このところ携帯電話の着信にものすごくナーバスになっていました。
原因不明の体調の悪さに2週間以上悩まされてました。
先週日曜日、名古屋でイベントをさせて頂き、帰りに久々にすーって気分が楽になりました。
この時でしたね。
変に思って恵二さんの状況を確認するためメールをしましたが、反応なし。
家に着き、携帯が鳴り、嫌な予感的中です。
恵二さんが僕のすぐそばにずっと居て戦っておられたと理解できました。
もちろんショックでしたし、悲しかったですが、不思議とその瞬間は普通でした。
なんでやろ。
あの富士の時に覚悟したのかな。
だから写真に収めてんけど。
もう悪い身体で十分頑張って頂いたから、ゆっくりとして頂きたいという想いだったかもしれません。
それから恵二さんの写真を玄関に飾り、ヘルメットを磨き眺め、そしてかぶって
「恵二さん、頭小さいわ！」って。
まあ、この時点で普通やないですね。
恵二さんのMeijuの跡取り、娘婿の森くん(ほんまは松本)と、僕と同じ恵二さんの弟子のサクシードスポーツ永守代表、そして童夢の林顧問と連絡を取りながら今後について話をして、恵二さんに静岡から京都に戻って頂いて。
そこから2日間は東京に居ました。
気持ちは京都にありながら、決まっていた遊びも仕事も普通にスケジュールをこなし、水曜日に京都入り。
そうしろと言われてる気がしてました。
お通夜とお葬式、斎場、初七日法要、全て恵二さんの側におらせていただきました。
僕にとって素晴らしい素晴らしい時間でした。
皆んなが集まり、涙してるかと思えば大笑い。
お酒をたくさん飲んでどれだけワイルドだったかの松本恵二自慢。
深夜には恵二さんの最後3日間の状況を話す親族からも笑が溢れ、涙して、笑って、涙して、笑って、涙して。
寂しがりやの恵二さんやから皆んなで騒ぎました。
恵二さんの作ってきたあの空気感。
恵二さんが再び結びつけた再会というご縁、そこには素晴らしいものがいっぱいありました。
レーシングドライバー脇阪寿一は松本恵二さんによって作られました。
人を育てるという事の決意、責任感、無償の愛。
永守も、森も、シゲもそうですね。
道上も本山さんだってそうかもしれません。
サクシードのFIA F4川端伸太朗は最後に恵二さんから何かを感じ何かを背負ったかもしれません。
岸本さんか、げんじさん、よねちゃん…
メカニックにもいっぱい居ますね。
恵二さんは怖いイメージが先に行きますが、誰よりも愛情を僕らに与えてくださいました。
今回僕は恵二さんからメッセージをもらった気がしています。
会場の雰囲気、集まった人が作り出す恵二さんのメッセージ。
「おい、お前ら、俺が色々教えたったんやさかい、ちゃんと協力し合って、ちゃんとせい！！ええかぁ⁈」
恵二さん
長い間、我々にたくさんの愛を頂きありがとうございました。
たくさんのご指導、ありがとうございました。
恵二さんに喜んで頂けるよう
恵二さんに照れ笑いしてもらえるよう
恵二さんに怒られないよう
精一杯頑張って生きていきます。
僕は死ぬまで松本恵二さんの弟子です。
ゆっくりと、ゆっくりと
お休みください。
今頃、いっかんさんと再会されてる頃ですか？
ぱぱも、みのるさんも、恵二さんに先を越されて寂しそうですよ。
恵二さん、身体悪いのにいつも豪快にお酒を飲んではりましたよね。
1995年途中から恵二さんにお世話になり、すぐに大好きになり…
いつも一緒におらせてもらって
それからずーっと
いつも恵二さんが死んでしまうのが怖かったです。
そんな夢も今までたくさん見てきました。
ほんまに恵二さん死んだから、もう怖がるの辞めますね。
でも涙が止まりません。
大変お世話になりました。
ありがとうございました。
ジュンイチ
