映画「RAILWAYS」ロケ地探訪と「デハニ50形」体験運転 -その12-
2010年8月28日(土) 天気:
映画『RAILWAYS』ロケ地探訪★伊野灘駅(1) のつづきです
伊野灘(いのなだ)駅
島根県出雲市・一畑電車の宍道湖畔にある小さな無人駅。
映画『RAILWAYS』でさまざまな場面に登場した、とても思い入れのある駅です。
駅のホームへつながる階段が、なんとも叙情たっぷりですよね。
映画を観てからこの場所に立つと、あの階段を、
中井貴一さんや本仮屋ユイカさんが通ったんだな~と、想いもひとしお
この地を訪れたのは、8月の終盤。
ちょうど1年前の今ごろ、映画の撮影が行なわれていたそうです。
みどり鮮やかな田園風景が見られる時期にくることができて良かった~
伊野灘駅ホーム
主人公・肇(中井貴一さん)が、
駅のベンチにひとり座り、自分の進む道に思い悩む印象深いシーン。
1時間にたった1本しかない電車を見送り、なおも駅にたたずむ様子には、
大きく揺れ動く男のココロ模様が表現されていました。
伊野灘駅の目の前には、宍道湖がキラキラと美しく広がっています。
ずっと眺めていたいほど、素晴らしい風景。
肇(中井さん)はこの景色を見ながら、自分の進むべき道を考えていたんですね。
バタデン(一畑電車の愛称)の運転士になる決意を固め、
“49歳でホントに電車の運転士になった”肇は、とても誇らしげ
伊野灘駅舎内では、貴重なポスターを見つけました!
映画のタイトルは当初、一畑電車の愛称の『BATADEN』でしたが、
のちに『RAILWAYS』へ変更になったときのポスターのようです
松江市内にて(2009/06/15撮影)
そして参考出品ですが・・・
こちらが2009年6月に松江市内で撮影した『BATADEN』の告知ポスター。
『BATADEN』~『RAILWAYS』
わたしがこの映画に初めて出逢ったときの、記念すべきポスターです。
あの日、軽い気持ちで撮影した1枚の写真がここまで深くつながるなんて・・・
これもきっと“出雲のご縁”なのですね
出雲路を走る一畑電車は島根の宝物
デハニ50形を守ろう!
映画『RAILWAYS』で大活躍した
日本最古級電車「デハニ50形」は、まさに“地域の宝”。
今後については、「一畑電車デハニ50形活用検討協議会」という場で
いろいろ検討されているそうですが、できれば車両を展示して眺めるだけではなく、
ぜひとも走れる限り頑張ってもらえる「動態保存」の方向でお願いしたいです
だって映画の公開を知り「本物のデハニを見たい!」と思って調べてみると、
すでに2009年3月に引退してたと知った、あの日の落ち込みようといったら・・・
映画を観てからずっと「ぜひ訪れてみたい!」と思い続けていた伊野灘駅。
でも限られた時間の中、1時間に1本のダイヤをうまく乗りこなせるかが不安で、
キッカケがないまま映画の公開も終了してしまい、いつしか季節は盛夏に・・・
そんなとき偶然知った、一畑電車での『デハニ50形体験運転』 のお話。
とんとん拍子で参加が決まって、あとはもう“勢い”
一畑口駅から伊野灘駅まで歩いたことで、
映画の背景になっている普段の出雲の風景を自分の目で確かめられたことには、
とてもとても満足しています~
今回の旅では以前にもずっと増して・・・
映画『RAILWAYS』に興味が沸き、
映画音楽をつくった吉村龍太さんを尊敬して、
もっと出雲を好きになって、
デハニ50形が愛おしくなりました
一畑電車
http://www.ichibata.co.jp/railway/
*** 映画「RAILWAYS」ロケ地探訪と「デハニ50形」体験運転レポ ***
<序章> 一畑電車「デハニ50形」を運転してきます
1・ 宍道湖畔を走る一畑電車を乗りつくそう
2・ 出雲大社の日本一大鳥居
3・ 美しいまま残る出雲の旧大社駅
4・ 「デハニ50形52号」出雲大社前駅に展示中
5・ 一畑電車「デハニ50形」体験運転レポート
6・ 一畑電車「デハニ50形」特製弁当
7・ 出雲大社前駅で見つけたマンホール
8・ 映画『RAILWAYS』ロケ地探訪★雲州平田駅(1)
9・ 映画『RAILWAYS』ロケ地探訪★雲州平田駅(2)
10・ 映画『RAILWAYS』ロケ地探訪★一畑口駅
11・ 映画『RAILWAYS』ロケ地探訪★伊野灘駅(1)
12・ 映画『RAILWAYS』ロケ地探訪★伊野灘駅(2)
13・ ローソン中四国限定「白バラ牛乳入りクリーム」パイシュー
14・ 一畑電車3000系「しんじ湖ラムサール号」
15・ 松江で見つけたマンホール
16・ 松江・しんじ湖の夕日は美しい
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