2018年3月26日(月)

 

ブルーノート東京で、セシル・マクロリン・サルヴァント(2ndショー)。

 

一昨年、たまたまブルックリンの公園のフリーライブで初めて観て「なんて歌のうまい人なんだ」と軽く衝撃受けたんだけど、昨夜のライブで改めて「こんなにも歌唱表現力の高い人、そうそういないんじゃないか」って思ったな。緩急自在。恐ろしく完璧なヴォーカル・コントロール。スキャットはせず歌そのもののまんまで(フェイクもそれほどしないで)低いとこと高いとこを自由に行き来できるっていうね。あと、中盤あたりでさらっとオペラ的な歌唱もしたり。だけどこれ見よがしなところがまるでなくて、性格的には控えめな人なんだろなってこともわかるというか。要するに品があるんですね。ああいうの目の当たりにすると、やっぱり歌のよさも技術の高さにかかってるとこあるよなぁと思わざるを得なかったりするわけで。素晴らしかった!

 

こちら、アエラスタイルマガジンに書いた公演紹介コラムです。→https://asm.asahi.com/article/11344733