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実際のMRI画像のためプライバシーに配慮し、個人情報は伏せています。




【STAFF】


4月14日に発生致しました「熊本地震」におきまして、被災された方々には心からお見舞い申し上げると共に、復興に尽力されている皆様には安全にご留意され、ご活躍されることをお祈り致します。私も微力ながら、復興支援に尽力致します。

高木淳也


前回記事、父の癌との戦いⅤ~脳腫瘍との戦いⅡ~に引き続き、癌(がん)との闘いをお送り致しておりますが、断薬についてのお問い合わせが余りにも多く、STAFF一同驚愕しております。薬に関して、不安を抱いている方、家族が大量の薬を飲んでいることに、どうして良いのか分からないなど多数でした。



掲載しております、高木淳也のお父様の癌(がん)との闘いは、飽くまでも一個人の対処方法であり、断薬を含めまして、お父様の体調、病歴及び刻々と変化する病状に合わせて、時間をかけて対処している一例に過ぎません。



当たり前のことではありますが、医師への相談も重要であることを付け加えておきます。



高木淳也は、これまでも講演にて、『運動と向き合う』と言うテーマで、身体能力を落とさず、年齢を重ねて行くエクササイズプログラムを提唱してきました。



今後もお父様の癌(がん)を機に、更にエクササイズの重要性を広めて行く所存です。



アメブロでは、先行してお届けして行きますが、全ての癌(がん)に対して、有効な記述ではないことをご理解下さい。



また、講演会についてのお問い合わせを多数頂いておりますが、電話での受付は致しておりません。ご了承願います。






講演は、16年前にスタート。企業理念や正負の法則理論、コンプライアンス理論、そして、エクササイズ理論を重要視してきました。



その勢いは、海外にまで及び、数多くのテーマで講演を開催し、賞を受賞しました。
今回の癌(がん)との闘いは、正にその集大成なのかもしれません。




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実際のMRI画像のためプライバシーに配慮し、個人情報は伏せています。




ミトコンドリアへのアタック
私は、自身のトレーニングや指導(パーソナルトレーナー)時に、『脳機能アップ』と言う語彙をしばしば使用するが、実はミトコンドリアにアタックをかけているのである。

ミトコンドリアとは、独自のDNAを持ち、分裂、増殖する、真核生物の細胞小器官である。

父の糖尿病との闘いを含め、今回の癌(がん)発生時におけるトレーニングにも取り入れている。

ミトコンドリアは、食事から摂取した栄養と、呼吸から得られた酸素を使って、ATP(アデノシン3リン酸)というエネルギーを放出する物質を産み出す重要な働きをするものであり、1つの細胞のなかに100~2000のミトコンドリアが含まれている。

これを利用して、身体のエネルギーの放出を高めて行き、衰えた細胞や死滅した細胞の再生を図るのだ。

例えば、父は脳腫瘍により、脳の機能の一部である神経が遮断され、左手先が完全に麻痺した。

この場合は、運動に関わる神経核『⾚核』と、⼤脳新⽪質に存在し随意運動を司る『運動野』 との結合にアタックをかけて行く。そうすることで、新たな神経細胞が増殖し、麻痺した手先が動き出すのである。勿論、父の左手も“再生”した。

そのためには、“ミトコンドリア”の増殖が不可欠であり、エネルギーを増大させ、代謝を促進させる必要がある。つまり、骨格筋(筋肉)のなかのミトコンドリアは、運動を続けると増殖する性質があるが、
速筋線維(所謂無酸素系のボディビルダーやスプリンターが使用する骨格筋)には、ミトコンドリアが少なく、糖原が多いので、糖分解により乳酸ができやすい。これが筋肉痛の原理である。

これを一つの目安にして、個々に合わせたプログラムを作成して行くのである。


運動強度を上げると、血液中の乳酸濃度は無酸素性作業閾値(AT)もしくは血中乳酸蓄積開始点(OBLA)に到達する。当然、ミトコンドリアが増殖する。ATPも増産されるので、乳酸が溜まり難くなり、筋肉痛が起き難くなる。

この時点で、強度を少しずつ上げながらプログラムメニューを変えて行く。

ミトコンドリアが増殖すると、運動エネルギーがさらに増産、供給され、脂肪や糖の代謝も盛んになるので、新陳代謝がアップし、免疫細胞が再生を始める。


このトレーニング法は、実戦空手息吹之會の子供達にも実践しているが、その他には、アメリカ、国内の企業トップ陣及びアスリート達にも指導している。*無料で行っているのは、子供達を指導する息吹之會のみです。ご了承下さい-by STAFF-

そして、今回の父の場合は、カロリー制限が厳しく管理された病院食で半ば断食のような状態が続いた。

私も減量を良く行うが、身体の余分な脂肪や毒素(コレステロール)を排出するだけではなく、飢餓状態でも
ミトコンドリアが増殖するのは、研究で明らかになっている。つまり、適度な空腹感が最も重要なのである。そして、栄養のバランスが重要なのは、言うまでもない。

同時に糖尿病から血管壁がボロボロとなり、血液はドロドロのため、全身に血流が行き届かない。よって、冠静脈の石灰化(動脈硬化性変化)が始まり、糖尿病性神経障害から両足が糖尿病性潰瘍と壊疽が進行し、最悪の場合は両足の切断となる。

この前兆が強烈な寒さを自覚するようになるが、父も異常に寒さを訴え、余りに過保護な防寒から脱水症を誘発し、身体はボロボロになっていた。

しかし、これも病院では、毛布二枚だけで過ごさなくてはならない。

寒さを感じると、脳は“エネルギーが必要だ”と判断し、ミトコンドリアを増殖することも研究で明らかになっている。

私自身も普段から薄着を心がけ、真冬でも空手衣及びTシャツで鍛錬に勤しみ、体内エネルギー活性化を図っている。

私は、厳しい環境こそが身体再生の原理であることを何度も父に説明した。闘う意志こそが生命力をアップさせて行くからだ。

これに加えて、リハビリとこまめに動く『
生活活動強度を促進させ、カロリー消費を図って行く。

日常生活でカロリーが消費されるのは、安静時・立位時・徒歩・速歩・筋運動である。こまめに動くことによって、代謝は更に促進されて行く。

ミトコンドリアに身体的危機状態と認識させて増やして行き、生活活動を強化して、カロリー消費とともに新たな神経細胞と衰えた細胞を増殖させて行く。

病気が暴れていなかった、10年前の肉体に戻そうと言う理論だ。飽くまでも私の理論だが、若年時に発症しなかった病気が年をとってから発症するのは、免疫力が衰えている可能性が高い。

よって、運動と食生活の改善で、免疫細胞を再生すれば治癒すると考え、プログラムを作成している。

この結果、糖尿病性神経障害から起こる両足の糖尿病性潰瘍と壊疽は、みるみるうちに回復して行った。

そうこうしている内に、父の全ての検査結果が出揃った。

担当医師がX線写真を見せながら、母と私に説明した脳腫瘍の元凶・・・。

それは、『原発性の肺癌(がん)』であった・・。

私の脳内でシミュレーションしていた治療法が定まった・・・ここからが本当の闘いなのだ。

高木淳也




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糖尿病性神経障害から両足が糖尿病性潰瘍と壊疽に冒されたが、劇的に治癒して行く。






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