くも膜下出血 | Joe’s Diary2 ~恵比寿・広尾・渋谷/指圧・整体・治療院Js(ジェイズ)

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一人一人の症状やライフスタイルに合った、根本的な治療方法、コンディション作りをご提案します。

脳卒中の中でも、血管が詰まってしまうと脳梗塞になるが、血管が破れると、破れた場所によって、くも膜下出血(くも膜とは脳と脊髄の表面にある膜)や 脳出血となる。くも膜下出血は、くも膜下腔に出血が起こり、脳脊髄液の中に血液が混入してしまうことを言う。今朝亡くなった巨人の木村拓也コーチの様に30~40代の働き盛り世代、壮年期の人の方が高齢者よりも多いとされている。



最初の出血で1/3が死亡すると言われていて、4週間以内では半数、10年以内では60~80%が死亡すると言われている。また助かったとしても、軽い障害のみで社会復帰を果たせるのはわずか20%ととても低い。出血した瞬間に突然バットで殴られた様な頭痛がするのが特徴だ。首から後頭部の痛みや違和感は数日間続き、吐き気を伴うことも多い。脳内血腫がなければ片麻痺や失語などの症状はみられないが、出血が多い場合、意識障害を起こすため、頭痛を訴えることはできない。



くも膜下出血の80%は脳動脈瘤の破裂によるものだ。

くも膜下出血の大部分を占める脳動静脈の破裂は、動脈の一部が膨らみ、血管壁がもろく、弱くなったことから起こる。脳動脈瘤がある人が、運動や興奮する事によって脳への血圧が上がってしまうと、動脈瘤の一部が破裂して出血を起こす。出血するのは数秒とごくわずかな時間だが、流れ出た血液がくも膜下腔全体にアッ!という間に浸透してしまい、頭蓋骨内圧亢進症状や髄膜刺激症状を起こす。一旦止まった動脈瘤からの出血も再出血をおこすことも多く、その再出血が致命的となることは少なくない。また手術を行なったとしても、出血後2週間くらいは注意が必要で、場合によっては脳梗塞になる事もある。またくも膜下出血によって脳脊髄液の流れが悪くなり、水頭症という状態になることもある。徐々に進行する痴呆、歩行障害、失禁・・・・・。さらに、治療経過中には、肝、腎、呼吸器、循環器、胃腸など、全身の合併症によって状態が悪くなることもある。




くも膜下出血予防するには、破裂前に脳動脈瘤を診断し、治療すること以外にない。高血圧症、運動不足、飲酒、喫煙、遺伝の関与が指摘されているが、脳動脈瘤ができる原因はわかっていない。人間ドックや健康診断では、胃癌予防のために胃カメラをおこなうのに、致死率の高いくも膜下出血は十分に予防されていない。今後、くも膜下出血が予防する病気 脳動脈瘤の診断が重要ということが一般的な認識になることが必要かもしれない・・・・・




とりあえず、お酒を少し控えて、自分の血圧くらいは常にチェックする様にはしておきたい。