「世界卓球2008」というのが、中国の広州で行われています。
テレビ大阪でかなり大きな枠を取って放送されており、ここ2日で3試合が行われました。
今のところ日本女子代表は3勝0敗と調子がいいです。
ただし、明日は因縁の韓国戦ということで、厳しい試合が予想されます。
…ところで、僕は中学のときは卓球をしていました。
また、高校時代も近所の人と卓球を齧っていたので、試合自体には興味があります。
ただ試合を見ていても、卓球の経験がない方の目にはどう映っているのかという気になります。
特に今夜行われたオランダ戦では、戦い方の特徴から「カットマン」と呼ばれる選手が2人も出場していました。
卓球では「カット」という技があります。
球をラケットで切るような感じでスイングしまして、縦にバックスピンをかけるように打つ技なんですが。
どんな球でもこの「カット」で打ち返し、相手のミスを待つ戦術を使う選手を「カットマン」と呼びます。
ところがこの「カットマン」、実際に当たってみるとかなりの駆け引きが必要になってくる相手なんですけれども、いざ試合を見ているととても地味なんですよね。
ただでさえ「地味なスポーツ」と言われているうえ、さらにこの戦術を使う選手が出てくると輪をかけて地味です。
やっている本人達にとっては精神を削る戦いなんですが、おそらく経験の少ない方からすると「遅い球の打ち合い」にしか見えないかも知れません。
いちおう管理人は数年経験したので、この戦いを手に汗握って見ることができるわけですが。
そんな中でも、製作者側の苦肉の策…といいますか、なるべく盛り上げようとする気持ちがにじみ出ているのが、試合以外の部分。
各国代表選手の異名とか、得意技のクローズアップです。
笑えるのは異名です。
「日本のエース」とかならいいわけですが、この他には
「卓球無双」
「革命少女」
「七色の王子サーブ」
など、ネタとしか思えない異名が多いんですよね。
「卓球無双」に至っては、ゲージが溜まったら奥義とか出しそうな響きです(笑)
(※『真三國無双』ネタです)
「王子サーブ」とは、八百屋のオッサンが編み出したという必殺サーブのこと。
「魔球」という紹介の仕方から、『巨人の星』の大リーグボール1号の映像が流れてました。
八百屋のオッサンが編み出した技というのが素敵すぎです。
しばしばサーブミスをするのが玉に瑕。(←必殺サーブとしてどうよ)
また、相手チームの異名も相当なものでした。
例えば今日のオランダの選手の異名は
「欧州チャンピオン」
「阿修羅カッター」
「はぐれロシアンカッター」
でした。
「欧州チャンピオン」はいいとして、「阿修羅カッター」は何やねんという。
お前はアシュラマンかという。
(※『キン肉マン』ネタです)
ラケットを6本持っているのかという。
(※反則です)
特に阿修羅っぽさを出す間もなく日本人選手に負けてしまってました(-"-;A
いま、卓球がアツいですよ(;^ω^A