大阪府立急性期・総合医療センター(大阪市)に頭部外傷で入院中の40代男性が23日、臓器移植法に基づき脳死と判定された。男性は脳死で臓器提供する意思を示すカードを持ち家族が心臓、肺、肝臓、腎臓、膵臓(すいぞう)、小腸の提供を承諾した。同法に基づく脳死判定は87例目、臓器提供は86例目となる。

 心臓は大阪大病院で10代男性▽肺は福岡大病院で20代男性▽肝臓は東京大病院で30代女性▽片方の腎臓はNTT西日本大阪病院で50代女性▽もう片方の腎臓と膵臓は九州大病院で40代男性▽小腸は京都大病院で10代男性に移植される予定。

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