夏の読書から見えるもの | お受験ブルーズ

お受験ブルーズ

現役講師がお受験を通じて世間を眺めています。
大手塾勤務→独立→プロ家庭教師と変わって来ました。(作曲・編曲、戦国シンフォニックメタルバンド「武士メタル~Allegiance Reign~」のベーシストとしても活動しています。どっちも本気です)

 今年も日能研の「入試素材文ランキング」が更新されています。http://www.nichinoken.co.jp/np5/nnk/books/ranking/f_ranking_01.php

 夏休みといえば、読書の夏休みでもあり、受験生の方でも夏期講習で余裕はないものですが、やはり1冊くらいは読んでほしいです。読書感想文もあるのですから、ついでに良い本を読むことをお勧めします。上記のランキングも参考になさってください。

 入試にでている素材文というのはやはりどちらかというと「問題にしやすい」面が強調されていて、重松清さんなんかはその典型だと言えます。

 上記のリンクを見てもらえばわかる通り、2014年は重松清さんが鮮やかにトップに返り咲いていますね。重松清さえ読んでいれば、結構今年はいけたんじゃないでしょうか。(まあ知っている文章がでたからといって、有利というわけではないですが)

 重松清さんの作品の特徴は、アニメ好きの方がいう所の「ツンデレ」ということが言えます。要は、「本音と行動が裏腹」ということです。表面に表れている行動や言動と、本音が違うのです。読解力のない小学生は表面的な物事にすぐに引っかかります。その裏を読まなければいけません。

 最近では現代国語には、「思いやり」「論理力」の二つが必要であるという結論に達しました。読書はこのどちらもを伸ばしていくのです。

 論理には、「言葉」が絶対的に必要であり、その言葉の使い方を読書から学ぶことができるのです。ですから、できるだけ教養の高い作家さんが書いたものがよく、日本語が響きも含めて綺麗なものをお勧めしています。とすると結局芥川とかになるのですが。

 勉強してないのにできる子、などがたまにいますが、それは普段から本を何かと読んでいたり、ドラマやアニメ、マンガなども深く読んでいたりするので、日本語の使い方を知っている、ということが言えることが多いです。

 逆に言えば、日本語の使い方をしっていれば、論理的な考え方は自動的にでき、あまり勉強しなくても伸びやすいということが言えるのです。車で例えればエンジン、PCならCPUのようなものが読解力ないしは論理力ということになります。その萌芽(皆持ってる!)を育てることが肝要です。

 必死で勉強する前に育てておくべき能力があります。

 いつも読んでくださってありがとうございます。
 


夏のスーパーコンサル2014をはじめました。ご興味のある方は、メールをくださいね。

教え子の医学部留学生がブログをはじめました。医学部にご興味のある方はどうぞご覧になってください。医学部生のきつさや海外生活なんかの赤裸々なところがわかるかもですよ、むふふ。
こちらです。
http://ameblo.jp/harryhawk-bp/entry-11385618245.html

お勉強BLOGЯanK
お受験ブルーズ-ランキング1
お受験ブルーズ-ランキング2
お受験ブルーズ-ランキング3
 

右上矢印いつもクリックありがとうございまーす