習近平氏 強気の外遊と弱い国内基盤 | 戦車兵のブログ

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戦車兵のブログ 「習近平氏 強気の外遊と弱い国内基盤」

国内のしくじりは国外での活動でアピールしたいのだろう。
国内は中国の指導者そのものが腐っているからどうしょうもないのだ。
共産党幹部は強気の外交だけが頼りなのかもね。

以下産経ニュースより転載



 【北京=矢板明夫】中国の次期最高指導者に内定している習近平国家副主席は23日、米国、アイルランド、トルコの3カ国歴訪を終え帰国した。経済力と軍事力を背景に大国ぶりをアピールし強硬姿勢ものぞかせた。しかし外遊期間中、国内で同じ派閥の大物政治家の失脚情報が飛び交うなど権力闘争が激化。習氏不在で政治局会議が開かれたこともあり、党内での権力基盤のもろさをもうかがわせている。

 国営新華社通信などによると、習氏は21日、トルコのエルドアン首相と会談した際、両国関係を発展させるには、トルコ内で活動するウイグル人組織が独立運動を行うことを「有効的に阻止する」ことが必要との立場を強調した。

 トルコ国内には中国の弾圧を逃れた多くの亡命ウイグル人組織があり、エルドアン首相は同情的立場とみられている。習氏の発言はトルコに対する強い牽制(けんせい)だ。


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 外交筋によると、今回の歴訪の目的は3点あった。(1)最も重要な外交相手である米国と「対等関係」を築く道筋をつける(2)欧州訪問で中国の経済力をてこに影響力拡大を狙う。このため、金融、債務危機にあえぐアイルランドが訪問先として選ばれた(3)中国からの独立を目指すウイグル人組織に影響力を持つトルコに対し、ウイグル問題への関与を牽制する。


 習氏は今回の外遊で国家元首としての資質を示し、まずまずの外交成果を残したといえる。

 しかし、国内の政治は揺れ動いた。重慶市の王立軍副市長が米国総領事館へ駆け込み、同市トップで政治局員の薄煕来党委書記の政治生命へのダメージは必至だ。薄氏は習氏とともに、元高級幹部子弟で構成する「太子党グループ」に位置づけられる。

 さらに習氏をめぐっては、20日に北京で政治局会議が開かれたことに注目が集まっている。党中央書記処筆頭書記という要職にある習氏は、本来ならば会議の事務局長としての役割を果たさなければならないが、習氏不在で会議が開かれたことは異例だ。

 胡錦濤国家主席が主導し「重慶の問題が会議のテーマ」ではないかとの憶測が出ている。一部香港紙は「薄氏は会議で辞意を表明したが、受け入れられなかった」と伝えた。

 習氏は当面、重慶問題の処理に追われるとみられる。習氏の権力基盤はまだ固まっていない。胡錦濤派の激しい攻勢をどうかわすのかその動向が注視される。

(産経ニュース)



権力争いで中国の基盤が崩れて外国へ悪さできなくなると一番いいよね。

でも、これが解決したら怖いよね。


まず敵対勢力の徹底的な粛正を行われ、それらの不満は外敵に向けられ戦争をして挙国一致をはかるであろうから。