5月25日(火)


渋谷東急で、「第9地区」。


今頃すかぁー、とバカにされそうだけど、観たい観たいと思ってた「第9地区」をようやく観てきた。
これはまっさらな状態で観たかったので、評も読まず、観てきて話したそうにしてた友達の話も喋るなと遮り、観に行くタイミングを計ってた。
で、昨日やっと観に行った。


しっかり評的なことを書こうとすると果てしなくなりそうだし、今更って感もあるだろうから、感想だけ簡単に。


思い描いてた「絶対面白いだろう」という期待値を遥かに上回る面白さだった。
終わってから映画館に響き渡る声で「すんげ~おもしれ~~~~!!!」と叫びたくなった。
一瞬たりとも目が離せず、ふりまわされることの快感に満ちていた。
つっこみどころが多い、とか言ってる人もいるようだけど、少なくとも僕は観ている間、そんなもんはなにもなかった。
ただただ興奮してウッキャーってなってただけだ。


この作品には映画の面白さが全部ある。
この10年で、いや、なんならこの20年くらいの間に観たなかでもっともエキサイティングな映画だったと、勢いあまってそう言いきりたくなるぐらい。


あのテンポのよさ。
あの進め方の巧さ。
なにより、あの発想。あの独創性。


結局は発想なのだな。
発想が独創的であればこんなに面白いものになるのだ。
そう思って、観たあとになんだか力がわいてきた。
ボクも頑張らにゃってな気持ちになっちったよ。


こういうの観ちゃうと、また映画館にたくさん足を運びたくもなってくるな。
ライヴよりも興奮する映画体験なんて久しぶり。
ただ、エビ料理はしばらく食べなくていい感じだけど。



「怒るくらいなら泣いてやる」


http://d-9.gaga.ne.jp/