも生活レベルが落とせずに、
お金を持つ前よりも困窮してしまったり。

逆に、そのお金を基金として寄付をしたり、
貧しい国の人々を助けることができるかもしれません。
そして、それは本当にやりたかったことなのかもしれないですよね。

成功だって同じです。

これまでアルバイトだったあなたが、
明日、急に社員が5000人の会社の社長職に抜擢されたら？

引きこもってニートのような生活をしていたのに、
急に華やかな舞台に立ったり、
TVに出演することになってしまったら？

どれも確かに、世の中的には「幸せ」だし「成功者」に見えます。
だけど、ここで聞きたいのは、一般論ではないのです。
「あなたは」どうですか？

幸せや成功は、あなたの中のものです。
社会的な成功が、あなたにとってもたらすものは何でしょうか？

逆に、あなたが求めている幸せや成功は、
いったいどこにあるのでしょう？

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ただ、一つ勘違いしてほしくないことがあります。
経験せずに、可能性を閉じてはいけない、ということです。

例えば、
「えらくなったりお金持ちになるより、
　ひっそりと暮らしている方が幸せだ。」と
思っている人がいたとします。

でも、その人は、一度もお金持ちになったこともなければ、
えらくなったこともないのです。

つまり、今の生活と、
お金持ちだったりえらくなったときの生活との比較が、
この人にはできないのです。

ましてや、
この人が「金持ちなんて！」口調で様々な批判をしていたら、
そこにどんな気持ちがあったとしても、
外の人からはヒガミとしか受け取ってもらえませんよね。

だから、経験せずに「いいや」とか「やりたくない」というのは、
何か勿体ないと思いませんか？

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さて、私の話はここまででおしまいです。

あなたはこれからの人生、
どこに向かって動きたいと思っているでしょうか？
そしてその気持ちや目標は、
あなたにとってどんな結果をもたらしてくれるのでしょう？

意外とありがちな質問、当たり前の言葉の中にこそ、
人生の深みが隠れています。
そして言葉に含まれる意味は、
人生のステージによって変化していくものなのです。

あなたを形作る言葉に、今一度フォーカスしてみてください。
自分でも気付かなかった何かが見つかるかもしれませんよ。