明後日のコンサートに向けて | なぜ牛丼屋でジャズがかかっているの?

明後日のコンサートに向けて

 
 
 コンサートも明後日に迫り、昨日リハーサルも無事終えました。
 
 この定期コンサートを始めたのは1998年頃だったと思います。
 
 最初のうちは、旧ヤマハホール(今より広かったのです)で演奏していましたが、その後、草月ホール、読売ホール、日経ホール、朝日ホール・・・など、いろいろなところで演奏してきて、ここ数年は渋谷さくらホールで演奏させていただいています。
 
 メンバーは、もちろん多少変わっているけれど、それでも、全回出演してくださっているミュージシャンが、半分以上だと思います。これは、はじめて20年くらい経つことを考えると多い割合なんじゃないかなあと思います。
 
 コンサート直前に急にこんなことを考えるのも、改めて、大路さんがいないからなんですね。大路さんは定期公演に限らないけれど、あれだけの売れっ子だったにもかからず、私がお願いしたコンサートには万難を排して、必ず出演して下さいました。まあ、彼は周囲の誰に対してもそうだったのだと思いますが。
 
 バンドというのは、人間関係とか音楽の方向性の違いなどで、一時一緒にやらなくなる、っていうのはよくあることです。でも、音楽をやっている限り、いつかまた一緒にできることはあるし、それも音楽の楽しみの一つなわけです。
 
 亡くなってしまった方とは、少なくともこの世ではもう一緒に演奏出来ませんね。人数の多いビッグバンドである限り、それは避けられないわけですが、最初にお別れするのが大路さんとは思わなかったですね。見た目も健康そうで体力がありそうに見えたと思いますが、実際の生活もきちんとされていた方でしたから。
 
 もっと身体に悪そうな生活をしている人は、たくさんいます!健康のためには、タバコはいけない、お酒の飲み過ぎもいけない、実際その通りです。でも、それはあくまで統計的な話であって、大路さんはタバコもとっくにやめていたし、お酒も適度だったですけど。
 
 ずっと一緒に演奏してきた方と一緒にできないと思うのはつらいことです。例えばシャープアンドフラッツの原信夫さんとか、そういう思いを何度も乗り越えていらっしゃったんだろうなあ、と想像します。
 
  このコンサートのコンセプトを決めた9月は、Rudy Van Gelderが亡くなったことを聞いた直後でしたが、昨年は、その後たった2か月の間に尾田悟さんと大路さんの訃報を聞きました。そして12月には、とてもお世話になった、ドクタージャズこと内田修先生の訃報まで。
 昨年はそういう年回りだったんだろうなあ。でも、自分が年齢を重ねるにつれて、今後そういう事が増えてくるのでしょうか。
 
 明後日は、大路さんと尾田さんに捧げる曲も演奏します。お二人とも天国から聴いていて下さると良いなあ・・・。
 

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 2/17・渋谷さくらホール、HPでもチケット販売をしておりますが、今後郵送はいたしません。当日取り置き、受付にて代金引換となります。当日券もありますが、先にご予約いただいた方が、より良いお席をお取りできます。詳細はこちらです。

 

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2/17(金) 守屋純子オーケストラ2017年定期公演  19:00–
会場:渋谷区文化総合センター大和田 さくらホール (渋谷駅より徒歩5分)
チケット:一般:4500円 学生:3000円(税込)
メンバー:
リズム:守屋純子(P, Arr)、納浩一(B)、広瀬潤次(Drs)、岡部洋一(Perc)
サックス:近藤和彦(AS, SS, FL)、緑川英徳(AS)、岡崎正典(TS)、アンディー・ウルフ(TS)、岩持芳宏 (BS)
トランペット:エリック・ミヤシロ、木幡光邦、奥村晶、岡崎好朗
トロンボーン:佐野聡、佐藤春樹、東條あづさ、山城純子(B- TB)
詳細は、こちらを御覧下さい

 

2/26(日) 高田馬場Hot House 21:00–
日本一小さいライブハウス!初のスーパーソロピアノ!というわけで、ジャズじゃないものもやります。(ユーミンとか?)
http://d.hatena.ne.jp/hothousegogo/