すべらない話・20回記念大会━━わたくしメシアの最大の驚きは森田まさのり | メシアのモノローグ~集え!ワールド・ルネッサンスの光の使徒たち~

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混迷をくり返す世界を救うべく、ひとりでも多くの日本人が現代に生を受けた意味に気づかなければなりません。世界を救うのはあなたの覚醒にかかっているのです……。

 先日、フジテレビの大人気番組≪人志松本のすべらない話≫20回記念大会が放送され、MVSに笑いあり感動ありの寿司屋の話を披露した千原ジュニアが選ばれることとなった。

 

 
 それ以外にも傑作話は数多くあったのだが、私が番組の中で1番衝撃を受けたのはそんなことではなかった。

 

 
 CMに移る際、すべらない話を聞くべくスタジオに駆けつけた有名人たちがカメラの前で『すべらんなぁ~』というシーンが流れるが、その有名人の中に一瞬ぎょっとする人物がまぎれていたのである。

 

 
 ひとりの小柄で見知らぬおじさんが若い女性タレントと一緒に『すべらんなぁ~』といったのだが、私はおじさんの顔をパッと見ただけではその人が誰なのか瞬時にはわからなかった。そして画面下に出ている名前を目にした瞬間、『え!?この人が!?』という強い衝撃に襲われることとなった。

 

 
 女性タレントと一緒に『すべらんなぁ~』といった小柄な見知らぬおじさん━━その人こそ、あの森田まさのりだったのである。≪ろくでなしブルース≫や≪ルーキーズ≫を描いたあの大漫画家・森田まさのりその人だったのである。

 

 
 そういえば彼は以前、このようなことをいっていた。

 

 
 「松本人志はおもしろい。おそらく僕にとって史上最高の笑いを与えてくれる人だ」

 

 
 つまり大ファンの松本人志の話を聞くべく、すべらんサポーターとしてスタジオに駆けつけていたというわけなのだ。

 

 
 ところで、なぜそんな森田まさのりの姿を目にして強い衝撃を受けたのか?そのあまりの変貌ぶりゆえである。

 

 
 森田まさのりの出世作≪ろくでなしブルース≫と出会ったのは小学生の頃で、中学時代にコミックを揃えてむさぼるように読んだものだった。そしてコミックに毎回森田まさのりの顔写真が載っており、その当時の“陽気でおちゃめで親しみやすそうな普通の青年”というイメージが刻み込まれていたのである。ちなみに当時の森田まさのりは20代だった。

 

 
 それから20年ほどが経過し、思わぬところで森田まさのりの顔を見ることとなった。

 

 
 40代に突入した森田まさのり━━ひどく老けこんだというだけでなく、全身から異常な落ち着きと解脱をしたかのような神秘のオーラを放っていた。20年前の陽気でおちゃめな普通の青年の面影はまるでない。まさしく巨匠然とした風格を備えていたのである。そのあまりのギャップに『え!?この人があの森田まさのり!?』といった驚倒に襲われたというわけなのだ。

 

 
 森田まさのりが画面に大きく映ったのはCM前の『すべらんなぁ~』のわずか2、3秒だけなのだが、そのシーンこそがすべらない話20回記念大会で私が最も印象に残っているシーンといえる。

 

 

 

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