カムアウトしたての中学生ゲイ | ゲイ嫌いのいない街をさがして

カムアウトしたての中学生ゲイ

中学生達がバスケットボールに興じる校庭にカメラを無造作に向けるたら、こんな状態になられてしまった。「ヒョエ~」と叫んで逃げたが、ものすごい勢いで追ってこられてしまう。どうしていいかわからずに、「こんなに大勢の10代の男の子に追い回されるなんてぇン☆」と、とりあえずウットリしてみました(バカ)。

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この中にゲイの子がいないかと思い、苦労して聞き出したところ、みんなが指し示したのは14歳のエンリケ君。なんでもエンリケ君は、自分がゲイであり、もしかしたらムシェかもしれないことを父親に告げたばかりとのこと。

「お父さんは、どんな返事をしましたか?」と、エンリケ君に質問してみる。
「僕の父は医者で、父は僕に医者になって欲しかったので、少しがっかりしていました。でも、お前にはお前の人生を決める権利があると、すぐに理解してくれました」と、答えるエンリケ君。
「学校のみんなはエンリケ君のこと、どう思っているの?」と、周囲の少年に聞いてみると、「コイツは面白いし悪くないヤツだから友達だよ。でも、好きになられてもオレは困るけど」と、一人の少年が答えてくれた。

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14歳のエンリケ君。シャイで可愛い子でした。

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高校生カップル&友人にも出会いました。


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今晩ムシェの祭が開催される広場に行ってみると、音響機材はセットしてあるものの、なんの飾りつけもされていない。
「このまま祭をやるの?」とアイダに尋ねると、「飾りつけはお金がかかるから、ベラ(大祭)じゃない限り、やらないわ。」とのこと。年間に600も祭りがあるんだから、いちいち飾り立ててもいられないか。。。そうこうしているうちに、ポツリポツリと雨が降り始め、そのうち土砂降りになった。
「こういうこともあるし、やっぱり飾りつけはムダになることが多いの。」と、アイダ。
「こんな雨じゃ、祭が中止になっちゃうんじゃないかな。」
「ダイジョウブよ、すぐにやむわ。」
レストランで軽食をとりながら、雨がやむのを待つアイダとワタクシでありました。

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揚げたトルティーヤとチーズの入ったソパ(スープ)。揚げ油の匂いとトマト風味のスープがマッチして美味。

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チーズと鶏肉を巻いて揚げたトルティーヤにコールスローサラダのようなものをかけたもの。

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雨もやみ暗くなると、ヒトが集まってきた。

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ムシェの祭を見に来た高校生ノンケ・カップル。フチタンといえども、ほとんどの人はノンケであります。

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やけにベタベタしてる女の子たちだったが、あとで考えれば♀♀だったのかも。

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やっぱ、ムシェの祭なんだから♀♀だって来るよねー。

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「私の父はムシェなの」と言われて、びっくり。そういうのもアリなんだって!吉本ばなな「キッチン」みたいなもんか(違)?。

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かわいいノンケ君たちも、祭を見に来ていました。