自分で調べて採点できる化粧品毒性判定事典 | フランスBIOベジ生活

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オーガニックベジタリアンのフランス生活と自然派コスメやヴィーガンコスメ







たくさんの方がブログで紹介なさっていたので、とうとう私も入手しました。
化粧品コーナーで、手に取った商品の成分表をじっくりと見ている女性を見ては『感心するな、でも自分にはとうていそんなこと出来ないわ』と思って来たので、まさかこの本を手に取る日が自分に訪れようとは思いもしませんでした。


いわゆるデパート売り場にあるような化粧品はケミカルたっぷりで肌には悪いだろう、オーガニックブランドの化粧品はそういった危ない成分は全く使っていなくて安全だろう、それぐらいの感覚でいたのです。



この本は、そういった成分表があいうえお順に書き出してあって、それがなんの用途で用いられているか(界面活性剤、乳化剤、紫外線吸収剤、香料など)書いてあって、安全度が△ ■ ■■ の3つの記号で表されています。その記号の合計点で安全度を総合的に判断しようということです。



ここで少し自分のことをお話しすると


日本一時帰国前まで

シャンプー、ボディソープは手作り石けん
ハンドクリーム、ボディクリーム、リップ、フェイスパウダーなども手作り
マスカラ、アイライナー、ハイライト、メイク落としはオーガニック

でした。だったのですが、春に日本に帰国した際、あまりの日本人女性たちのキレイさに衝撃を受けました。
今までは手作りが多かったので、少しくらい使い心地が悪くても肌が綺麗に見えなくても仕方がないよね、これも地球環境を守るためなんだから!と思っていたのです。
でも、同じ日本人女性の妥協しないキレイさを見てハッとさせられました。地球環境を守るのも大事だけれど、女性として自分レベルの美しさに対して努力することはハッピーな気持ちにもつながるんだって気付いたのです。




で、ここからがすごく残念な私なのですが。いたたまれなくなって数々のケミカルコスメを買い漁ってしまったのです。日本って誘惑が多いものですから…今考えると本当に失笑ものなのですが。


そんなケミカルコスメたち、どれもこれも乾燥して仕方が無く、ケミカルコスメを買った時に付いて来たケミカルメイク落としを使えば肌が痒くなり、と散々でした。
フランスへ帰国後この赤本を見て成分表を調べて愕然。肌が乾燥するのも無理の無いことだと大いに納得させられました。
結局、ケミカルコスメたちはお蔵入りです。使ってくれる友人が見つかると良いけれど。






それで、その後オーガニックブランドの製品もこの化粧品毒性判定事典で調べてみたのです。そうしたらまたしても驚きの事実が。オーガニック=合成ポリマーや合成界面活性剤はフリー、この事典で言うところの0点並びだと思っていたのですが、オーガニックであってもそういった合成成分が含まれているものがほとんどだったのです。

※成分表は、配合量の多いもの順に記載されているので、同じ成分だとしても一番目に書かれているか末尾に書かれているかで危険度は変わります。ですが、その点についてはこの本の単純な計算方法では考慮されません。





その後、怖くて何も付けられない日が数日ありました。もうシェルターでも作ってそこで日にも当たらずに無菌状態で生きるしかないのかしら?って。
けれども、他のオーガニックコスメの本(後日ご紹介します)やノンケミ主義の方のブログなどを読んでいるうちに自分の中で線引きが出来てきました。

この本に載っている危険度をそのまま鵜呑みにするのではなく、自分の中でここまでの成分は許そう、これは危険度が低いって書いてあるけれど私は使うのを止めようっていう基準を作ることが大事だと気付いたのです。なので、この本の判定結果は参考程度に。







むしろそれが何の用途で使われている成分なのか、の欄をじっくり確認するようにしています。これがとても役に立っています。
化粧品ってこういう役割を持つものが合わさって出来ているんだと勉強になりますし、自分の使う製品がどう構成されているのか知って使うのは安心感につながり、愛着もわきます。
この本に載っていない成分もあるので、毎年更新して新刊が出てくれると助かります(この本は2005年発行)


はまってくると成分を見るのが楽しくなってきます。私は、この本に載っていない成分を書き足したり、自分なりの危険度を付けたりしてカスタマイズしています。


多くの女性がお勧めしている通り、とても素晴らしい事典ですので私もおすすめいたします。





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