あっこちゃんこと鈴木明子さんが、本郷理華選手に振付をしている現場の動画を見てから、なんとなく抱えていたもやもやとした感じが少し言葉になったので、メモ。

彼女は、面白い振付師になりそうだ。
振付師の仕事に典型があるのか、それとも一人ひとり全く異なる我流があるのか(こっちの方がありえそう)知らないけれど、彼女だったらこうするのでは、という想像はある。

多分、彼女は最初から完成形を求めることはしない。
ゴールを決めずに、この選手にこの動きを与えたら、どんな答えが出てくるのかな? という実験を繰り返していくタイプなのではないかと思う。
別の言い方をすれば、材料と手順だけを与えて、調理は選手に任せる、分業もしくは協業タイプのような気がする。
理由は、予想外のケミストリにこそ、喜びを見出だす人のように思うから。

これはえらく時間がかかる方法だし、遠方から来た選手に数日で振付をしなければならないような場合には使えない手だ。
しかし駆け出しの今、ホームリンクの後輩たちが相手なら、存分に使える手。
今のうちにガンガン経験を積んで、精度と速度を上げて行って欲しい。

門外漢の想像に過ぎない、取るに足りない戯れ言です。