当然といえば当然なのですが、この数ヶ月に一回やってくる定期テストが大事です。手を抜こうと思えば抜けるし、ゲームなどしながらテキトーに過ごすこともできます。
僕の母校では、留年という制度が中学時からありましたので、結構なプレッシャーをもって毎回臨んでいました。成績が上位に安定してからも、試験範囲がやたら広いので毎回苦しく、辛いことの連続でした。
もちろん、その中でも早く帰れるのをいいことにゲームやらテレビに興じ、試験勉強自体そこそこにヤマとか張ってそこそこの点数で済ましたり、悪い点でも一向に気にしない方もいました。ま、今では教え子たちも含めたくさんの人間を見てきましたので、どのようなテスト前を過ごすかで、その後が見えたりもします。
上位をとるやり方は意外に簡単で、「２週間前から準備する」これにつきます。上位層の子は大抵２週間前からテストの準備を行っていき、１週間前には英単語をまとめたり、ノートの都合はつけているもので、範囲の全体像も見えているので、どの教科にどれだけ時間かけるかの青写真ができているものです。すると、ものすごく有利なのです。
やはり、毎回の定期テストを大事にして欲しいと思います。テスト１週間前くらいからはゲームやら漫画やらを我慢し、やれるだけやったらどこまで行けるのか、を試して欲しいと思います。
携帯ゲームのログインもしなくていいです(笑) 何がログインボーナスじゃいと。それをテストと比べて、取るに足らないと思えないというのは、ある意味とり憑かれている状態であることを認識したほうがいいです。定期テストをいいきっかけにしましょう。
僕の場合は、さすがに中２くらいから普段の月から金は大好きだったゲームをする暇を見出すこともできず、FFの新作が出た時期以外は、ほんとに土日しかゲームはしませんでした。小４から親に隠されていたゲーム機が解禁にはなったのですが、今度は自分からしなかったのです。まあ、これを成長というのでしょう。今は、やりたい時は死ぬほどやってますが(笑)
中高一貫校の方の場合は、これまた一層大事で、けっこう中学期から大学受験直結のことがちらほら出てきまして、穴を開けてしまうと、けっこう損です。やはり毎回、全テスト範囲を１巡することは考えましょう。できれば２巡すべきなのですが、テスト範囲を考えると、不安や間違った所をチェックしながら1.5周を目指すのが関の山でしょう。
僕自身は、定期テスト勉強で、全範囲を２巡しっかりできたことは一度もないです。ただ、皆がもっと手抜きで、そこそこしかやっていなかったので（まあ、人間、そんなもんです）、上位に食い込むことができました。一周きっちりやるだけでまずまずの点がとれ、穴がないので、その後の高３生活にもプラスになっていたと言えます。
一番大きかったのは、高１くらいになると毎回の真剣なテストの積み重ねで、自分なりの勉強法が確立されていたことです。自分はこうすれば、これくらい覚えられて、この辺が苦手、というのがよく自分でわかっていたことです。
自分を知れた、ということでしょうか。ですので、どれだけ頑張っても１位になれないことも分かりましたし、その中で自分の可能性を高めていく謙虚な気持ちにもなりやすかったのです。
そのコツとしましては、毎回のテスト勉強で、何かしら「やり方を改善していく」というのがあります。毎回、まったく同じやり方でやらずに、どんどん「今度はこうしてやろうああしてやろう」を実践していくのです。クラスメイトの誰々はあんな方法だった、じゃあやってみよう、今回あれは意味なさそうだったからやめよう、など、取捨選択を行っていくことで自分に合った方法が導き出されていきます。
それがもっとも大きな財産になります。
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