中国の習近平(シー・ジンピン)国家主席はロシア・モスクワを訪問中で、4日にプーチン大統領と会談した後に、北朝鮮問題についての両国の共同声明が発表された。

共同声明は冒頭で、中ロとも北朝鮮に対して4日のミサイル発射を受け入れられないとした上で、国連安保理決議を順守するよう「強烈に促す」とした。

しかし、共同声明は北朝鮮が核兵器や弾道ミサイルの実験を停止することを求める一方で、米韓が朝鮮半島における大規模な軍事演習を取りやめることや、韓国に高高度防衛ミサイル(THAAD)ミサイルを配備することに反対するなど、むしろ米国に対する注文が多い内容になっている。