トルコからのお土産① | スパイシーdays

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世界各地の「スパイシー」を追いかける

オットが2週間つづけてトルコへ出張でした。

日本にいる時だったら、それこそお土産に色々リクエストするところですが、ここトルクメニスタンにはトルコ製品が沢山入っているので、基本的なものはほとんど揃います。

そんな中、ここで手に入らないので買ってもらったモノ達。


・ピスタチオ味のプディングが作れるインスタントパウダー


牛乳に混ぜて火にかけるとドロドロしてきて、冷やすとプディングになるやつ。
バナナやチョコ味のは昔からあったし、こちらでも売ってますが、ピスタチオ味って初めて見た!美味しそう!


・ヘーゼルナッツ・オイル (fındık yağı)



これもちょっと珍しいな。
トルコではひまわり油かオリーブ油が一般的なので。トルクメニスタンでは綿花の油も一般的です。
ヘーゼルナッツは世界の8割をトルコで生産されていますが、ナッツを絞った油ってなんだか贅沢なイメージ。
この油は揚げ物にいいそうです。


…と、ここまではオットが自分で面白がって買ってきたもの。
以下は私のリクエスト。



・カイマック (kaymak)


私のスーパー大好物でございます。
牛乳を煮詰めてできる脂分60%の、クローテッドクリームのような濃厚クリーム。
もちろん、めちゃめちゃカロリー高いです。が、そのリッチな味わいと、口に乗せた瞬間のはかない口溶けと言ったら…!!

これを少し温めたパンにたっぷり乗せて、蜂蜜かチェリーのジャムなんかを乗せて、下が少し溶けかかったぐらいで食べるともう、天国Wハート!!



もっとキケン爆弾爆発な食べ方は、トルコの激甘スイーツ、バクラヴァ(ナッツを挟んだパイのシロップがけ)にカイマックを乗せて食べる!!



も~カロリーテロ!高血圧まっしぐら!という感じだけど、クリーミーなカイマックのお陰でパイがしっとりサッパリして、ますます食べやすくなっちゃうのよね~。。。


トルクメニスタンにもgaymakという名前で売っているクリームがあるのですが、



アヤシイことに併記されているロシア語表記が「スメタナ(=サワークリーム)となっている。
サワークリームとカイマックじゃあ、だいぶ違うんですけど!!

案の定、開けてみるとただのサワークリームが入っていて、全然あの濃厚ウマウマなカイマックじゃない怒
なんでこんな似て非なるものを紛らわしい呼び方するんだか。
結局トルコのカイマックは売ってないので、買って来てもらいました。



・フストゥック・エズメスィ(fıstık ezmesi)

これまた私の大好物なのですが、ピスタチオを細かく刻んで砂糖と合わせてペースト状にして固めたお菓子。

   


ピスタチオを使ったお菓子がたっくさんあるトルコですが、私的にはこのお菓子が一番ピスタチオの味を堪能できる!

バクラヴァやカダユフなどのトルコ菓子は、トルクメニスタンでも置いている店がけっこうありますが、このフストゥック・エズメスィだけはどうも置いてません。

トルコでは東部のガーズィアンテップという街がピスタチオの産地ですが、これだけナッツを大量に使うのはトルコでも贅沢。だからここでは作れないのかなぁ。



・ミスワク入り歯磨き粉



Colgateがイスラム圏向けに出している、ミスワクの成分入りの歯磨き粉。
とっても使用感が良いのです!口がサッパリするし、歯もツルツルになる!
Colgateはトルクメニスタンにも入ってきていますが、ミスワク入りは無いんですよねぇ。アラブや東南アジアのイスラム圏では見かけましたが。


ミスワクは、こういう木↓で、枝を適当な長さに切り、表皮を剥いてから湿らせてしごくと、木がブラシのようになります。



この木で歯をこするだけで、歯ブラシ兼はみがき粉に。
南アジア~アフリカでは、今でもこの木の歯ブラシを使っている人も多いです。私もこれはこれで好き。

ムハムマド預言者(saw)がこれを使用していたので、ムスリムにとってこれを使用することは奨励されることの一つ。


私が日本で、使用感が気持ちよくてリピートしていたアーユルヴェーディックの歯磨き粉にも、実はミスワクが使われていました。


これ。ニームとピールの成分入り、カルダモンとフェンネルのフレーバーなのですが、どうもピールというのがミスワクと同類の木らしい。
ミスワクにもピールにも、歯の漂白、口臭防止、殺菌などの効果が認められています。



・スジュク (sucuk)

スパイスとミンチの肉を練り合わせて発酵させたトルコのスパイシーなサラミ。
クセのある匂いが苦手な日本人も多いらしいのですが、私はトルコに初めて足を踏み入れた時から、これが大好物…。




目玉焼きと一緒に焼いたり、チーズと挟んでホットサンドにしたり、ピデに乗せたり、白インゲン豆と煮込んだり、何をしても美味しいスジュク。


トルクメニスタンのスーパーにも、一応トルコのメーカーのが入ってはいるのですが。。。

昨年、WHOが加工肉の発ガン性を問題視した時期、トルコではさらに加工肉に別のものが混入されているニュースもあったりして、オットが「もうスジュクやパストゥルマは信頼できるメーカーのしか買わない!」と決心し、当地では買いません。。。

なわけで、以前にオットの秘書がトルコに出張した時もスジュクを頼みましたし、今回のオットの2回の出張でも毎回スジュクを買ってきてもらってます。

一度目に買ったものは「発酵が足りない!」だそうで、使ってない二つ目のバスルームに吊るしています。

バスルーム中にムハァ~ッ!っとスパイスと肉の匂いが充満。幸せ~♪



もう一つ面白いお土産があったのですが、それはまた次回にバイバイ