各塾ごとの模試、と過去問について | お受験ブルーズ

お受験ブルーズ

現役講師がお受験を通じて世間を眺めています。
大手塾勤務→独立→プロ家庭教師と変わって来ました。(作曲・編曲、戦国シンフォニックメタルバンド「武士メタル~Allegiance Reign~」のベーシストとしても活動しています。どっちも本気です)

 模試というものは、膨大な人数の生徒を振り分け、合格率を出すためのテストです。この難易度が塾や予備校によってかなり違うので注意が必要です。

 

 難易度が簡単すぎるとほとんどの子が良い点数を取ってしまい、合格判定が、良いデータで出なくなってしまいます。(今回のサピックスオープンの算数はひどかったw 平均点100点超)理想は、成績が二極化しておらず、5割から6割程度の平均点のテストが良いですね。

 ですので、平均点が高すぎるテストの場合は、合格率や判定は眉に唾つけて見ておいた方が良いです。難関校志望の方は、受験学年のこの時期では普通の月1のテストでいくら点数をとっても合格確定とは言いにくいですね。

 

 難易度としては、わかりやすい中学受験では、

 

各塾の難関オープン>(5年後半くらいの)サピックスオープンもしくは6年時の合不合判定回>四谷合不合≒6年秋以降のサピックスオープン>日能研公開模試>>首都圏模試>全国小学生統一テスト

 

 といった感じでしょうか。

 もちろん、回によって上下はあります。首都圏模試にも難解回などもありますし、日能研の後半にあるカリテの代わりのテストも難しくなります。また、サピックスは同じような難易度に僕からは見えても、平均点が四谷と比べて20点違うことも普通にあります。

 難度と平均点、判定とはそれぞれ別個のものとしてとらえておきましょう。

 

 どの模試でも言えることは、問題数が多すぎることです。(特に算数)

 ですので、問題処理の速い子が有利で、じっくり型で思考力型の入試がある学校では、6年以降の参考になるデータとは言い難いです。この辺にとらわれると、いつまでもケアレスミスばかりを気にして、本格的な学力への志向に向かわない方も多いですし、やはりそのまま入試を終えてしまう方も多いですね。もったいない話です。

 どんどんできる問題の難易度を上げて、頭を良くしていけば良い、とまあ僕は理想論ですが思います。

 

 おススメは、サピックスオープンの比較合判回で、B問題というめっさむずい問題で、記述中心のモノが実力を図りやすいです。あれが取れるならば、どんな難関校でも行けます。

 また、その辺は中堅校志向や上位以外の女子校志向の方には一切いらない能力であるとも言えます。中堅校で良いなら、サピックスオープンは受ける時間ももったいないくらい無駄になるかもしれません。

 

 男子校で難関進学校では、やはり現状、サピックスオープンや各学校のオープン模試を基準にすべきでしょう。女子も上位校は同様です。

 東大志望の方が、東大模試以外興味がないのと同様です。大学受験では、東大京大志向ですと、河合塾の全統模試すらどうでもよく思え、その大学のオープンこそが形式も志望校にアジャストしていて、参考になります。

 まあ、中学受験では入試形式のそっくり模試みたいなものがほんとの上位校にしかないので、なかなか難しいところではありますが。

 

 6年の今の時期で、そっくり系のオープン模試がない学校を志望される方は、やはりできる限り時間帯や緊張感なども本番そっくりにして、過去問をやり、その点数を参考にするのがよいです。

 過去問でまあ毎回、合格者平均がでるようなら、まず受かります。

 

 ひとまず、数回やるうちに、合格者最低点に届けば、合格する可能性はあります。あまりに毎回、合計で40点以上ボーダーに足りない場合は、一旦過去問を止め弱点補強などのカリキュラムを自分でするか、志望校を再考するか、押さえの学校を考えておくべきでしょう。

 

 

 とはいっても、模試の判定が気になってしまうと思います。それも人情ですが、簡単な模試で成績が良かったとしても受かれ過ぎないことが当然ですが大事です。

 

 また、中位からその下の方は、わりに模試通りに合不合は出ます。が、それもその成績層ですとまだ2,3ヶ月でぐんと伸びることもありえるので、やり切るだけやり切ってみて欲しいですね。

 

 いつも読んでくださってありがとうございます。

 

夏のスーパーコンサル2017今年も始めました。究極の受験セカンドオピニオンを体験してみませんか。ご希望の方はメールをくださいね。

 

お問い合わせいただいたメールに返信はできていますでしょうか? 迷惑メールとして処理されてしまって届いていないということがたまにあります。僕はどんな内容でも、1週間の間に必ず返信は行いますので、1週間経ってもこない方はお手数ですがもう一度しっかりタイトルなどもいれて送っていただければと思います。問題集に載っているアドレスの方にだしていただいても構いません。

 

5年生や受験学年でない方のコンサルも受け付けております。また、遠方の方も交通費さえ頂ければどこにでもいきます。(九州や群馬、栃木、大阪、奈良、兵庫、京都などもありました)

 

教え子の医学部留学生がブログをはじめました。医学部にご興味のある方はどうぞご覧になってください。医学部生のきつさや海外生活なんかの赤裸々なところがわかるかもですよ、むふふ。

こちらです。 http://ameblo.jp/harryhawk-bp/entry-11385618245.html お勉強BLOGЯanK お受験ブルーズ-ランキング1 お受験ブルーズ-ランキング2   ←たまにクリックしてもらえるとうれしいです。