公私共に、めまぐるしいほどに忙しくて、
なかなかゆっくりパソコンの前にも、座れないような日々。
今日は、ひさしぶりに「一日、何にも予定がないわ~。」と思っていたら、
お友達から、思いがけなくうれしいお誘い。
なかなかチケットが取れない、人気の寄席に出かけてきました。
「時うどん」
「替り目」
ー 中入り -
「天災」
一人の落語家さんが、まだお弟子さんでいらっしゃる時分から、
ご自宅の座敷を開放し、寄席を開いていらした後援者さん。
いまではあちこちから引っ張りだこでいらっしゃる、人気の落語家さんですが、
いまだにその後援者の方のお宅での寄席を続けておられます。
「サーカスの熊か・・・ちゅーほど、○○さんに働かされております。」
そのお言葉の中に秘められた、あふれる愛情と恩義の気持ち。
聞くたび、胸がじーんと熱くなります。
一席目の「替り目」は、初めて聞く演目。
お時間的に奥様率が高かった回ということもあり、
「そういう落ちだったのね~」と、ほんわか気分になる素敵なお話。
こんなにかわいらしい旦那様なら、なんでも許しちゃいますね。笑
良い一日でした。
帰り道は、秋の風情を楽しみながら、のんびり駅まで。
立冬も過ぎたので、
サンドベージュ色の結城に、市松格子のグレーの袷羽織の装いです。
最初の頃、なんだかもったいなくて、なかなか普段に手を通せなかった本結城。
お稽古に通いはじめて、先生がおっしゃった、
「結城は、いつか・・・と思わず、早いうちに手に入れて、
洗い張りがもったいないと思わないくらいに、どんどん着て洗い張りなさい。
そうすることで、ふわっとした質感とつやが出て、もっと着心地良くなりますよ」というお言葉。
実感しています。