2012年1月東北レポ2:BP東集会所と牡鹿小竹浜仮設住宅 | ♪♪柚季音楽室記録帳♪♪

2012年1月東北レポ2:BP東集会所と牡鹿小竹浜仮設住宅

一日目、夜はイナリンを教習所に迎えに行って、三吉さんでごはん。
車なのでノンアルコール ハートブレイク

拠点は、少し火を入れていたので着いた時ほど寒くなく、相変わらず息は白かったけど、快適に眠れました。

ところが朝方地震!
今まで地震にあまり動揺しなかったけど、あのアパートで地震に遭うっていうのがめっちゃ恐かった(笑)あせる
震度3~4くらいでしたね。
そんな程度の地震でも津波が来ることを妄想した。

でもその後はゆっくり眠れまして。
朝は寝坊することなく起床。
寝袋就寝もだいぶ慣れました。

支度をしてエマオ拠点へ。
手伝って下さるスタッフのIさんと合流。
エマオさま、色々とご支援頂きましてありがとうございます!

とりあえず、女川のボランティアセンターへ、仮設集会所の鍵をもらいに行く。
相変わらず痛々しい被災ビルを見ながら進むが、11月の女川訪問時に比べ、飛躍的に瓦礫撤去が進んでいたことは嬉しかった。11月には道の両脇に散乱していた瓦礫が殆ど無くなって、土地が見えていた。
けれど、高く積まれた瓦礫。地域ごとの復興の差を感じたことも事実。

この日の午前中は女川の方々が入っている大きな仮設住宅へ。
何度か訪れたことはあったけど、演奏するのは初めてです。

ドレスを着て出るとやっぱり「わぁ!ステキ!」それから「寒いでしょうに…あははっ」っていう声。こちらも嬉しくなります。
セットリストは昨日の押切沼とほぼ同じもの。
ここで嬉しかったのは、今までで一番お茶っこを楽しんでもらえたこと!
Iさんが用意してくれたみかんやお菓子を食べてくれて、余ったものを持ち帰ってくれました~。
またみんなで笑って、泣いて。
お互いに「ありがとう」って言って。


次の予定があるから急いで片付けて移動。
社協に鍵を返しに行っている間、エマオのIさんが気を利かせて下さり、必要なものを買い足して下さいました。

午後からはAちゃんも合流して下さいまして、小竹浜へ。
ここは前にお野菜の販売に同行したことがありました。住民の皆さんがとても暖かく、笑顔が素敵だった記憶があります。前から一度小竹浜でライブがしたかったのでとても楽しみでした。

もともと学校の一部だったところで、震災後は避難所としても使われていたところが集会所でした。

お客様の顔を見て、前半の童謡部分を少々変えまして、「しょうしょう寺のたぬきばやし」や、「笑いかわせみに話すなよ」など、ちょっとかわいくて楽しい童謡を歌ってみました。
比較的年齢層の高いお客様たち。おばあちゃま、おかあさんたち、とーっても喜んで下さいました!
小竹浜では、皆さんとコミュニケーションが行き交う楽しいライブが出来ました。
そして、また笑って、泣いて。
「なんだかね、涙が止まらないのよ…」
そんな風に何人かの方に言って頂きました。
「涙が溢れちゃいそうになったのをぐっと堪えてね」
いえいえ、堪えなくていいんですよ。泣いたらいいんです。

そして、最後に何と、「小竹浜音頭」を頂きました!
「お礼に…」と言って、参加して下さった皆さんが歌って下さったのです。これには感動…。いつか覚えて歌えるようになりたいです。

ライブ後にはお茶っこをご馳走になり、いろいろなお話を聞かせて頂きました。
偶然にも、祝田の洞源院さんの関係でもあり、7月のサンファンでのライブの手配をして下さったNさんに再会できたり、嬉しいことが沢山ありました。


何より、別団体で活動していながら、エマオのお二人に関わって頂けたこと、とても幸せでした。

ちょっぴり、独りよがりだったかもしれないな、と思いました。
みんなで一緒に支援したらいいんですよね。
垣根なんて必要ない。
お互いに協力し合って、復興や被災者ケアに臨んだらいいんです。
今回はその辺りでとても勉強になりました。



参加して下さった住民の皆さん、手配してくれた愛ちゃんぷるのイナリン、そしてピンチを救って下さったお茶っこ担当、め組JAPANとエマオに大感謝です!