晩秋の一日 | ‥暮らしまわり‥  

‥暮らしまわり‥  

京都に暮らす、私の毎日。
古いもの、新しいもの、手仕事、人、美味しいもの、美しいもの。
折々の四季の暮らしを綴っています。

公私共に、めまぐるしいほどに忙しくて、

なかなかゆっくりパソコンの前にも、座れないような日々。


今日は、ひさしぶりに「一日、何にも予定がないわ~。」と思っていたら、

お友達から、思いがけなくうれしいお誘い。

なかなかチケットが取れない、人気の寄席に出かけてきました。



「時うどん」


「替り目」


ー 中入り -


「天災」


一人の落語家さんが、まだお弟子さんでいらっしゃる時分から、

ご自宅の座敷を開放し、寄席を開いていらした後援者さん。

いまではあちこちから引っ張りだこでいらっしゃる、人気の落語家さんですが、

いまだにその後援者の方のお宅での寄席を続けておられます。


「サーカスの熊か・・・ちゅーほど、○○さんに働かされております。」

そのお言葉の中に秘められた、あふれる愛情と恩義の気持ち。

聞くたび、胸がじーんと熱くなります。


一席目の「替り目」は、初めて聞く演目。

お時間的に奥様率が高かった回ということもあり、

「そういう落ちだったのね~」と、ほんわか気分になる素敵なお話。

こんなにかわいらしい旦那様なら、なんでも許しちゃいますね。笑

良い一日でした。


‥暮らしまわり‥  


帰り道は、秋の風情を楽しみながら、のんびり駅まで。


‥暮らしまわり‥  


立冬も過ぎたので、

サンドベージュ色の結城に、市松格子のグレーの袷羽織の装いです。


最初の頃、なんだかもったいなくて、なかなか普段に手を通せなかった本結城。


お稽古に通いはじめて、先生がおっしゃった、

「結城は、いつか・・・と思わず、早いうちに手に入れて、

洗い張りがもったいないと思わないくらいに、どんどん着て洗い張りなさい。

そうすることで、ふわっとした質感とつやが出て、もっと着心地良くなりますよ」というお言葉。


実感しています。