本流浪漫 箒川釣行 4/23
投稿者by淡水マン 2010/4/23釣行
今回は那珂川水系の箒川に行ってまいりました
そろそろ活発に動くヤマメに比例して、釣行も間隔が短くなってまいりました
この時期はアンテナを高く張っているせいか、ウズウズして各地の川が気になります
そろそろ捕らないと皆様に、「成長しね~な~」と言われかねません
誕生日を迎えた、山猿さん、に釣っていただこうと言うことで
タイムリーな情報を得た、箒川に挑戦です
箒川下流域の画像 どうですこの大場所
このポイントは鮎釣りの有名ポイント
解禁時にはオトリ鮎を狙ってきたヤマメが、掛かってしまう事もあります
そんな現場を何度か目撃したことがあるポイントなんです
この場所の近くには那珂川合流があります 差してくるのを待つ忍耐の釣りです
淡水マンタックル
【竿】 メインストリームヤマメライト90MS 【天上糸】0.8号フロロ
【道糸】フロロ 黒渓流0.4号
【針、オモリ】スーパー山女魚7号 ゴム張りガン玉
山猿さんタックル
【竿】 スーパーゲーム刀90NX 【天上糸】無し
【道糸】フロロ GMFX0.8号 通し
【針、オモリ】サクラサツキ1号 ゴム張りガン玉
当日の最高気温は9度で、朝のうちは水の中の方があったかい状況でした
水温は11度あり、水は前日の雨のせいでササ濁り気味
小雨が降ったりやんだりの中、じっくり遡上を待ちます
ハヤの活性は非常に高く、水流のゆるい場所に入るとうるさくじゃれてきます
出来るだけ流芯に近い緩めの場所を狙い、水の中の住人の反応をうかがいます
早瀬の下の荒い流れのチョイ後ろに水の捲いているところが…
そのポイントのさらに後方には理想的な沈み石があり、流れもちょうど良さそう
「水の中の住人達は、ここを目指して必ず来る」
何度も寒さに心が折れそうになりながら、そう強く念じ、9mの魂を振り込みます
時間も午前9時近くになり、集中力もだんだん緩んできます
そんな中、ウマくポイントに入り、理想的な水流に餌がなじんでいきました
「これでアタッたらドラマだな…」
そんな事を思いながら、注意力が散漫にならないよう目印を見つめます
すると根掛かりでもないのに不自然に目印が止まり瞬間的に合わせを入れます
ゴンゴンゴンッ
小気味良い首振りとともに竿がめいっぱいしなり、銀色の魚体が底波から浮き上がります
こちらも臨戦態勢を整え、竿をしっかり立て、テンションを掛けながら、応戦します
水の中の住人は必死に針をはずそうと、首を振りながらどんどん下っていきます
手前には強い流れの流芯があり、そこを交わさなければ、取り込み不可能
どんどん下る銀色の魚体に合わせ、へっぴり腰の自分も必死についていきます
下流に行くにつれて緩くなる流れを確認していたので、「下る」に掛けます
ハリスは0.4号、沈み石も有り無理はできない
「とにかく大事に大事に…」と自分に言い聞かせながら…
山猿さんが私の様子に気付き、釣りを止めて一緒に下ります
何と心強い事か… 尺ヤマメを確認して、
「もう少し下流まで行きましょう」と水深を見ながら誘導してくれます
膝下くらいの緩い流れの所まで来た時、さらに溜めてゆっくり寄せに入ります
ですがタモ入れまで気は抜けません
手を伸ばせばすぐ届きそうな所に、横たわっている尺ヤマメ
ここでタモをとり、一気にバシャーッ
100mくらい下ったでしょうか
掛けたポイントを見つめ尺ヤマメに戻ると一気に体中に武者ぶるいが
ウォ~~~~ッ
念願の尺ヤマメ~、とったど~っ
何枚も何枚も写メをを撮り、こんな感じに写してみました
山猿さんも心から喜んでくれて、こんな自分を讃えてくれます
武者ぶるいは全然止まらない煙草を4本も吸ってやっと収まる始末です
濡れた子犬が、プルプル震えているように挙動不審な動きをしてました
その間に山猿さんは釣り再開
時合いが去らないうちにバースデー尺ヤマメを狙います
真剣な表情、きっと高い集中力で気をうかがっているのでしょう
来たよ~
漂々とした口調で戦闘開始の合図を口にして
竿を目いっぱい絞りながら、徐々に下っていきます
50mくらい下ったでしょうか
軽く30は超えている銀色の魚体は、写メを撮っている場所からもしっかり見えます
緩いところで寄せに入り、一気にタモ入れ成功
祝バースデー戻りヤマメ~ッ
山猿さんの戻りのサイズは35㎝でした
二人とも尺を無事キャッチし、何とも言えない高揚感
初モノなので、今回はキープさせていただきました
上が34㎝、下が35㎝で~す 何度もすみません
本流釣りを本格的に始めて、ちょうど一年…
とっても長い道のりでしたそして本流につきあってくれた皆様、有難うございます
そしてブログをご覧頂いた皆様の励ましや暖かいコメントのおかげで、ここまでこれた気がいたします
感謝、感謝でございます
自分は要領が悪く、器用では有りません
ウマい方や、センスのある方から見たら、
本流釣りに向いてないかもしれません
でも続けないとうまくならないのは事実です
昨年の4月に細山さんの講習会に参加し、本流を本格的に始めました
雄大な川の前でなすすべなくボーズなんて事もたくさんありました
下手は下手なりにいつかは道が開けると信じて竿を振り続け
めぐってくるチャンスを待ち続けてきました
そして今回チャンスを手繰り寄せ、尺をつかむことができました
これにおごらず、初心に帰り、さらなる大物を狙いに行きたいと思います
次はGW明けになるかな~
カッコ悪いへっぴり腰を治せるように精進したいと思います
治せるかな~
ではここで一句…
へっぴり腰、戻りヤマメに、武者震い (爆 アホデスネ~
では皆さん良い釣りをアディオス