決断できない社長は会社を潰す | 武闘派銀行マンの                   「潰してたまるか!お前の会社」

決断できない社長は会社を潰す

企業再生のお手伝いをさせてもらっていると、つくづく、「経営者の意思決定力は大切だ」と痛感させられます。

先日のことですが、企業再生の準備に入っている会社の社長さんから電話がかかってきました。

「どうも有力社員の何人かが独立を画策している動きがある」

この数カ月の会社の様子に不安を感じた社員たちが、自分たちだけで会社をつくり、仕事を持ち逃げしようと計画しているかもしれないというのです。

そんな不義理を働く社員にも問題はあると思いますが、私は、一番悪いのは社長だと思います。

実は、今回のケースは、再建策として2通りの方法を提示しました。
「どちらにするかは自分で決めてくれ」と最終決断を促したのが2ヵ月前のことです。
つまり、この社長は、2ヵ月も決断できずにいたのです。

企業再生に限らずですが、社員というものは、会社を改革しようとすると、必ず反対します。

なぜ反対するのか?

それは、いろんな意味で「分からない」からです。

これを防ぐ方法は1つしかありません。

社員の反対など気にせずに、先頭に立って改革を推し進めることです。

自分で会社のためになると信じることは、強制しなければ前に進みません。

もちろん、今回の2つの方策には、メリットもあればデメリットもあります。

しかし、だからといって決断できずにいたのでは、社員はますます不安になっていきます。
中途半端にダラダラと時間を過ごすだけでは、社員の心が離れてしまっても仕方ないのです。

良いと信じたことは、強制してやらせてみる。
それが定着すれば、必ず今より結果が出ます。
結果が出れば、誰も文句は言わなくなります。

経営者の仕事は、まずは先頭に立ち、会社の方向をきちんと説明することです。










本日の道場訓


メモ改革は、社長が強制的にやらせないと前に進まない




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起業を志す方であれば、必ず何かのお役に立てると思います。

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