昨日、予定通り 慈恵医大の泌尿器科に行ってきました。


これは、半年に1回の 「経過観察」 です。


先週、撮影した CT (人体輪切りレントゲン)の結果と、血液検査の結果を確認するため。



私も、毎回、嫌な気持ちになるのですが、、


つまり、一度、「がん」という病気をした人は、常に、心のどこか 「再発」という2文字におびえいています。



気が狂ったように、走りまくってる私でもそうなのです。


今回、特に 不安だったのが、


9年前に手術した右鼠蹊部 (股間の右側)の痛み。



腹筋トレーニングをしていたり、30km以上走っていると、痛みだす。


だから、「たぶん、走りすぎなんだろ」 とそのままにしていたのですが、3週間以上続いていて、



そんなことを吐露すると、色んな人が心配され、自分も ちょっと不安でした。



まず、経過観察の血液データ。


悪いのだけ、列挙。


・ LDH(乳酸脱水素酵素): 258 (正常は 235以下)


これは、がん腫瘍マーカーの一つで、私は闘病中、この値を正常に戻すことだけを考えて一生懸命治療を受けていました。因縁の検査項目が、また、高く 異常値。


つぎは、


・ LDLコレステロール(悪玉コレステロール): 148 (正常は 139以下)


これも昔っから高い。体脂肪率 8%のマラソンランナーの私ですが、コレステロール値は、いつも高い。ハッキリ言って 遺伝性のもので、改善のしようがない。。


これ以外には、CRP(C反応タンパク)、好酸球が 高い。



でも、木村先生 曰く、「また、走っているんでしょ。その影響だと思います」 ということで ニコニコ顔でした。


真っ黒に日に焼けていて、元気そうですね~、と安心しきっている先生に、



「先生、実は、鼠蹊部が痛い時があって、今日 それを 診てほしいんですよ」 そういうと、


一気に、顔色が険しくなり、


「…、それ、いつから?」 



9年前 がんが進行して2人とも真剣勝負だったときの雰囲気になりました。


「3週間前から」 と返事すると、


早速、隣の うす暗い診察室に移り、エコー検査が始まりました。



「大久保さん、いまから、CT検査行ってきてよ」 と相変わらず怖い顔して言うので、どんどん変な雰囲気になる。



だったら、先週の経過観察用のCTで、鼠蹊部まで撮影されているか確認してほしい、というと先生は 慌ててそれを診る。


緊迫した雰囲気の中、二人とも黙ったまま。。



先生は、鼠蹊部ではなく、もう一方の睾丸やら、別の個所ばかり調べる。


それくらい 私のがん再発の可能性を 気にかけているのが よくわかる。


そして、一通り調べ終わり、



「大丈夫だ。再発はしていない。筋肉性のものじゃないかな。どうしても痛ければ、整形外科だね」



2人ともホッとした瞬間でした。



まあ、これで、鼠蹊部の痛みの問題が解決したわけじゃないのですが、サロマまで24日のいま 「ドクターストップ」は免れました。



南門の虎 を潜り抜けたところで、 つぎは、北門の竜。


さ来週、呼吸器内科です。


間質性肺炎の具合を診てもらいます。 


これを通過したら いよいよ サロマ出場が見えてきくる。


こんなことばかり気にしていても仕方がないので、今日の「15kmペース走」練習 気合い入れて やってきます!


あと、24日!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

次の大会:  喜多マラソン (6月5日、東京)

本番:     サロマ湖100kmマラソン (6月26日、北海道)


5月の距離:  462km

今月の距離:  16km


サロマ湖のベストタイム: 12時間03分 (2015年)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・