ブログの更新ペースがだいぶ落ちている。
仕事がけっこう忙しかったからでもあるが、少し時間があるとツイッターのほうに行っちゃうようになったからでもある。
ブログとツイッター。
もうちょいうまくバランスとってやれればいいのだが。


というわけで、「今頃かよ!」って感じだけど、2週間ちょい前の日記から。
記憶はだいぶ飛んじゃってるんで、さっくりと。




9月23日(木)


九段下・日本武道館で、『LADIES AND GENTLEMEN』。


THE ROLLING STONES
“LADIES AND GENTLEMEN”
Film Live at Budokan


「怒るくらいなら泣いてやる」


「怒るくらいなら泣いてやる」

ストーンズの72年の北米ツアーのいくつかをひとつのライヴの流れでまとめた幻の映画『LADIES AND GENTLEMEN』。
略してレディジェン。
これが38年の時を経て今に蘇り、まもなくDVDも発売になるわけだが、それに先駆けて“あの場所”で上映するという。
そう、武道館!


因みに1時と4時と7時の3回上映だったのだが、僕は1時の回と7時の回、2回観に行った。


あいにくこの日の天気は雨。
朝は雷も。

というわけで傘をさして向かった武道館。


まずは物販売り場に直行。
この日初めて売られるストーンズTシャツもあるということだったので、早めに家を出たのだ。
(ストーンズT・コレクターなものでね)


物販売り場がちゃんとあって、外には違法で売ってる店も出てたりして、まさにライヴに向かう雰囲気そのもの。
気持ちがあがる。
で、Tシャツ2種とファイルなどを買って、いざ会場へ。


さすがに観客の年齢層は高く、40代以上がほとんど(もっと20代とかの人も観に行かないと)。
で、みんながおもいおもいのストーンズTを着こんでいる。
もうね、自分の持ってないストーンズT着てる人を見つけると、気になっちゃって気になっちゃって(苦笑)
なかでも、もっとも多く目にしたのは、ストーンズ・武道館Tシャツ。
確かにあれこそ、この日ならではだよな。


席につき、始まる前から、まさにこれから始まるライヴを待っているソワソワ感&ワクワク感。
上映が始まり、ストーンズのメンバーが(フィルムのなかで)ステージに出てくるその瞬間の胸の高鳴りはやはり特別のものだった。


72年と言えば、改めて解説するまでもないが、ストーンズが音楽的に絶頂期にあったと言われているとき。
さて。

それがいかなるものだったかは、ここでぐちゃぐちゃ書いてもしょうがないので、とにかく観てくださいとだけ書いておく。
今週は映画館でもやってるので、DVDで観るよりも絶対劇場に足を運ぶべきだ。


本当にあのとき(72年・73年)のストーンズのライヴを武道館で観たと思えるような興奮があった。

この時期のストーンズの凄さは、そのかっこよさは、ちょっと異常だった。
このライヴに匹敵するものが世の中に存在するのかってなくらい。
いや、本当に。


ミック・ジャガーは、前半特にだが、ジェイムス・ブラウンの動きをかなり取り入れているようだった。
お尻の形がまたいいんだ。

とか。

キースの声が今より3オクターブくらい高くて、若々しい。

とか。

チャーリーのドラミングが驚くほどパワフルで、キレキレだ。

とか。


メンバーそれぞれを観ながらいろいろ思うことはあったが、誰もが指摘している通り、最重要パーソンはなんといってもミック・テイラー。
こんなにも彼のギターがこの時期のバンドの音の色を決定づけていたとは!


で。
忘れ難いシーンはいろいろあるが、1曲あげるならやはり「ミッドナイト・ランブラー」だろう。
このときのミック・ジャガーはまるで悪魔がとりついたかのようだった。


それから「デッド・フラワーズ」。
ワン・マイクにミックとキースが顔近付けて歌う場面には本当にグッときてしまった。


そしてラストの「ストリート・ファイティング・マン」……。


とてつもない興奮、そして感動。
で、7時の回もまた、2回目ということもあっていろいろ気付かなかったところにも目がいったり。

そのあと、一緒に観に行った(Superfly)多保くんと深夜までストーンズ話しながらタップリ呑んでしまったのは、そりゃ当然でしょー。


レディース・アンド・ジェントルメン [DVD]/ザ・ローリング・ストーンズ