サロマ湖100kmを終えた今、軸足を完全に「Okubo Project」に移し、活動しています。
では、前回の続きです。
7年前の闘病当時、ガンの告知を受けた私は、激しく動揺します。
それまで、病気・怪我と全く無縁の生活をしていて、入院とか治療とか、想像もできないものでした。
「病気は、身体が弱った方がかかるもの」と言う様なとんでもない誤解を、一瞬でもしていたかもしれません。
勿論、生活習慣病や、身体の抵抗力が弱いことで発症する病気も有りますが、
「がんと難病」に関しては、全く当てはまりません。
オリンピック選手や、メジャーリーガー、ありとあらゆるスポーツ選手が病気と闘い、乗り越えていっています。
だから、病気の発症は、身体の強い弱いとは全く関係ないことです。
がんの告知を受け、早速ネット検索を開始するのですが、正直、驚きました。
見たくも、聞きたくもない、嫌な情報ばかりが溢れているのです。
しかし、何も知らない私は、「こういうものか・・」と信じてしまいます。
インターネット上に残されている情報は、治療の辛さ、病状の深刻さ、副作用の怖さ、、、そんなものばかりでした。
そして、患者の残念な結果のお知らせでした。
観る度に怖くなり、気が落ち込み、希望を失っていきました。
恐らく、これは、患者の家族も同じ気持ちだと思います。
インターネット上には、患者達が残した辛い経験の足跡だらけだったのです。
冷静に考えれば、生存率が50%であれば、辛い情報が50、社会復帰して元気でいる情報が50でも、良いはずなのですが、そんなことは、あり得ません。
私を含めた、普通の患者は、元気に社会復帰することに全力を傾けますから、病気・治療といった世界から、一生懸命離れて行こうとします。
数カ月か、何年か経ち、元気に社会復帰した元患者達が、その病気・治療に関するインターネットの世界に戻ることは稀です。
でも、実際には、多くの人達が社会に復帰して、元気に過ごされている筈です。
私は、そう言った患者の「ロールモデル」のような方々にスポットライトが当たる、勇気付けられるサイトを構築したい。
そうすれば、今も、病気と闘う患者さんや、その家族の方には、大きな希望になると思うのです。
今、それに取り組んでいます。
(次回に続けます)
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