パロマ工業製湯沸かし器による一酸化炭素(CO)中毒事故で、業務上過失致死傷罪に問われた元社長、小林敏宏(72)と元品質管理部長、鎌塚(かまつか)渉(59)両被告の公判が18日、東京地裁(半田靖史裁判長)で結審した。最終弁論で弁護側は「事故は予測できず、統一的な点検も不可能だった」と無罪を主張した。検察側は小林被告に禁固2年、鎌塚被告に禁固1年6月を求刑しており、判決は5月11日。

 弁護側は最終弁論で「営業所への文書配布など対策は取っていた。過去の事故情報を入手していた経済産業省が、ガス事業者を指導して点検することが最善の策だった」と主張した。【安高晋】

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