(PART1はこちら
!)
娘「・・・こうまで長くお邪魔させてもらっては流石に悪いですツルきゅん
私は布を織るのがとても得意ですので・・・・もし宜しければ糸を買ってきて欲しいです!ツルきゅん
」
猛吹雪の中、おじいさんはバカみたいに走って糸を買いに町に行きました。
もう、ほんとバカみたいに走ってました。
途中ツーステップを踏む程の「バカみたいさ」加減。
・・・ほら・・・・やはり・・・・・すっ転びましたよ、おじいさん。
全身を強打するほどすっ転びましたよ、おじいさん。
ゴロンゴロン回り捲くってますよ、おじいさん。
でも、笑顔なおじいさん。
・・あら、口から流れているのは・・・・ほら、血ですよ。血ですよ、おじいさん。
すこしして・・・・糸とR-35を大事そうに脇に抱えて家に戻ってきたおじいさん。
猛吹雪の中だったので雪で真っ白です。
じ「ほれ、スターシャ!糸を買ってきたぞよ!」
ば「お疲れ様でしたね、おじいさん。あ、後勝手にスターシャなる名前を付けるのは良くないですわよ。
こんな和風美人な娘さんに。ね、ドブ子さん?」
娘「どちらも違いますツルきゅん
。私の名前は<おつう>で御座います。糸を買ってきていただいてありがとうございますツルきゅん
」
おつうは大層喜んだ。
ツルきゅん
あんまりかわいらしく言うもんだから、おじいさんはつい、こう叫んでしまいました。
じ「ストラスバリウスゥゥゥ!」
一億円するものもある、バイオリンの名前をなぜ叫んだかはさておき・・・・おつうはこう続けました。
娘「もし宜しければ・・・・今からあちらのお部屋をお借りして布を織りますツルきゅん
。
・・・・・ただし・・・・絶対に・・・・絶対に覗いてはいけませんツルきゅん
約束・・・・・守っていただけますかツルきゅん
??」
おばあさんは笑顔でこう言いました。
ば「何を心配しているんだい。うちは貧しくて部屋も狭いが・・・そんなで良ければ喜んでお貸ししますよ。
・・・勿論お前が嫌なのなら私たちは絶対覗きませんしね!
ね、おじいさん?!」
おじいさんはPCで盗撮用カメラをググっていました。
じ「そうだぞよ。その部屋で良ければいくらでも使っておくれ。
私たちに子供がいないから・・・・お前はまるで我が娘のようじゃよ!」
と言いながら、価格ドットコムで最安値を確認した上で盗撮カメラを注文しようとするおじいさん。
おばあさんは故・橋本真也直伝の「水面蹴り」を綺麗に放ちました。
ば「せぇぇぇぇぃぃぃいいやぁぁぁぁ!!!」
「スパ~~~ン!!」
とても和やかなひと時が流れました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
一晩たち・・・・一反、布を織り終えたおつう。
つ「出来ました・・・・。おじいさん、これを売って来て下さいツルきゅん
。それでまた糸を買ってきて頂けません
か?お願いしますツルきゅん
」
おじいさんは、またバカみたいに走って街に布を売りにいきました。
するとどうでしょう!
おつうの織った布は大変美しく・・・大評判!
町の売り場では人手が群がり・・・
ものすごい高値で売れました。
おじいさんはCRエヴァで半分はスって、さらに糸を買っても・・・・凄いお金です。
そしてまた糸を渡し布を織って貰い、町で売り・・・・
たちまち老夫婦は村一番の長者になりました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ある日の夜。
老夫婦の家はまだまだ眠りに着く気配などありません。
ば「つう!おつう!どうじゃ?まだ織り終わらぬのか?先方さんが待ってるんじゃぞ!ハリーアップ!!」
プルプルプル・・・ガチャ!はい、もしもし<布屋ストラスバリウス>です。・・・・今予約が一杯でね・・。
は??そんな値段じゃ5mmもやれねぇよ!!
3mm弱だな!!わかったか!!!
ガチャ!!・・・おつうよ、早く織れや、ドブ子!!」
すっかり調子こくおばあさん。
じ「・・・・おばあさんったら・・。
おつうや、ゆっくりで良いでよ。たまには休んでお茶でも飲んだら・・・」
つ「良いのですツルきゅん・・・後5つ・・・織ります・・・ツルきゅん・・・」
ば「なに、くっちゃべってるんだい!!
織るなら今しかね~え!!織るなら今しかねぇ~え!!がははははは!!
・・・・そうそう!!後もうひとつ・・・「あれ」もちゃんと頼むぞよ!!!がはははは!!」
おばあさんは長淵の格好で歌いながら回ります。
深くため息をつくおじいさん・・・。
じ「・・・・ばあさんや・・・・。」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
今日も機を織るおつう。
じっと売り上げ台帳を見ていたおばあさん・・・・・ふとおじいさんに言いました。
ば「・・・・おい・・・じいさん。・・・・・あの中って・・・どうなってるんじゃろ?」
じ「中?なんじゃい?」
ば「おつうじゃよ!!絶対に覗くな!・・・って一体どうやって布を織っておるんじゃろ??」
じ「・・・知らぬよ・・・」
ば「・・・・見ちゃうか??!!見ちゃうかって!!」
何たる醜態、おばあさん!!
じ「ばばあ!!そこまで落ち腐ったか!!
おつうが見るなって言ってるんだから見なきゃいいだろ!!
・・・お前は金が入ってから・・・・どうしたんだおばあさんや!!??」
声を荒げるおじいさん。
怒り狂うおばあさん・・
瞬時に・・・・
スパ~~~~ン!!からの・・・
ドガ~~ン!!
ば「ふん!こわっぱめ!!お前がおつうのことが好きなのは百も承知よ!!こわっぱ!!」
襖の向こうでは機を織る音ギッコンバッタン・・・・
襖に手をやるおばあさん。
ギッコンバッタン・・・ギッコンバッタン・・・・
ついにおばあさんは・・・・・襖を・・・・・開けてしまった!!
・・・・さあ・・・・襖の中には一体何があったのか!!??
この後この老夫婦はどうなるのか??!!
次回「古坂大魔王的昔話・鶴の恩返し!完結編!!」
お楽しみに!!!!
娘「・・・こうまで長くお邪魔させてもらっては流石に悪いですツルきゅん

私は布を織るのがとても得意ですので・・・・もし宜しければ糸を買ってきて欲しいです!ツルきゅん


猛吹雪の中、おじいさんはバカみたいに走って糸を買いに町に行きました。
もう、ほんとバカみたいに走ってました。
途中ツーステップを踏む程の「バカみたいさ」加減。
・・・ほら・・・・やはり・・・・・すっ転びましたよ、おじいさん。
全身を強打するほどすっ転びましたよ、おじいさん。
ゴロンゴロン回り捲くってますよ、おじいさん。
でも、笑顔なおじいさん。
・・あら、口から流れているのは・・・・ほら、血ですよ。血ですよ、おじいさん。
すこしして・・・・糸とR-35を大事そうに脇に抱えて家に戻ってきたおじいさん。
猛吹雪の中だったので雪で真っ白です。
じ「ほれ、スターシャ!糸を買ってきたぞよ!」
ば「お疲れ様でしたね、おじいさん。あ、後勝手にスターシャなる名前を付けるのは良くないですわよ。
こんな和風美人な娘さんに。ね、ドブ子さん?」
娘「どちらも違いますツルきゅん


おつうは大層喜んだ。

ツルきゅん

あんまりかわいらしく言うもんだから、おじいさんはつい、こう叫んでしまいました。
じ「ストラスバリウスゥゥゥ!」
一億円するものもある、バイオリンの名前をなぜ叫んだかはさておき・・・・おつうはこう続けました。
娘「もし宜しければ・・・・今からあちらのお部屋をお借りして布を織りますツルきゅん

。
・・・・・ただし・・・・絶対に・・・・絶対に覗いてはいけませんツルきゅん

約束・・・・・守っていただけますかツルきゅん


おばあさんは笑顔でこう言いました。
ば「何を心配しているんだい。うちは貧しくて部屋も狭いが・・・そんなで良ければ喜んでお貸ししますよ。
・・・勿論お前が嫌なのなら私たちは絶対覗きませんしね!
ね、おじいさん?!」
おじいさんはPCで盗撮用カメラをググっていました。
じ「そうだぞよ。その部屋で良ければいくらでも使っておくれ。
私たちに子供がいないから・・・・お前はまるで我が娘のようじゃよ!」
と言いながら、価格ドットコムで最安値を確認した上で盗撮カメラを注文しようとするおじいさん。
おばあさんは故・橋本真也直伝の「水面蹴り」を綺麗に放ちました。
ば「せぇぇぇぇぃぃぃいいやぁぁぁぁ!!!」

「スパ~~~ン!!」
とても和やかなひと時が流れました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
一晩たち・・・・一反、布を織り終えたおつう。
つ「出来ました・・・・。おじいさん、これを売って来て下さいツルきゅん

か?お願いしますツルきゅん

おじいさんは、またバカみたいに走って街に布を売りにいきました。
するとどうでしょう!
おつうの織った布は大変美しく・・・大評判!
町の売り場では人手が群がり・・・
ものすごい高値で売れました。
おじいさんはCRエヴァで半分はスって、さらに糸を買っても・・・・凄いお金です。
そしてまた糸を渡し布を織って貰い、町で売り・・・・
たちまち老夫婦は村一番の長者になりました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ある日の夜。
老夫婦の家はまだまだ眠りに着く気配などありません。
ば「つう!おつう!どうじゃ?まだ織り終わらぬのか?先方さんが待ってるんじゃぞ!ハリーアップ!!」
プルプルプル・・・ガチャ!はい、もしもし<布屋ストラスバリウス>です。・・・・今予約が一杯でね・・。
は??そんな値段じゃ5mmもやれねぇよ!!
3mm弱だな!!わかったか!!!
ガチャ!!・・・おつうよ、早く織れや、ドブ子!!」
すっかり調子こくおばあさん。
じ「・・・・おばあさんったら・・。
おつうや、ゆっくりで良いでよ。たまには休んでお茶でも飲んだら・・・」
つ「良いのですツルきゅん・・・後5つ・・・織ります・・・ツルきゅん・・・」
ば「なに、くっちゃべってるんだい!!
織るなら今しかね~え!!織るなら今しかねぇ~え!!がははははは!!
・・・・そうそう!!後もうひとつ・・・「あれ」もちゃんと頼むぞよ!!!がはははは!!」
おばあさんは長淵の格好で歌いながら回ります。
深くため息をつくおじいさん・・・。
じ「・・・・ばあさんや・・・・。」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
今日も機を織るおつう。
じっと売り上げ台帳を見ていたおばあさん・・・・・ふとおじいさんに言いました。
ば「・・・・おい・・・じいさん。・・・・・あの中って・・・どうなってるんじゃろ?」
じ「中?なんじゃい?」
ば「おつうじゃよ!!絶対に覗くな!・・・って一体どうやって布を織っておるんじゃろ??」
じ「・・・知らぬよ・・・」
ば「・・・・見ちゃうか??!!見ちゃうかって!!」
何たる醜態、おばあさん!!
じ「ばばあ!!そこまで落ち腐ったか!!
おつうが見るなって言ってるんだから見なきゃいいだろ!!
・・・お前は金が入ってから・・・・どうしたんだおばあさんや!!??」
声を荒げるおじいさん。
怒り狂うおばあさん・・
瞬時に・・・・

スパ~~~~ン!!からの・・・

ドガ~~ン!!
ば「ふん!こわっぱめ!!お前がおつうのことが好きなのは百も承知よ!!こわっぱ!!」
襖の向こうでは機を織る音ギッコンバッタン・・・・
襖に手をやるおばあさん。
ギッコンバッタン・・・ギッコンバッタン・・・・
ついにおばあさんは・・・・・襖を・・・・・開けてしまった!!
・・・・さあ・・・・襖の中には一体何があったのか!!??
この後この老夫婦はどうなるのか??!!
次回「古坂大魔王的昔話・鶴の恩返し!完結編!!」
お楽しみに!!!!