前回のつづきです。
どうしようもない事を言って、私を「不安がらせた」父の話しの続きです。
私には、麻酔事故を気をつけようがないし、
親父の話す内容のくだらなさに嫌気がさして、
「もう、黙っていてよ!」と、強い口調で言ったのでした。
それから、
二人で、何とも気まずい雰囲気ですが、私は、それどころじゃありません。
これから、骨折の手術を受ける、という時ですから。
患者だって、しっかり手術を努めようと、思わなくてはなりません。
でも、父は、「一度、気になったらどうしようもない」、みたいでした。
つまり、息子が麻酔から二度と目覚めなかったら「どうしよう。。」という「彼の」気がかりです。
間もなく看護師が病室に来るという頃、彼は、病室を出て行きました。
そして、暫くして戻ってきて、
「ナースステーションで、お願いしてきたから」とか、言っていました。
妙に満足げな顔をしています。
「何を?」
「麻酔のこと、お願いしてきたからさ。大丈夫。」
「何を、お願いしてきたのさぁ?」
「麻酔事故の無いようにって・・」
未だに、言っています。
がっかりするのと、嫌になっちゃうのと。
そもそも、真面目に「麻酔事故を、起こさないでくださいね」とか、お願いするのであれば、
(そんな事、言うもんじゃないと思いますが)、
看護師さんじゃなくて、麻酔科医に伝えるべきです。
(全然、伝えてほしくないですが)。
とりあえず、これ以上、考えないようにして車椅子に乗りました。
手術室までは、車椅子に乗り、看護師に押してもらい、3人で行きました。
手術室に着くと、病棟の看護師は、オペの補助の看護師に資料を渡し、バトンタッチです。
そこで、付添い人の父とも、お別れです。
そしたら、また、
「麻酔とか、お願いしますね」
なんて、また言ってるし。
(なんなんだろ、一体。)
多分、オペ補助の看護師さんは、「何を言いたいのか?」、全く解らなかったと思いますが、「はい」、とだけ言って、付添い人とは別れました。
家族に出来る事は、「心配しないこと」、の一例です。
これから、いくつも例を出して、私の考えを(ユーモラスに)説明させて頂きます~。
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