咬む/唸る:くぅ~ちゃん(チワワ 3 避妊済みのメス) | 犬のしつけ-カワノe-ドッグ:相談室

咬む/唸る:くぅ~ちゃん(チワワ 3 避妊済みのメス)

2.犬の名前:くぅ~ちゃん
5.犬種:チワワ
6.犬の年齢:3
7.性別(避妊・去勢):避妊済みのメス
8.入手先:ペットショップ

9.犬の留守番:ランダム
10.1回の留守番時間:10時間以上

11.お散歩デビュー:10ヶ月

12.ほかの犬への態度:
無関心
逃げる
威嚇する
吠える
飼主の後に隠れる
飼主に抱っこをせがむ

13.家族以外の人への態度:
逃げる
威嚇する
吠える
飼主の後に隠れる
飼主に抱っこをせがむ

14.散歩の回数:気が向いたとき

15.散歩の内容:
合計30分 (匂い嗅ぎ、トイレ)-5分 (歩く)--15分 (早歩き)--分 (走る、ボール遊び、犬遊び)10分 (立ち話など)--分

16.家族構成:
・20歳代女性

17.問題行動の内容:咬む/唸る

18.対処の方法:
H声で叱る
Iリードを引いたりコマンドをかける

19.問題行動詳細:
はじめまして。私は行きつけの動物病院の先生より紹介をしてもらいました。

くぅ~は、ここ一年くらいまえから、スーパーなどに入るためにくくっておくのですが、その際に余裕をもってくくっておくと、必ずといっていいほど足に噛み付くようになりました。
やはり、小さくてかわいい犬種なのでみんながよってきますし、触ろうともします。その際も噛み付いてしまうのです。

以前はたまに触ろうとした人に対して威嚇したり、かるく噛み付いたりしたことはありますが、足に噛み付くことはありませんでした。
ひとつ原因として考えられるのは、お散歩中に歩行者に足を踏まれ痛い思いをしたのかな?と言う事くらいです。
お散歩の最中に、スーパーなどに入る際はくくったりしているので、その時知らない間に何か嫌なことをされたのかもしれません。

しつけは、やはり気長にくくりつけた状態から始め、恐くないということをわからせるしかないのでしょうか?
お忙しいとは存じますが、ご返答宜しくおねがいします。

20.レッスンの受講希望:
出来るだけ自分でしつけてみて分からないところだけ受講してみたい
------------------------

カワノe-ドッグトレーナー  田岡


以前から人に対して威嚇する行動が出ていたようですので、元々人が好きではないようですね。
すでに人が好きではない子に対して、トレーニングで人を大好きにすることはできません。それはくぅの個性として受け入れてあげなければいけません。
ただ、人を好きじゃないのは飼い主さんがしっかり分かってあげて、その上で「飼い主さんと一緒に居れば絶対に大丈夫」という意識を持たせてあげる事は可能です。


飼い主さんのおっしゃるとおり、散歩中に何か嫌なことをされると怖がるようになることもありますが、おそらく他の人や犬を怖がってしまう大きな原因は生後10ヶ月から散歩に行かれていますので、社会化の時期に他の人、犬などの家の中では体験できない多くのことなどに十分に慣れていなかったことによって他の人や犬に怖いという気持ちを持ってしまったのでしょう。

くぅの場合、知らない人との接触そのものがストレスになるので、無理に接触させる必要はありません。人も、人付き合いが好きな人とそうでない人が居るように、くぅの場合家族以外の人との交流はあまり楽しいものではないのです。くぅの気持ちを無視して無理やり人に触ってもらったり近付かれたりすると、「飼い主さんは全然自分の気持ちを分かってくれない!」と思ってどんどん自分で進んで威嚇をするようになってしまい、飼い主さんとの関係も崩れてしまいます。
この場合、コマンドに従わせるなど飼い主さんの言う事を聞かせて威嚇しないようにさせる代わりに、その後にくぅにとって怖いことが起こらないように飼い主さんがしっかりフォローしてあげてください。
触ろうとする人や覗き込んでくる人が居たら「ごめんなさい、臆病なんです」などの一言を言って手は出さないようにしてもらってください。それを繰り返し経験することで、くぅは「飼い主さんはちゃんと気持ちを分かってくれているんだ」と気付いて自分で対処しようとしなくなってきます。


お店の前に繋ぐことに関しては、くぅの場合は一切その行為をやめた方が良いでしょう。

くぅはすでに人が嫌いなので、飼い主さんと一緒にいる時はトレーニングで我慢できるようになりますが、飼い主さんの姿が見えなければやはり自分で対処しようとしてしまいます。

また、飼い主さんのいないリアルな状況ではくぅの怖いこと(人に触られること)が実際に起こってしまうので、「怖くないよ」ということを教えること自体が不可能です。飼い主さんの居ない所で起こった怖いことに関しては制御のしようがないので、くぅの場合は外で飼い主さんの居ない所に一頭で残されるという状況を作らないようにしてあげてください。
お店の前というのは必ずしも犬好きの人だけが通るわけではありません。くぅに近づいてくる人はくぅが他の人を怖がるということを知りませんし、くぅを守ってあげられることができるのは飼い主さんだけです。
実際に何かされてしまう危険もあるので、くぅの安全のためにも一人ぼっちにはしないであげてください。