商社の鉄鋼出身は男芸者 | JTT海外展開のブログ

JTT海外展開のブログ

JTTは鉄鋼製品や機械を輸出する商社です。また海外進出する企業を支援する事業も行っています。社長の相田和宏は25年以上にわたり、中国、ベトナム、韓国、インド、ミャンマー等の企業と人と関わってきました。その異文化交流のエピソードや苦労話や最新情報をお伝えします。

NHK会長の籾井会長の発言が物議をかもしているが、「あ~ぁ」という感じである。籾井会長は三井物産の鉄鋼部門出身。商社鉄鋼担当はご存知のように、新日鉄やJFEスチールの担当と、そのお客様との間に入り、「飲んで、踊って、飛ぶ、脱ぐ」ということを毎日やっている男芸者である。


正直、鉄鋼部門は大手商社でも体育会系がほとんど。体が大きく、声もデカイ。頭はあまり使わない仕事である。アジア諸国駐在をしても、毎日脱いて全裸で店を走る。ウォッカを呑んで火を噴く。飲み屋の女性とのゲームに負けて、縄で吊るされる・・・・。


鉄鋼部門社員は東大卒でも京大卒でも飲み屋で吊るされる。全裸で走る。昔、日商岩井の熱延輸出担当課長が罰ゲームで、店で吊るされて喜んでいた。彼は京大法卒であった。


私も20年以上の鉄鋼取引経験があり、多くの商社マンの悲哀(?)をみているが、鉄鋼は派手であり、脱ぐのも好きでやっている人が多い。三井物産の鉄鋼部門の女性を知っているが、社内の飲み会では、若手は脱いで、自分の逸物を社内の女性の頭の上に乗せて、喜んでいる。乗せられた女性は「いつものこと」と気にしていない。これが鉄鋼文化である。


米国ならセクハラどころか、訴訟になって大変な罰金を払うことになるが、日本では平気である。「飲んで、踊って、脱いで走る」ことで、「お客様に気に入られてナンボ」の世界である。籾井会長も若いころは毎晩脱いでいただろう。それが文化なのだから。


鉄鋼商社は三井物産、住友商事、メタルワン、伊藤忠丸紅であれば、メーカーから見て、基本どこも一緒なので、営業担当の人柄が取引量に直結する。聖人君子など必要ない。お客様のために、死ぬ気で飲み、場を盛り上げようとする人がよい人なのだ。


商人に主義主張等あってはいけない。鉄鋼部門は日本人であっても、中国の飲み会では、「尖閣諸島を中国のものだ」と叫び、「韓国では竹島は韓国領だ」と話して、その場を盛り上げるのだ。「お客様に楯突いてはいけない」「ご無理ごもっとも」の精神がないと、物売りなどできない。


このような文化から副社長まで上り詰め、場違いな日本ユニシス社長もやった人に、見識がある訳がない。従軍慰安婦等気にしていない。入社以来、40年以上もお客様を喜ばせる仕事をして、コンパ盛り上げ要員の極め付けで三井物産副社長までなった人である。ある種男芸者の頂点である。幇間ともいう。


このような人は、定例会見が必要なポジションは似合わない。主義や主張があったら、三井物産鉄鋼部門のトップになってはいまい。同じ三井物産でも、調査部門の寺島実郎氏とはまるで違うのである。人種が違うぐらいの差である。


商社の鉄屋はオリンピック招致委員会等、裏金や夜の接待の必要な仕事は向いている。この会長人事の取違いは、安倍政権の人事ミスであろう。安倍首相も神戸製鋼のステンレス輸出かであったので、この文化をよく知っているはずだが・・・。なぜ選んだのだろう?