カナダから届いた小包 | 緑家のリースリング日記 ~Probieren geht über Studieren~

カナダから届いた小包

待望のワインが我が家にやって来た。カナダから。!?

段ボール箱にはベタベタとシールがたくさん貼られていて、最終的に日本の税関で開けられて再梱包された後

「税付」の赤いシールが貼られて出来上がり。いやもうなんと賑やかなことだろう、何が何だかよくわからない。


新・緑家のリースリング日記


だが、カナダワインを頼んだ訳でもカナダのショップから送って貰った訳でもない。ドイツから送って貰ったのだ。

実は荷物はベルリンを出発して一路我が家に届く筈であったが、何故かカナダのトロントに行ってしまったらしい。

あまりにもウチから「届いた」の連絡がないものだから、先方から「ちゃんと届いてます?」のメールが来たのが

2週間前のこと。ドイツ・日本の両方向から荷物の認識番号を頼りに追跡調査をするも、行方不明でさぁ大変。

ドイツ郵便は「日本の税関には届いている」と言うが、こっちの郵便や税関は「ドイツ発送の形跡はあるものの

日本には来ていない」。気の毒なベルリンのショップ担当者は、逐一調査の経過をメールで送ってくれるので

こっちも郵便やら税関やらに問い合わせた結果をあちらに知らせない訳にはいかない。そんなこんなで何度も

メールのやり取りをしているうちに独文メールを書くのがちっとも苦にならなくなって来た。(ただし内容は別)

まったくこの世の中、何が幸いするのかわかったもんじゃない。


そうこうするうちに、ひょっこりカナダから荷物が我が家にやって来たという訳である。長旅お疲れさんだったね。

幸い中身に噴いた形跡も無く、何よりもこんな時期なのでほとんどのモノがスクリューキャップの早飲み用の

新酒だったのでまぁ良しとしよう。早速ショップの担当者、ヴェルナー女史に次のような意味のメールを送った。


「いやー、御心配をおかけしましたが、なんと遥々カナダから届きました。でもね、頼んだリースリングが1本

シャルドネに間違ってましたよ。よりによってまぁシャルドネと間違うなんて...ま、もういいけど」