国語ができるためのスピード | お受験ブルーズ

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現役講師がお受験を通じて世間を眺めています。
大手塾勤務→独立→プロ家庭教師と変わって来ました。(作曲・編曲、戦国シンフォニックメタルバンド「武士メタル~Allegiance Reign~」のベーシストとしても活動しています。どっちも本気です)

 国語が苦手な子でどうしても時間内に終わらない、という悩みがあります。最近の中学入試は長文化傾向ですので、けっこう大きなネックとなります。

 かく言う僕も小学生時代は時間が足りませんでした。関西には芦屋検定(通称アシケン)というこっち(関東)でいう合不合判定模試みたいなものがあり、小5のころはいつも全然時間が足りませんでした。そこから、なんか戦略打たなきゃなーとおもってもがいていくことになります。

 そのうち、漢字語句からやったほうが時間調整がしやすく、点にもなりやすいことに気づきます。それでもしばらくは足りませんでした。こりゃいかん、と母親が焦っていました。(得てして本人は焦らないものでして……)

 どうしたかといいますと、単純に「ぶっ飛ばした」のです。全部のスピードを可能な限りあげたのです。特に漢字語句は、2分から5分くらいで終わってました。どうせ考えてもわかりませんので、さっさと通過した次第です。すると、なんとか時間はたり、点数は上がって行きました。

 中学になってからは読書が習慣化していたので「読んで理解する」という面ではあまり苦労はありませんでしたが、やはりセンター試験ではけっこう危ない橋を渡りました。大体いつもぎりぎり2分前とかに終わる感じです。

 でもまあ、センター試験ならかまわないのです。なぜなら記述式がないからです。

 中学受験で名門校の場合、ほぼ記述はあると思います。その記述に少なくとも5分(大体100字くらいのもので)はかけたいのが実情ですし、かけられれば実力は発揮できるでしょう。

 では、どれくらいのスピードで読めればいいのか。これが問題になってきます。一般的な大人の平均スピードは1分間に500文字くらい(某小説サイト参照)だそうです。すると、まあ、ものによりますが文庫本にして1ページ1分くらいで読めれば、十分な速さということになります。

 ちなみに僕は1ページ2分くらいかかることも多いですので、読むのは遅い方です。昔少年ガンガン1冊読むのに、毎回3時間くらいかけて読むくらい、じっくり読むようなタイプです。こういうヤツでも国語はけっこうな点数をとっていることに注意をしてください。

 よくあるパターンがあまりにも遅いので、速読術をさせようとすることがあるようですが、おすすめはしません。大きな声では言えませんが、経験上子供にはあまりよくない影響があるように思います。右脳教育などもちょっと思うところはあります。

 現状、1ページ1分から2分くらいで読めるのか。まずはそこからではないでしょうか。もちろん、理解しながら読んでいることが前提です。

 大概、国語ができないのはスピードが原因でないことが多い、というのを付け加えまして今日はこのへんにしましょう。質問があれば、遠慮なくどうぞ~。

 いつも読んでくださってありがとうございます。



 あ、教え子の医学部留学生がブログをはじめたみたいです。医学部にご興味のある方はどうぞご覧になってください。医学部生のきつさや海外生活なんかの赤裸々なところがわかるかもですよ、むふふ。
こちらです。
http://ameblo.jp/harryhawk-bp/entry-11385618245.html

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