スパイシーdays @トルクメニスタン

国内外のエキゾを追い求めてきたScent of Exoticism 、
引越しによりトルクメニスタンからお届け中!


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以前の記事ではベビーが生まれてすぐに行う「イスラム式ベビー誕生の儀式」クリックをご紹介しましたが、今回はたぶんイスラム圏一般に共通ではないトルコ独自(たぶん)の儀式について。

 

 

トルコでは、生後40日が赤ちゃんにとって最初の節目で、この日までは一歩も外に出ず家にいるのですが、40日に儀式を行ってからは外出できることになります。

 

ちなみに40日間 外出しないというのはトルクメニスタンでも、ウイグルでも同じだそうで、テュルク系民族に共通の習慣なのかもしれません。(トルクメニスタンではお嫁さんも嫁いでから40日間婚礼の衣装を着たまま親戚を回るので、ここでも40という数字が大事です)

 

 

 

 

で、その40日に行う儀式のことをクルクラマ(kırklama)といいます。

40という意味のクルク(kırk)から来ています。

 

儀式の一つは特別な沐浴。

 

トルコの義母から「今日、孫娘ちゃんが生まれてから40日目よね?」と電話がかかってきて、沐浴のやり方を伝授されました。

 

その方法は:

 

1)お玉かスプーンなどで40回お湯をすくって小さな容器に移す。すくう際に毎回「ビスミッラー(アッラーの御名において)」と言う

2)その容器に指輪などの金属を投げ入れる

3)赤ちゃんをお風呂に入れ、頭から爪の先まで全身キレイにする

4)容器に入れておいた2)のお湯を、赤ちゃんの全身にかける

 

母親もその前後に全身をキレイに洗って、イスラームで言うところのグスル(大沐浴)をしておかなければいけません。

 

注)うちの子ではありません。洗ってる最中は大騒ぎで写真なんか撮れんつーの。。。

 

 

このやり方には地域差があるようですし、義母は私が負担なくできるように簡略バージョンを教えたのかも?しれませんが、調べてみると沐浴の方法、もっと色々あるみたい。

 

20日目(40の半分)でもカンタンな沐浴の儀式をするとか。

 

容器には40個の石を入れるけれど、その1つずつにつきクルアーンの純正章を詠み、フッと息を吹きかけてから入れるとか。

水は、卵の殻で(!)40回すくい入れ、水の中にさらに40枚のオリーブの葉、コイン、銀または金の指輪、ナザールボンジュウナザルも入れるとか。

 

他にも、赤ちゃんをお風呂に入れるのに特別な女性を呼んで、その人が赤ちゃんの足をつかんで頭から逆さまに(!)水に浸けるとか。

 

なにやら色々な方法が紹介されていました。

 

 

 

とにもかくにも、全身がキレイになったら、一番良い服または新しいキレイな服を着せます。

ここまでが、kırk yıkaması / kırk banyosu(40日の沐浴)と言われる儀式。

 

 

そして、うちはやらなかったけど、儀式はさらにこの先があります。

 

キレイになった赤ちゃんは「はじめてのお使いお出かけ」として、知人か親戚の家に遊びに行かなくてはいけないのですが、訪問先はなるべく遠くの、なるべくお金持ちで、(高さの)高い場所に住んでいる、健康で幸せな家庭が良いのだとか。

(遠ければ遠いほど赤ちゃんの声が美しくなるとか、豊かな家庭だと赤ちゃんも同じようになるとかの意味があるらしい)

 

赤ちゃんの生まれて初めての訪問先に選ばれるのは光栄なことなので、その家の主人はホストとして御馳走を用意して待っています。

 

このお出かけは、kırk çıkarma / kırk uçurma (40日の外出)と呼ばれます。

 

そして、ホストから赤ちゃんには、次のような贈物のうちどれかをおくるのが習慣なのですが、それぞれに願いをこめた意味があります。

 

・小麦粉…小麦粉のように白い白髪の生えたお年寄りになるくらい長生きするように

・卵…健康/豊かになるように

・パン…糧に恵まれるように

・米…豊かになるように

・砂糖…美しい声/人になるように

・ハンカチ…清らかな人になるように

・糸…長生き、健康でいられるように

・鏡…将来が光り輝くものであるように

・コイン…お金に困らないように

 

 

 

上にも書いたように、うちの娘は40日目にどこかのお宅へ出かけることは無かったのですが(日本的には初めての外出は家の周りを数分散歩とか、赤ちゃんに負担の無いように短い時間しか出かけないし…)、先日(生後3ヶ月すぎ)トルコ人の友人宅に遊びに行ったら、「まだkırk çıkarmaのプレゼントを貰ってないでしょう?」と言われて、これを頂きました!

 

    

 

玉ねぎ、綿、角砂糖、卵が入っていました。

 

玉ねぎは病気にならないように、綿は白髪になるまで長生きできるように、卵はきれいな肌になるように、との意味を込めてだそうです。

 

これで娘もイスラーム式&トルコ式の儀式を一応行えたかな、という気分になりました。

(日本式のはというと、お宮参りはさすがにしませんが、お食い初めはやりました!)

 

 

実は、クルクラマの他にも40日経つと親戚知人を集めて赤ちゃんのためにクルアーンを詠み、皆で祈るメヴリッドという儀式もあります。

 

ご馳走を用意して可愛いグッズ(↓)をプレゼントに配ったり、ちょっとしたパーティのようにするのですが、それはトルコの義実家に帰った時にやる予定。40日どころでなく大きくなってからになってしまうでしょうが、その時はまたブログでご報告しますね!

 

 

 

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さてさて、トルクメニスタンにはどんなベビーグッズがあるのか?

 

 

トルクメ・スタイルのゆりかごくらいしか浮かびませんでしたが。。。

 

かわいい。これトルクメ戻ったら欲しいのです。

 

 

日本で生まれた娘を見にオットが一時帰国した時、むこうでいっぱいベビーウェアを買って来ました。トルクメ特産のコットンを使って国内で縫製したものが安く売っていたそうです。

 

トルクメニスタン産ベビーウェア、どんなんでしょう?!

 

 

まずこの、ベビーセット!

 

  

 

 

おくるみからヨダレかけ、肌着など色々25点セットで100マナート(≒3000円)だそうで。

 

中身を見てみます!

 

色んな素材のおくるみのようなのが・・・。手前のパイピングされてるもの以外は切りっぱなしの布って感じだがあせる

 

 

 

それと同じ布で作った肌着が8枚。

 

 

 

ボタン付きのと、着物のように前で交差させて着るタイプがあるけど…着物タイプのはボタンも紐もついてなくて胸元で合わせた布を留めようがない。。。

トルコでもこのタイプの肌着を2枚もらったけど、どういう使用目的なのかナゾです。お腹冷えそう。。。

 

 

これはタオル生地の、同じくボタンや紐の無い肌着。。。

 

 

 

おくるみや肌着と共布の、ボンネット6枚。

 

 

 

共布などで作った、足先の閉じたズボン?と袖口の閉じた肌着(ボタン無し)

 

 

手足の出ないこれは…ロンパースのつもりあかちゃん1なんでしょうか。だ、だいぶザックリしてるけど。。。

股のとこがホックで留めるようにもなってないので、オムツ替えが面倒くさそう。

 

 

よだれかけ3つ

 

これは普通にかわいい

 

 

あとはセットでなく単品で買ったと思われる服類。

 

 

ハチの天使?のような不思議キャラのついたロンパース。

 

触角の間に天使の輪(?)が

 

ご丁寧に3ヶ月用と6ヶ月用の2サイズ購入。パパそんなこれ気に入ったのかい…

 

 

リボンとかクマとか柄のロンパース

 

お、リボンのとか普通にかわいいではないか。

 

 

ネコ柄のロンパースと、・・・んん?またあのハチの天使キャラ!の上着。

 

そんなに人気なのか、このハチ天使。。。

 

 

しかもこの厚手の上着、袖口を折り返すとまたしても口が閉じて手が出ないようになっています。

 

 

トルクメでは赤ちゃんの手は、なるべく包んで出さないようにしておくのかな。

日本だとミトンも靴下もなるべく使わないでむき出しにしておく方が、手足からの感覚が刺激となって脳が活性化するとか言われますよね。手足で温度調節しているとも。

 

 

夏用のツーピース。

 

 

お腹がちょっと寒そうではあるけど、デザインなかなか可愛い。

 

 

テロロンとしたテクスチャーの質のよい綿生地でできたパジャマ。

 

 

 

ちょっと色が男の子っぽいけど、まぁ着心地は良さそう。

トルクメニスタンの英雄アタムラット・ニヤゾフ織物協会って入ってるタグがたまらん。。。

 

 

シャツ類。

 

 

 

ワンピース

 

上にいる星が「miss you...」とか言ってるのがナゾだけど、色味はなかなか可愛い。

 

 

綿製品が特産のトルクメニスタンは、色んな世界的ブランドのジーンズも作っています。そのB品が安く買えるのだけど、こんな可愛い子供用デニムジャケットも数百円で買えます。

 

 

 

そして、こういうのこそ欲しかった(?)トルクメニスタンTシャツ。

 

 

 

私のリクエストはこういうの↓だったんだけど・・・

 

無かったらしい。。。むぅ、欲しい!!

 

 

そのかわり、トルクメン人友が子供用コイネクURL(民族衣装のワンピース)をプレゼントしてくれました。

 

 

コイネクについては、以前の記事「民族衣装コイネクをつくる!」クリックを御参照ください。

 

 

 

こういう安い国産の綿製品は、Altyn Asyrという国営のショッピングセンターで売っています。

 

絨毯とかもここで買いましたよ。

 

 

私が買うベビー服は「かわいい!!」という価値基準でしか選んでないので、ふと気がつくとフリフリしたワンピースとか、小生意気なニットとかばっかりになって、汚して遊べる服が皆無。

 

Tシャツとかいるんだろうな〜と思いつつ食指が動いてなかったんですが、そういうのはトルクメでお手軽に買えるコットン製品を着せようと思ったのでした。

 

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トルクメニスタンではYouTubeにアクセスできないのですっかり縁遠くなっていたのですが、一時帰国してから久しぶりにアクセスしてみたら。。。

 

トルクメニスタンがらみの色んな映像が出てきて、懐かしい〜!!

 

ついアレコレ見て、望郷の念にかられてしまいした。

 

私もトルクメからのブログ更新だとなかなか撮った動画もアップすることができないので、今日は色んな動くトルクメニスタンをご紹介!

 

 

空からアシガバード散策

 

 

冒頭の場所がこの街唯一のショッピングモールのあるあたり。

 

でもこれ、私が住むより前に撮ったと思われる。場所によっては空き地が目立って、建物がまだ少ないですね。

 

 

アシガバードといえば、夜景!

ナイトドライブしている気分になる動画。

 

 

私が住んでいるホテルのすぐ横の道からスタートしています。

 

 

こういう動画みていて何が楽しいって、アシガバードはとても小さい街なので出て来る場所のすべてをよく知っていること。

アド街で地元が紹介されたような気分になります。

 

 

そして、私が週2くらいで行ってるトルコ系スーパー!

詳しくは過去記事「トルクメニスタンお買い物事情」クリックに書いています。

 

 

超なつかし〜!

ふつうに買い物行くとビデオおろか写真撮影さえNGなので、こうやって動画見れるの貴重ですね。

 

 

こちらも過去記事で紹介した唯一のショッピングモール。キラキラです。

 

 

 

そしてこちらは市場。ルスキー・バザールです。

 

 

 

そして!私のブログでも何度も登場するトルクメンの結婚式はこんな感じ。

 

この人達誰かは全然しらんけどな。。。

 

ここで踊っているのはレズギンカ。トルコで言うところのカフカス舞踊。

 

 

ダンスついでに、もう一つよく結婚式で踊られるダンス、küşdepdi(クュシュデプディ)。バルカン地方の踊りです。

 

ダンス始まるまで少し前振りが長いです。

 

 

そしてそして!!

私がトルクメで毎日観ている音楽チャンネル、Türkmen Owazyのことは以前の記事「大好き!トルクメン音楽チャンネル」クリックで詳しく書きましたが、YouTubeチャンネルまであった!!

 

ここからです。

https://www.youtube.com/user/shekilliyazgylarクリック

いろんな音楽のPVや動画が観れますよ〜♪

 

いくつかご紹介。

 

トルクメ歌手の中で一番のイケメン(たぶん)氏。これはたまたま、アシガバード賞賛ソング。

 

 

 

 

こちらは民謡。

 

 

この「ィイイイイイ」という独特のこぶしをまわす歌い方が特徴ですね。

ちなみに撮影場所はチュリという山岳地。以前の記事「トルクメニスタン春の風物詩、ポピー」クリックで紹介したキレイな場所です。

 

 

なんだかここまでコテコテな曲ばかり紹介しちゃいましたが、わりと洗練されているポップスのPVもあるんですよ。

 

私が好きなBayram Nobatowの切なげバラード。顔はだいぶイケてないけど、彼の歌はけっこう好きなのが多い。

 

今この曲、着信メロにしてます♡

 

 

なかなかトルクメニスタンの様子を動画で見られる機会ってないので、バーチャルに旅行した気分になったら嬉しいです。

 

私のもとには着任すぐから日本のテレビ番組の取材のオファーが何回もあり、私も大好きなトルクメニスタンを紹介したい気持ちは山々なのですが、大人の事情ですべて泣く泣くお断りしています。

私にできるのはこうやって細々とブログから発信するのみ。。。

日本の方にトルクメニスタンの姿をもっと知ってほしいんですけどね!

 

 

 

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前の記事でフライングしましたが、無事に娘が誕生しました。

 

さてさて、日本だと赤ちゃんが産まれて最初の儀式はお宮参りかと思いますが、イスラームではどんな儀式をするのかと言うと。。。

 

 

 

お月様 アザーンを聞かせる

 

赤ちゃんが産まれたらなるべく早く、赤ちゃんの右耳からアザーン(モスクから流れる礼拝へと誘う呼びかけの言葉。これよくクルアーンの章句だと勘違いされますが違います)を、左耳からイカーマ(礼拝を始める前に唱える言葉でアザーンを短くしたもの)を聞かせます。

 

←アザーンが聴けます

 

 

これは預言者ムハムマド(SAW)の伝承で、病気や悪霊などから子供が守られると言われているから。また、アザーンの文言の中には入信する時に唱える信仰告白の言葉も含まれているので、これで晴れていっぱしのムスリムになったととらえる説もあるみたい。

(イスラームではムスリムの父親の子は自動的にムスリムとされるし、そもそも全人類は生まれた時ムスリムなのだけど生まれた後に親によってクリスチャンなり仏教徒なりに変えられるという考えなので、「洗礼」とはちょっと意味が違います)

 

 

で、うちの娘の儀式ですが、一族の年長者か宗教的知識がある人がやるものなので、オットも私も日本でお世話になったトルコ人の知人にお願いすることにしました。

 

 

 

 

アザーンを詠む人は、ウドゥー(礼拝をする前の簡易沐浴)をして身を清めます。

赤ちゃんを枕など柔らかいものの上に乗せて抱き、メッカの方角へ向いて、ゆ〜っくりのスピードで右耳にアザーン、左耳にイカーマを唱えます。

 

 

 

お月様 命名式

 

次に、赤ちゃんに付ける名前を3回、耳に聞かせます。

赤ちゃんがしっかりとした信仰を持った人間になるようにドゥアー(祈り)をし、さらに預言者イブラヒームが息子達のために行ったドゥアーの言葉を唱えます。

 

トルコ人の名前には伝統的には大きく分けてトルコ語由来のもの、アラビア語由来のもの、ペルシャ語由来のものなどがありますが(その他にも仏語由来や出自によってクルド語やアルメニア語などの名前もあります)、うちの子にはアラビア語由来の名前を選びました。(ちなみにオットはペルシャ語、義母はトルコ語、義父はアラビア語由来の名前です)

 

 

儀式の間はずっと静か〜に目を閉じて身動きせず、見知らぬオジさんに抱かれていました。う〜ん、さすが護られている。

 

 

 

ここまでの一連の儀式の様子、具体的に観たい方はトルコのテレビ番組の動画をどうぞ。

 

 

 

 

お月様初めての食事

 

アザーンの後に、これまた預言者の伝承に従って、赤ちゃんの口に食べ物を入れます。

ある意味、「お食い初め」に当たるかも。

 

 

預言者はデーツを噛んで柔らかくしたものを子供に与えたそうですが、果物やはちみつなどなんでもいいので、娘にはたまたまテーブルにあったトルクメニスタン特産のレーズンを一かけ口に含ませました。(なかなか飲み込めなくてちょっと焦るあせる

 

 

Made in トルクメニスタン国旗な娘らしい「お食い初め」になりました。

 

 

 

お月様 アキーカ

 

子供が生まれたら、アッラーへの感謝を込めて、男児なら2頭、女児なら1頭の羊を屠り、貧しい人に配ったり、近隣の人に御馳走したりします。

 

これは日本ではできないので、トルクメニスタンでオットにやってもらいます。

むむぅ、こんなブログネタとしてオイシイ行事に立ち会えなくて無念。

たぶん去年の犠牲祭でもお世話になったドライバー氏のお家に協力してもらうのかな。

 

 

 

本当はもう1つ、赤ちゃんの髪を剃ってその重さを計り、同じ重さの銀か金を貧者に寄付するという儀式もあるのですが・・・、なぜかトルコではこのしきたり、行われていません。そんなことの存在も知らない人も多いくらい。

トルコ人、子供を溺愛するあまり赤ちゃんの頭に刃をあてるのが可哀相で、そうこうするうちに廃れていってしまったんではないかと私は勝手に想像していますが。

 

まぁイスラームの教えと言っても、国や地方によって色々違いがあるので、そういう地域性もまた一興ですね。

 

 

次は、イスラームとは直接関係の無いトルコならではの赤ちゃん儀式についてご紹介する予定です。

 

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いちおう編み物が趣味の私。

今までも友達に赤ちゃんができるとベビーニットを編んでプレゼントしていました。

もし自分も妊娠したら色々編むぞ〜♪とかねてより思っていたんですが。

 

妊娠期間のほとんどの時期をトルクメニスタンで過ごしたので、ベビーニットの本も持っていなかったし、編み図はネットで探せるとしても、トルクメニスタンてなぜか毛糸が全然売っていなくて!!

トルクメン人の友達にも聞きまくったし、ロシア語の堪能な日本人のお友達とも探しましたが、どうにも無い。

帰国する直前になって、タルクチカ・バザールでやっと手芸用品屋を発見しましたが、ベビー用の細くて柔らかい糸はありませんでした。。。

 

その後トルコの義実家に帰省すると、親戚一同から大量のベビーニットを貰うことになり、なんかもぅ「私が編まなくてもいいかなぁ…」な気分に。

 

いやいや、でも友達の子に編んだのに自分の子に編まないのはさすがにナンなので、日本に帰国してから本と毛糸を買いに走りました。

 

 

最初に編んだのが、この本の表紙にもなっているケープ!

 

 

 

「ヒツジさんだ!かわいいラブ

と思ったら、「くまのケープ」だそう・・・え、どこが?この垂れた耳とフワフワの白い毛はヒツジにしか見えないだろう。。。

 

 

まぁいいや、ヒツジってことにして編みました。

 

 

 

 

よりヒツジ感を出すために耳を少し長めに作りました。ファー部分は、本で指定のものが廃番だったので、もっと毛足が長くてリッチな糸を使ってフワフワに。

ボンボンあったら可愛いかなと思って、本には無いけどボンボン付きの糸を作って締めるようにしてみた。

 

 

ケープといえば、前に親友の赤ちゃんにこういうケープも編みました。

 

 退院の時のセレモニードレスとして着てくれたり、その年の「赤ちゃんが生まれました」な年賀状のデザインに使ってくれたりして、編み編み冥利に尽きた一枚。

 

 

さらに今回、ぜひとも編みたかったのが「おくるみ」

 

以前、オットの親友氏に第一子が生まれた時にハート柄のおくるみを編んだのですが、それが我ながら可愛かったなぁと思っていたので。

 

  

 

 

お揃いでベストも編んだのでした。

   

 おくるみは第三子が生まれた後にお家に行ったら、毛玉ができるくらいになっても使ってくれてました。3人兄弟で使ってくれて、これまた編み編み冥利につきますねぇ。


同じのを編もうかと思っていたけど、ポプコーン編みを使ってハートが立体的になるデザインを発見したので、そっちにしてみました。

 

 

 

 

その後は、1歳くらいになって使える洋服などを編み始めていたところ。。。

 

たまたま立ち寄ったホビーラホビーレさんで、ものすっごいカワイイおくるみのサンプルが目に入ってしまい。。。

もう出産間近であんまり時間も無かったのに、つい必要分のコットン糸をセットで買いこんでしまいました。

 

出産直前まで病院の待ち時間や電車などで編んでましたが、やっぱり生まれるまでに編み終えれず。

生まれてから、最近少しだけ空き時間を持てるようになったので寸暇を惜しんで編み続け、やっとこ完成させましたよ。

 

  

 

 

先に立体的なお花パーツを45枚編んでおいて、そこから四角く編みつないでいくモチーフつなぎです。編みつなぐの楽しいけど、ただダーッと編むよりモチーフつなぎは時間がかかった。。。

 

 

 

ふふ。。。でもね、実際に生まれて使ってみて分かったのは、こういうニット製のものよりも、市販のガーゼ素材のおくるみの方が使いやすいし、使いごこちも良いですガーン

 

…まぁね、そもそも編み物なんていくらでも質の良い洋服が安価で手に入る今の時代、ただの編む側の自己満足ですからねニヤリ

  

私の母も手芸好きで、赤ちゃん〜幼児期の頃に手編みのセーターなんかを作ってくれて、私も同じようにしたいなぁとずっと憧れていたので、その目的は達成できたのでした。

 

 

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大盛り上がりのリオ五輪おわりましたね。

 

深夜の授乳のおともにテレビをつけていたので、つい連日観てしまっていたのですが、そんな中で

 

私的に一番盛り上がった瞬間!!

 

 

開会式で国旗我らがトルクメニスタン選手団国旗が入場して来た瞬間でした!

 

  

旗手は「ここはやっぱり」な、羊毛でできたフワフワの帽子テルペッキとラクダ毛の織り物でつくった羽織ドンという民族衣装姿の男性。

 

 

いやん、やっぱトルクメニスタンはこうでなくちゃね!ラブ

  

でもここまで正装したら、やっぱり馬が欲しいですね。アハルテケが!

馬まで込みの、正装ですね。

 

 

 

続く選手たち。

女性選手は、国内でよく見かける感じの国旗色グリーンの民族衣装コイネク&タヒヤ(帽子)。

 

 

 

男性選手は国旗色のジャケットとタヒヤ。

 

 

 

 ヒューヒュー!

T・U・R・K・M・E・N・İ・S・T・A・N 、トゥルクメニスタ〜ン!

 

あ、なんだろうこの胸の高鳴り、興奮。。。‼️

  

私だけでなく、従兄弟夫婦までこの入場シーンを見て「なんだか親しみ湧いた」と言っていました。なんか嬉しい。

 

 

それは置いておいて、トルクメニスタンの選手達は、以下の通りでした。

 

 

 

やはり他のテュルク系や、中央アジア〜カフカスの国々と同じで重量挙げや格闘技がお得意なよう。

 

実際に映像を見れたのは、陸上のエレーナ選手のみ。

レーンにトルクメニスタンの国旗が表示された時も再び胸アツになったのですが、なんと日本で流れた映像では、一番端のレーンにいた彼女はほとんど映っていなかったです。

 

そして、残念ながら1つのメダルも取ることありませんでした。

 

 

でもッ、でもねッ!!

 

来年の2017年には、なんとなんとのアシガバードでアジア・オリンピック評議会が開催するアジア・インドア・マーシャルアーツゲームズの第5回目となる競技会が開催されるのです!!

  

それに向かって、アシガバードでは豪勢なオリンピック会場&選手村が熱烈建設中なのですよ!!

 

 

 

その予算、なんと20億ドルとか!

 

 

会場は私が毎週買い物に行くショッピングモールの向いなので、工事の進捗状況を車からいつも見ていました。

 

上の写真にはないけど、トルクメニスタン初のモノレールまでできててビックリ!(会場内のみ走行)地下鉄すらないこの街にです!

 

 

 

しかも五輪マークっぽいオブジェ?の中を通っていく。

 

  

 

 

豪華絢爛な建物はすべて、やはりレインボーカラーに今からライトアップされています。

 

 

 

 

 

 

街全体がキラキラしているアシガバードでもオリンピック会場周辺は一番キラキラ&レインボーです。

 

(だからこの周辺のマンションに住みたかった…)

 

 

このブログを以前から読んで下さっている方なら「やっぱり」と思うかもしれませんが、そうです、会場周辺の街灯はもちろん、前述の本競技会の馬をデザインしたエンブレムをモチーフに統一されています。

 

 

う〜、このいつものセンスがたまらない。。。(震)

 

 

そしてそして、この競技会をにらんで空港まで新しくなってしまいましたが、そのデザインもまたしても個性的!

 

なんと建物が、羽ばたく鳥の形をしています!

 

 

 

トルクメン人が大切にしている砂漠の鷹laçyn(=ハヤブサ?)の形だそう。

 

 

 

国際線と国内線のターミナルは別で、それぞれが鷹の形です。

 

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 きゃっ!しかも、またですよ!林立するする街灯のトップ部分が、鳥の形で建物と揃えてるのわかりますか?た、たまらん…

  

 

ここはタルクチカ・バザールに行く道にあるので、行くたびに「お〜、鳥の形ができてきたな〜」と思いながら通っていましたが、今月完成したそうです。

 

中もキレイ!!

 

 

 

ウロコのような羽のような模様が一面にちりばめられて美しいですね。

 

 

 

いつからこちらに空港機能が完全に移転するのか分かりませんが、私が次に戻る時にはこっちに到着なのかしら。。。ラブ

 

そして2017年の競技会にやってきた選手の皆さん、この空港に降りて、あの会場を見たら本当にビックリするでしょうね!一緒についてきたメディアの皆さんもビックリするでしょうね!!

 

 

フッフッフッ…驚くがよい、畏れ入るがよい!世界よ、トルクメニスタンの真の実力を思い知るのだぁ!グァーッハッハッハッハ〜!フワーッハッハッハ〜!

 

…って、あいかわらずトルクメニスタンの回し者っぽい私なのでした。

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出産を控えて日本に一時帰国した私ですが、帰ってからはトルクメで受けていなかった産婦人科の検査に通ったり、久しぶりに友達と連日会ったり、必要なベビー用品を買い揃えたり…とドタバタしておりました。

赤子って、というか、人が一人出現するのって、こんなに物要りなのね〜。。。と驚くばかり。

ま、でも、どうせ買うならベビーに心地良いのはもちろんのこと、お世話する私も楽しく使えるものを揃えたいしね!!と
探していたら、なかなかエキゾ趣味な可愛いものが揃いましたよ。


まずは、コレ!
私が大・大・大ファンである、インドのオシャレなインテリアショップGOOD EARTHの子供用キルト・ブランケットです!



インドでよく使われている、Jaipuri razaiというキルトの薄掛けは、肌触りの良い綿地にブロックプリントが可愛く、コットンのキルトが軽くて使いやすく、インドから2枚も運んで来た大人用←clickは一年中重宝しています。



この気持ち良さは、きっとベビーも気に入るに違いない!と思って、以前からチェックしていたGOOD EARTHのラクダ柄のを買おうと思ったのだけど。。。



なんと!!私が妊娠した直後ぐらいにこのラクダは廃盤になったらしくショップから消えてしまっていた。。。
しかたなく他の柄を見てみると、Sher Bacheという子虎の柄は、裏地にヒンディー文字が書いてあって、ちょっと可愛いではないか。これだね。

キャラクターは嫌いなので、文字柄の方を表にして使う予定。



もう一つブランケットで買ったのは、英国王室御用達とかで日本でも人気のAden & Anaisのガーゼのブランケット。



別に英国王室とお揃いになることに興味は無いんだけど、このメダリオン柄がエキゾチックっぽくて可愛いかな〜と。色味がちょっと地味すぎ上品すぎるのがツマラナイが(ボソッ)モノは良いに違いない。
以前に、私と趣味の近いお友達の出産祝いにもこれプレゼントしました。


同じブランドの、ここってガーゼのおくるみが有名なのだけど、その中でもこのバンブー繊維を使ったセットは、バンブーをイメージしてか?こんなエキゾ柄なセットのがあるんですよ。ペイズリーに、ハスの花…色もパキッとしてるし、これは可愛いではないか。


しかも普通のガーゼ素材のより、バンブー素材の触り心地の方が私は好きでした。



さて、次は大物。
ベビーカーです。

これって皆さん、軽さや走行性や畳みやすさや色々悩むところだと思うんですが…

私はコレに即決しました!!


エアバギーのソレイアード・コラボ!

以前からエアバギーは見た目の印象で惹かれていたんですが、頑丈そう(飛行機に何回も乗せても壊れなさそう)なのと走行性の良さ(トルコの石畳の道でもいけそう)とチャイルドシートとの相性の良さなどを知って、ますます有力候補に。欠点である、重さや畳みにくさはトルクメで車生活する私には重要でないしと、エアバギーに傾きかかったところで、このソレイアードとのコラボ商品を発見してしまい!!

昔っからソレイアードのファブリックに目が無いので、即決してしまいました!!
(…って、結局 見た目で選んだってこと?汗)


ソレイアードは南仏のイメージで世界で愛されてるはずですが、私にとってはインドのブロックプリントにしか見えません。だから好きです。(デザインにブロックプリントの影響を受けているのは事実)


ソレイアードとのコラボはいくつかデザインがあって



デザイン的には、以前から好きなプティット・フルール・デ・シャンという柄のファブリックを使ったライトグリーンにも惹かれたんですが、

 


エキゾと同じぐらいピンクが好きなので、っていうか子供も女の子なので、ラルム・ピンクにしました。

ペイズリーっぽい柄です。


お揃いのベビーケープまであって、ちょっと揃えたい気もしてます。




本当はピンクのプティット・フルール柄のベビーカーがあればいいのにね〜!
フーシャピンクのこの柄の生地を使った、ママ用品はけっこうあるんです。ベビーケープやらマザーズバッグやら、授乳ケープやら母子手帳カバーやら。ベビーカーは無いけど。





その中でも、これは買っちゃうかもなぁ〜。



ベビーカーに敷くマットのようなもので、写真のようにラルム・ピンクのベビーカーに合わせると、ピンク感が強くなって可愛い。柄オン柄なのも、むしろ好き。



同じくソレイアードで、こちらはまだ悩んでるけど欲しいのがベビー布団セット。。。



何が可愛いって、ブランケットが唐草模様みたいなグルグルのラインでキルティングされていて、端がスカラップ状になっていること!!



だけど、これまたブルーはプティット・フルール柄なのに、ピンクはメルヴェイユというあんまりエキゾ感のない柄なのです。。。

   



う〜ん、悩ましい。悩ましすぎるぜ・・・。
ブルーも爽やかでベッドリネンらしい色味だから、この際ブルーでも全然いいような気はしますけどね。。。



検索してみると、以前のモデルはピンクもプティット・フルール柄だったらしいのが、最近メルヴェイユに変わってしまったらしい。ちっ!


ちなみに、BOBOというメーカーにもエキゾっぽいベビー布団セットがありました。




タッセルやカラフルなポンポンなんかがついててなかなか可愛い。チャイハネの商品みたいなエキゾ感ですな。



悩みは置いといて、さらにいきますよ!


授乳用のクッションは、このMy Brest Friendというアメリカのメーカーのにしました。




ソレイアードの授乳クッションもあったのだけど、二児の母である親友の
「授乳クッションは2年近く毎日何回も使うものだから良いもの買って損はない!」
というアドバイスに従って、評価の高かったコレにしてみました。よく見かけるCの字形のクッションと違って、360度固定されるので安定が良さそうな…。

でも、ちゃんとパープルのペイズリー柄という自分の好みは押さえたし!



授乳ケープは、これまた有名どころのBébé Au Laitの、イエローの唐草模様にしました。

  

唐草もちょっぴりエキゾな感じがするような気がする。。。
プティット・フルール柄と同じで、花に茎と葉がついてるデザインが好きなのよねぇ。。。


ノーブランドの、こういうペイズリー柄のケープも可愛いと思ったんですけどね。。。

 



買ったケープはガーゼ素材で、産まれたばかりの夏の時期にはいいのだけど、もし透けそうでイマイチだったりしたら、この時はこのソレイアードのを買っちゃうかもしれない。笑







最後はオモチャ編!


んもう、一目で即買いだったのはコレ!!




ラクダ〜!!すきハート


なんとコレ、あのフランス発で世界的にロングセラーな「キリンのソフィー」の仲間商品なんですよ!!



キリンのソフィーは知っていたけど、何がそんな人気なのだろうか、高いし…と興味も無かったのに、このラクダちゃんは買うでしょ!!

パッケージのデザインも秀逸すぎるし、いやぁこのまま飾っておきたいくらいですよ。。。
でもトルクメで遊ぶにはピッタリだわね。砂漠に持ってったりとか…(←妄想中)あ、失くしたりしたら母怒るぞ〜!


もう一つは、羊のヌイグルミ。



遊牧民の血をひく我が子には、やっぱ羊かなと思いましてね。。。

IKEAで見つけたんですが、お尻の方を引っ張って放すとオルゴールが流れるしくみになっています。


終始、親のシュミを一方的に激しく押し付けておりますが、はてさて、気に入ってはくれるのかな?


* * * *

出産までカウントダウンとなりました。

育児が噂の通りに戦場のように忙しいなら、私もしばらくブログの更新ができないかもしれません。
「スパイシー」がコンセプトのブログなので、このまま育児ブログとかに方向転換するつもりはないのでご心配(?)なく!
日々の中でスパイシーな出来事があって、かつ、記事を書ける時間的な余裕があったらまたポツポツ更新したいと思ってます。

その時まで、しばらくの間ごきげんよう!
(とか言っておいて、産後すぐに書き始めたりしてねきゃぁ~

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テーマ:

トルクメニスタンに住む唯一の民間邦人女性(赴任当時)で、
出かける所も遊びに行く友達もあんまりいないなか専業主婦となった私はよく、
「退屈でしょう?!大丈夫?」と聞かれていました。

が、三食の料理を作ったりその他のちょっとした家事をする以外の時間は、トルコのドラマ観たり、編み物したり、トルクメン語を自習したり、ブログ書いたり…とやりたい事がいっぱいで、実は時間が足りないぐらい楽しい日々を過ごしていました。


ところがトルクメに来て数ヶ月後、ふと何もやりたくなくなり、ただただソファに横になってボーーーーッとして
「あーーーつまらな~い!」と思う日々が続き、我ながら何かおかしいなぁと思うこと数日。。。考えてみると。。。もしや?!

…できたかも、と思ってからが大変でした。
 

まず妊娠検査薬はどこで買うの?ロシア語orトルクメン語で何て言うの?から始まり、入手した妊娠検査薬の説明が全部ロシア語。。。それも日本で見るような体温計みたいなプラスチックに窓がついているモノじゃなくて、リトマス紙に毛が生えたみたいので、どこをめくってどこにかけるのか分からなくて失敗したり。チャチなつくりのため、判定の線が出るところもインクが滲んでハッキリ分からないし。 

とにもかくにも病院で確認してもらわなければ!となったのですが、これまた病院を選ぶのも一苦労。どこの病院にかかればいいのか、予約はどうするのか、分からないことだらけ。

アシガバードには病院は割と沢山あって、まぁこの国のすべてに共通することですが、建物は豪華絢爛で立派、設備もピカピカの最新式が入ってる・・・でも中で働いてる人がまったく当てにならん。。。という状態なのです。


 


現に私たちも知人や自分たちの実体験としてそういう「をいをい!」な事例を見知っていたので、トルクメニスタンでの医療にはかなりの不安がありました。

情報が統制されている国なので、あらゆる情報や便宜は人からの口コミと人脈にかかっています。
結局、オットの秘書であるNちゃんの知人の知人が評判の良いエコーの医師だと言うので、彼女に予約を取ってもらいました。

中央病院という私立病院で、トルコ政府の支援で建てられたので通称「トルコ病院」と呼ばれている病院の勤務医だそう。


ピッカピカの他の病院から比べるとショボめな施設なのですが、昔からトルクメで一番腕のいい医者はここにいると言われていて、在アシガバードの外国人は大体ここに来ています。



はたして、Nちゃんが予約してくれた日時に病院に行ってみると・・・

まず受付的なものが、形としては存在しているけど全く機能していなくて、誰も私が誰で何しに来たのかや予約の確認もしないし、先生にも伝えません。

先生の部屋の前で待てというので、何人もが待っているそのドアの前に行って、待ってみました。
もしかしたら、先生が分かっていて順番で名前を呼んでくれるのかも、と期待して。


が。


診察室から一人が出て来ると、すかさず誰かがサッと診察室に入ってしまいます。どういう順番なのかも不明。
そもそも、先生は私がここに来ていることを分かってるのか?このままでは待っている人が全員終わるまで、ずっと診てもらえないのでは?という不安が募ります。

私は本来とても気が長い性格なのですが、オットが仕事を抜けて付き添っているので、時間がかかってしまうのは気になります。

でも、診察室に入ろうとするものなら、待っているトルクメン人の患者達から一斉に「私達は朝から待っているのよ!」と注意されてしまうし。

おかしいなぁ、私は予約したはずなのに、朝から待っている人たちと同じ順番待ちなのか??


オットに問いただすと、どうやらここでは予約なんか無く、秘書がしてくれたのはイワユル「予約」ではなくて、知人のコネで「袖の下をいくら渡すなら、待っている人たちをスッ飛ばして診てあげるわよ」というただの裏取引だったことが分かり。。。ガックリ。

なんでも袖の下・賄賂が当たり前になっているこの国、医療の場でも然りなのでした。


しばらくして、郷を煮やしたオットが意を決して診察室のドアを開け、事情を説明して戻ってきました。

しばらくすると、女医が廊下に出て来て、朝から待っているという人たちに何やら言い、すると皆な素直にゾロゾロ帰っていきました。たしか、この病院は一日に先着30名しか診ないと聞いていましたが。

ん?私達も帰らないといけないのかな?え?でも予約…もとい裏取引はどうなってるんだ?!

呆然としていると、先生が再度出てきて、私たちを診察室に呼びました。
・・・どうやら、コネのおかげで、特別に私たちを31人目として診てくれるらしい。


診察室に入ると、医師は少しならトルコ語もできるということで、トルコ語を混ぜたトルクメン語で話してくれました。
彼女はトルクメン人にはとても珍しい、ショートヘアのきりっとした女医さんで、テキパキと必要事項を手元の紙に記入していきます。

すぐ後ろの部屋にエコーの機械があって、横になって診てもらうと、もうすでに人の形になっている胎児が映し出されて、マイクのスイッチを入れると、部屋中に大音量で「バクバクバクバク!」と割れんばかりの心拍が響きわたりました。


うちの子、Made in トルクメニスタンなんだなぁ。。。笑



しっかりとエコーの画像をプリントアウトして手渡してくれた先生は、大きさなど見たところ問題無いこと、出産は7月末になること、次回は一ヶ月後にダウン症の検査をすることを言って、ちゃんと次回来るべき日も決めて、エコー写真に付箋で留めてくれました。

しかも結局、約束していた金額の袖の下は
「日本人からは貰えないわ」
と冗談めかして言われて、受け取ってもらえませんでした。

会計窓口で支払いをすると、たしか1500円くらい。 
トルクメニスタンは国立の病院は無料だけど、私立もそこまで高くないですね。 


ロシアなど他の国でもそうらしいのですが、ここでも産婦人科の先生とエコーの先生は別で、横のつながりもないらしく、産婦人科の先生に診てもらうためには別にまた予約を取らないといけない仕組みです。

そうなるとまた先生探しからスタートなワケですが、Nちゃんが信頼を置いていた産婦人科医は今トルクメニスタンを離れているということだし、ここで採血とか色々されるのも不安だったので、まぁエコーで問題が出ないかぎり行かなくていいかなと思い、結局かかることはありませんでした。
なので、私は8ヶ月を過ぎて日本に帰国するまで、採血や再尿、内診などは一切受けずに妊娠期間をすごしていました。



一ヶ月後、今度は秘書のNちゃんに付き添ってもらって、2回目の診察に来ました。

今日は先生に前回指定された日時で来たのですが…またしてもドアの前に行列で、一向に私たちが呼ばれる気配がありません。

Nちゃんがドアを開けて説明しに行くと
「え?日本人?女郎蜘蛛さん?そんな人予約あったかしら?」
とか先生に言われて、カレンダーを確認されて、十分後くらいにやっと入れました。ふ~。毎回ドキドキだわ。

今回は頭と首の長さを測ってダウン症の可能性をチェックするとのことでしたが、今回からはなんと3Dと4Dのエコーでした。
日本では聞くところによると、4Dなどは別料金を払ったり、妊娠中に一度か二度しか撮ってもらえないそうですが、ここトルクメではその後も何も聞かれず毎回これでした。


この時は、Nちゃんが
「診察料はあなたに直接払った方がいい?それとも会計で?」
と言うと、
「私に直接払ってくれるなら安くするわよ。そのかわり、あなた(Nちゃん)を診たことにしてね」
と言われ、先生に払いました。



そんなこんなで大体一ヶ月半に1回くらいの間隔で病院に通い続け、後半には性別も判定してもらい、8ヶ月をすぎた頃、飛行機に乗れるギリギリ最後のタイミングで日本に帰ってきました。

基本的には「郷に入れば郷に従え」で暮らしたい主義の私ですが、どんなにトルクメが好きでも、初めての妊娠出産をこの国の病院でするのは不安がありました。

言論統制があるので国内でのネガティブなことは一切ニュースにはなりませんが、人々の噂によると産後の肥立ちが悪くて亡くなった女性の話とかも聞いたし。。。
トルクメ在住のトルコ人夫婦は、二番目の子供をトルクメニスタンで産んだ際、在住登録をしなければならない期間中に病院から出生証明書をもらえず、遅延したら何十万もの罰金を払わされた。。。なんて話もあったらしく。


やはり色々リスクがあるのかなぁと思って、特にオットの強い希望(彼は私よりここでの暮らしに慎重)もあって、産後の里帰りもかねて私だけ日本に一時帰国して産むことになりました。

トルクメニスタンでの生活を気に入っていた私には、限られた期間しか居られないトルクメニスタンを何ヶ月も離れること、家族の大切な時期をオットと離れて家族バラバラで過ごすという決断は、とても悲しかったです。。。


トルコ経由で日本に帰る日、深夜の空港を発った飛行機の窓からあいかわらずレインボーに光り輝くアシガバードの夜景を眺めながら、私は涙が止まりませんでした。

トルクメニスタンを離れる時に涙する外国人なんて、あんまりいないと思いますが あはは…



日本に帰ってくると、エコーは毎回2Dで、トルクメニスタンの時のように顔が見えなくてつまらない。都からの免除があっても、診察は5、6000円かかる時もある。
大きなお腹でマタニティーマークをして優先席に立っていても、席はなかなか譲ってもらえないし、さらに子連れの人達は電車でもエレベーターでも、もっと肩身が狭そう。日本で子育てするのって大変そうだな、そりゃ少子化になるわ、と思ってしまいます。

そういう意味では、トルクメニスタンでストレスなく妊婦生活を後期まで送れたのは良かったです。お陰でつわりも無かったし。


でも日本は、医者も看護婦も病院もシッカリしていて信頼できるし、赤ちゃん用品は海外のものと比べて本当に丁寧に細部まで考えて作られているし、妊産婦に必要な情報もいくらでも手に入るのは良いところ。

どっちもどっちかなぁ、なんて思ったりしています。


出産を控えた今は、いつになったら子供を連れて再びアシガバードに帰れるか考え中です。

小さな子のいるお友達も向こうで待っているし、数ヶ月後には子供連れのトルクメ生活もブログでご紹介できたら…と思っています嬉しい

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キプロス最終日は、南キプロスとの国境(緩衝地帯)があり、南キプロスにとっても北キプロスにとっても首都であるレフコシャ(Lefkoşa)にやってきました。

二つの国が同じ町を首都にするのは世界でここだけだそう。
(といっても、北キプを国と認めてるのはトルコだけだけどね)


ギルネ中心部でレフコシャ行きのドルムシュ(乗り合いタクシー)に乗って行きましたが、ベシュパルマック(=五本指)山を越えるので、40分くらいかかりました。




ドルムシュはツーリストインフォメーションセンターの近くで止まりました。センターの建物も素敵。



その道をまっすぐ歩いて行くと、国境のある城壁内の旧市街地にむかいます。




レフコシャの旧市街地は、11角の突起の出た星形のような城壁で囲まれています。
その真ん中をつっ切るように、南と北を分ける国境(緩衝地帯)が引かれていますよ。

青い線が国境


街の役所のマークも城壁をモチーフにしています。



旧市街地の見所をまわって行きます。


まずは、バンダブルヤ・マーケット



なんだかインドやらアフリカやらから来たと思しき商品や店員がいる。。。地中海の要所だった関係?


カラフルな野菜と、モロッコでも同じようなのを見たアフリカちっくなパン籠が素敵。

 



続いて、ブユク・ハン。
ハンとは、キャラバン・サライのことで、キャラバン(隊商)が寝泊まりに使った宿泊施設のこと。



そしてメインともいえる、セリミエ・ジャーミー(モスク)へ。

ミナレットが見えたので、「モスクだぁ~!」と歩いて行ったのですが、なんだか見た目がヘン。

これ・・・どう見ても、ゴシック調の教会だよね?

  



インフォメーションでもらった資料によると、12世紀に建てられたキプロス最大の聖ソフィア大聖堂を、16世紀にレフコシャの支配権を得たオスマン帝国がモスクに改造したのだそう。

上の写真の、取ってつけたようなミナレットは、もちろんその時に付けられたもの。



中に入ってみるとさらに、教会だったものをモスクに変えた、違う要素がミックスしている様子が面白い。

入り口の上は、いかにも中世らしい形のステンドグラスや彫り物。

  


建物全体は、カトリック教会のしきたりで十字の形をしていて、かつては十字の頭部分に祭壇があって、そこへ向かって座席があったんでしょうが、祭壇などの装飾や座席はもちろん取り除かれています。




モスクはふつう、メッカの方向に建物が向いていてそこに入り口から真っすぐ奥に進んだところにキブラがあるのですが、この教会だった建物の向きは十字の頭部分であって、メッカの方向ではありません。

なので、十字の右手部分に、斜めにズレる形でキブラが作られていました。
入り口から右手斜めに進む感じです。


(正面の黒いアーチが建物の正面奥、右手に見えているミンバルの先にあるのがキブラ)



キブラをアップ。


トルコのイスタンブルにもギリシャ正教の教会をモスクに変えたアヤ・ソフィアがありますが、このセリミエ・ジャーミーはもともとの建物がもっと典型的な教会チックな外見なので、より面白みがありました。


キプロスにはこういう建物は多いようで、帰りのドルムシュで通りかかった小さなな街のモスクも、よく見たら教会の建物で、もともと鐘楼だっただろう塔にちょっとした金属の尖塔をつけてミナレットにしていました。




キプロスには、イスラム神秘主義のメヴレヴィー教団の活動も盛んだったらしく、修道所跡もありました。

 



この後 私達は国境を越えて南キプロスに入ってみようかとも思ったんですが、なんと私が大ポカをして、エルジャン空港で別紙に北キプの入国スタンプを押したものをホテルに忘れてきていて、出国手続きできませんでした。。。
ガーーン。


でもま、様々な勢力に奪い奪われ、色んな文化や文明を受け入れてきたキプロス島、とっても面白い場所でした。
リゾートとしてはトルコからアクセスが楽で、値段も安くてノンビリしているので、また家族でゆっくり来るのも良いな~。


短いキプロス滞在でしたが、良い小旅行になりました♪


〜キプロス旅行記 完〜
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翌日は、現地発のツアーに乗ってカルパズという、キプロス島のツノのような部分に行ってみることに。




最初トルコの会社が催行してるツアーにしようと思ってたのですが、なんか…

トルコ人向けのツアーって、いかにキプロスでトルコ系住民が受難を受けたか、いかにトルコ軍がキプロスで勇ましく闘ったかを見せるべく、虐殺されたトルコ人家族の屋敷跡とか将軍の戦勝記念碑とかを周るナショナリズムくすぐり系トルコのスポットばっかりで、正直ゼンッゼン楽しそうじゃない。。。


欧米人向けのツアーは、値段はトルコ人向けより高いけど、ハルーミチーズやオリーブオイル工場おりーぶの見学、景色のいいビーチを回ったり、野生のロバを見たりするらしく、これは楽しそう!!



そんなワケで、イギリス人ばっかりのツアーに、なぜかトルコ人と日本人が各1名ずつ紛れ込んだのでした。


まず向かったのは歴史の古いオリーブオイル工場。

 


過去の石臼から現代の機械まで置いてあるけど、現代の機械も昔のとあんまり変わらず、とてもシンプル。
近隣の住民が、シーズンになると自分のところのオリーブを持っていて買い取ってもらったり、自分用のオイルにしてもらったりするんだそう。


オリーブは捨てるところのない植物で、オイルを絞ったカス(種や皮など)も、円柱状にプレスすると良い燃料になるんだとか。



ショップコーナーでは、ここで作られたオリーブオイルの試食。
無添加の石鹸やクリームもあって、お土産に買いました。

 



私が1番行きたかったハルーミチーズの工場は、最近見学を受け付けてないらしく、行けなくて残念。。。

ザンチン時代から作られている焼いて食べられるチーズ、ハルーミ。日本だと高いですが、産地だと安い



お昼には、海辺のレストランでシーフードのランチ。
なんでもここ、トルコ系とギリシャ系の住民が共同でやっているので、ガイドさん的に応援したいのだそう。




海が本当にキレイで、しかも手つかずです。





近くの漁港では、大きな魚が揚がったところ。猫が寄ってきてます。


キプロスは英語が公用語だった時代があるので、漁師さんたちも観光客と英語で話せる。トルコな感覚でいるとこういうのビックリします。


次にツアーのメインである、野生のロバが暮らすエリアへ。

観光客が来るとエサくれるの知ってるので、バスが近づくとロバ自ら寄ってきます。




ロバ達は、北キプロスがトルコ軍に占領され、南と北でギリシャ系住民とトルコ系住民の交換が行われた際、この地に住んでいたギリシャ系住民が放していった家畜が野生化したものだそう。

世界のどこに行っても重労働で酷使されているロバですが、ここのは自由気ままに生きて、観光客からリンゴとかもらって幸せそう。



オネエさんとセルフィー撮るロバさんw


この近くは、アンドレオス修道院と、病気の治癒に効くという聖なる泉があって、まぁこういうのトルコにも沢山あるけど、一応飲んできました。




ここから見た海も、本当にキレイでしたー!





近くの村で、トルコ・コーヒー休憩。

村には隣り合うようにモスクとギリシャ正教の教会が建っています。


住民交換の前は、どこもトルコ系とギリシャ系の住民が同じ集落に一緒に住んでいたそう。
ガイドさんは
「なんとも珍しいことに、民族や宗教の違いをものともせず、みんな平和に住んでたんですよ」
と英語でイギリス人たちに説明している。

でもそんなの、地中海~中東世界ではどこでも当たり前に見られたことなんだよね。とくにオスマン帝国とか、イスラム教徒が支配していた地域では、異教徒は信仰の自由と財産の権利を与えられて何百年も共存していた。ちっとも珍しいことじゃない。異端者やユダヤ教徒が信仰を理由に迫害されてきた欧州の歴史とは違う。


村のモスクは、今ではキブラ(メッカの方向を示す)にもトルコと北キプロスの国旗が並べられて、なんとも政治色とナショナリズムが強い感じになっていましたが。。。





ツアーの最後は、ゴールデンビーチというキプロス屈指の美しいビーチで1時間の自由時間でした。


この周辺はウミガメが産卵にもくるほど水がキレイ。
産卵の時期は島民のボランティアがずっと見張って、ウミガメが無事に卵を産めるように、害獣に狙われないようにパトロールするんだとか。

孵化の時期になると、それを見に行くツアーもあって、孵化した赤ちゃんカメに自分の名前をつけて海に放す、なんてのもしているそうですよ。


の~んびりと島巡りをした一日でした。

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