食養生49 夏の水分不足はNO〜! | ジュゲン 小森社長のブログ

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創業67年、神奈川県 戸塚にあります
健康食品会社 ジュゲン(株)代表取締役 小森拓也です。
【食養生】を月に1回、書いています。

食養生とは、医食同源
病気にならないための食生活
日本人の体質にあった食と健康の話です。

小森です。

 
いよいよ今日から7月、夏本番ですね。
 
真夏になると、少し外にいるだけでも一気にが噴き出てきます。

私は汗かきな方なので、外出時は大きめのハンカチやハンドタオルは必須です!(^^;
 
 
汗は体が体温を下げるために出ますから、体内の水分は急激に減少してしまいます。
 
 
汗の量には個人差はありますが、一般的に夏場になると皆1日に約1リットル以上もの汗が出ています。
 
汗が出ないようにと水分を控えてしまう人もいますが、水分を控えすぎてしまうと脱水症状の危険性が出てくることが広く知られていますよね。
 
 
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そして更に脱水症状が発端で多く見られるのが、「脳梗塞」です。
 
日本人の死因第4位の脳血管疾患(脳梗塞・脳出血・くも膜下出血)です。
 
 
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脳血管疾患で死亡した人のうち約6割が「脳梗塞」が原因だそうですが、
 
 
意外と知られていませんが
脳梗塞は冬より夏の方が多いのですね。
 
 
血圧が上がりやすい冬場に多い病気として知られていましたが、冬場と同様に夏場にも1つのピークがあると報告されています。
 
 
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夏場に大量の汗をかくと、水分とともに体内の塩分も一緒に失われます。
 
 
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そうなると体液中の塩分濃度が低くなり、低い塩分濃度に合わせようと、さらに水分を排出するため、脱水症状になってしまいます。
 
 
 
そして血管を流れる血液が濃くなり、ドロドロ状態になることから血管が詰まりやすくなり、細い血管が集中している脳で「脳梗塞」になりやすくなるんです。
 
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汗をかいている実感がなくても体からは水分が失われていきます。
 
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のどの渇きは、脳の中枢が体内の水分量が少ないことに感知して働きますが、そのときには既に体は「水分不足」になっているんですね。
 
体内の水分は2%失われると強いのどの渇きを感じます。
 
 
さらに水分損失率が8%になると呼吸困難やめまい、10%で失神、20%を超えると生命の危険に及んでしまいます。
 
 
私たちの体には、不足したときの水を蓄えておく機能がありません。
 
そのため、喉が渇いてからの水分補給だと、必要な部位まで届くのに時間がかかってしまいます。
 
つまり、喉が乾く前の水分補給が大切になってくるんですね。
 
 
眠っている間は、コップ1杯程度(200ml)の汗をかくといわれています。真夏の熱帯夜ではそれ以上でしょう。
 
 
 
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そもそも人の体は多くの水でできていて、幼児では体重の約80%、子どもでは約70%、成人では約55〜60%、高齢者では約50%と年齢によって異なり、年齢を重ねるにつれて体内の水分量は減っていきます。
 
 
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成人では何もしなくても、1日に約2500mlの水分を体から失っています。
 
 
 
高齢者になると加齢により、のどが渇いたという感覚が、鈍くなっていて、脱水状態に陥っていることにも気づかなくなってしまいがちです。
 
 
 
普段は体から出る水分と体に入る水分のバランスは常に保たれていますが、
夏場に気温が上がって体の水分が失われる日が続く場合、1日に摂取する水分を増やさないと体の水分バランスが崩れてしまいます。
 
 
夏場は喉が渇いていなくても意識して、水分をこまめにとるようにしましょう!
 
 
 
それから補足ですが、夏になると水分補給をいい訳に、ついつい冷たいビールを美味しく飲みすぎてしまいがちですが、
アルコールとホップという利尿作用が高い成分を含むビールを飲むと、かえって飲酒量以上の水分を排泄してしまいます。
 
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ですので、ビールを飲んだ後こそ水分の補給を心がけましょう^ ^
 
 
 
 
次回の食養生は、7月15日にUPしますパー
 
 
それでは、また。