どんな学校が君にはあっているのか① | お受験ブルーズ

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現役講師がお受験を通じて世間を眺めています。
大手塾勤務→独立→プロ家庭教師と変わって来ました。(作曲・編曲、戦国シンフォニックメタルバンド「武士メタル~Allegiance Reign~」のベーシストとしても活動しています。どっちも本気です)

 さて、せっかく中学受験を突破してもどうもあわない、なんてことになると大変です。

 基本的に皆さん、御三家をはじめとする超名門校を目指しますが、この子が例えば開成にいって、うまくいくだろうかなどいろいろと考えることがありました。

 また、同時に早慶の付属などに行きたいという方も多く、毎年激戦となっていますが、これに関しても、「この子がいってもったいねー」ということもあります。

 各ご家庭の方針があり、基本的に口出しはしませんが、だれでも彼でも開成、麻布、桜蔭、では当然ですが感心しません。

 例えば開成や麻布、武蔵などでは、内部の『締め付け(勉強への強制力)』という意味では、巣鴨や関西(灘や白陵など)の学校よりも緩いので、『自主性』がないとぬるま湯的な流れにのっていくだけの人間になってしまいます。それでもそこそこの大学にはいけますが、競争心が削がれ、社会では弱い人間になってしまうでしょう。
 また、結局東大に行こうと思うと、予備校でさらに巨額の投資がいることになります。

 逆に、バッキバキの進学校(関東では桐蔭学園や巣鴨など、中堅では広尾など)は内部でかなり勉強をさせようとし、クラス分けなどもあり、競争心がない子はすぐに落ちこぼれてしまいます。我が母校を始めとした、関西の学校もこのパターンが多いです。
 このパターンでは、特に自主性がなくても、かなりやらされるので、中学入試時よりもはるかに偏差値はあがっていきます。関西の学校のほうが医学部進学者が多いのも、そのへんに理由があります。
 そんな中では、理不尽にやらされる(と感じる)ので、その中でやはり呑まれないという意味での、『自主性』をいかに維持していくか、が肝要となります。

 結局は自主性をどのように保つか、処理していくか、がちょっと傾向違いになります。まわりがやらない中でもやっていくか、やらされてしまう中で、自分らしさという意味での自主性を保てるか。そのようなことが問題になる中高一貫校生活になります。

 お子さんと志望校の話をする時は、そこが進学にどれくらい力を入れ、そのために何をやってくれるのか。これをチェックしていきましょう。

 また、競争心がもてるか、もチェックです。流されてしまうような子は、逆手にとって、厳しいところにほりこみ、ある程度学習させる、というのも手ではあります。その場合も、このようなデメリットを意識しておきましょう。軽くドロップアウトしてしまう子も多いのです。

 進学校でもこのようなパターンがあるのですが、これが大学付属校になるとまた全く変わってきます。早慶などはまた次回ということで―。
 
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教え子の医学部留学生がブログをはじめました。医学部にご興味のある方はどうぞご覧になってください。医学部生のきつさや海外生活なんかの赤裸々なところがわかるかもですよ、むふふ。
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