【書評】スノーデン・ファイル

これも遅くなってしまってごめんなさい。
今月2冊めは、こちらです。

スノーデンファイル 地球上で最も追われている男の真実/日経BP社

￥1,944
Amazon.co.jp

今回もレビュープラスさんより献本頂きました！
いつもありがとうございます。


氏の名前を耳にしたことのある方も多いと思います。
だけど、詳しくはよくわからない方が多いのも事実だと思います。
僕もそのうちのひとりです。

こうしたニュースが、大きく、詳しく、そしてしつこく報道されることがない日本って、なんだか平和だなぁなんて強く心に刻まれたような気がします。


日々の会話が残らず記録、収集されてしまう世界。
そしてそれを牛耳っているのが、あのアメリカであること。

普段何気なくつかっている、Google、youtubeすら情報収集の一端を担っているのです。


本書の内容は説明するよりも、実際に、その目で確認してほしい。
スパイといえば、アクション・悪役・美女救出が、鉄板だろうが、最先端の事情はどうもガチガチの肉体派ではないのだ。

PC、インターネットを駆使し、リアルとバーチャルの世界中を飛び回る、スーパー事務職員みたいなのが、現代のスパイの実態なのです。

それでも下手な三文アクション映画よりも、手に汗握る文章が、より事件をドラマチックに仕立てている。

そんじょそこらの刺激には飽きてきた方、ぜひ本書を手に取り、『１９８４』も顔負けの「現実」へ、飛び込んでみてはいかがでしょうか。